日本懐かし10円ゲーム大全 (タツミムック)
新幹線ゲーム・ルーレットなど10円で遊べるレトロゲームを一挙紹介!懐かしい!遊びたい!
その昔、古いゲームセンターや駄菓子屋さんにひっそりと置かれていた「10円ゲーム」たち。コレクターであり、東京都板橋区の「駄菓子屋ゲーム博物館」の運営者である筆者が、豊富な実機の写真を掲載し、性能やエピソードなどを語っています。
このシリーズの前作『日本懐かし自販機大全』(紹介記事)があまりにも楽しかったので、こちらも手にとってみましたが、より思い入れのあるジャンルだけに、本当に懐かしく楽しめました。
いいおっさんになり、こういった昔懐かしい系に強く反応してしまう年になってきたことを実感してしまいます(笑)
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説明文:「純粋な子どもだった昭和の自分に、再会したくありませんか?絶滅寸前!!駄菓子屋系“レトロゲーム”一挙大集結!
かつてビデオゲームが登場する以前、日本の昭和40~50年代頃の子どもをめぐる風景に「10円ゲーム」は欠かせない存在でした。駄菓子屋やゲーセン、デパ屋遊園地などの主役として設置されていたそれらゲーム機ですが、時代の移り変わりとともに衰退の一途をたどり、現在では一部スポット以外ごく少数しか稼動していない、いわば“絶滅危惧種”と言えるような状況です。
本書は、東京都板橋区内にある、日本で唯一の専門施設『駄菓子屋ゲーム博物館』の館長でこの世界の第一人者である著者がまとめた、本邦初の10円ゲームについての本です。貴重な機体や資料などが失われてしまう前に、全国に現存するレトロゲーム機を可能な限り網羅して収録、詳しい解説を加えた、まさに大全と呼ぶに相応しい一冊です。」
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主な項目は以下のようになります。
●これぞ!10円ゲームの王道!!『新幹線ゲーム』徹底解剖
●ゲーム機カタログコレクション
●10円ゲームと昭和の風景「東京下町 駄菓子屋編」「デパート屋上遊園地編」
●思う存分満喫できる!10円ゲーム三昧スポット
●インタビュー特集 など
新幹線ゲームとは、投入した10円玉を弾いていってハズレ穴を避けながらゴールを目指すもの。昭和生まれの人間であれば、誰もがプレイ経験のある定番ゲームですね。
新幹線をデザインしたものがもっとも有名だったため、こうしたアダ名で呼ばれていますが、それ以外の亜種もたくさん紹介されていて、懐かしいものも見つかるかもしれません。また、筐体の中を公開したり、当時のカタログを紹介したりするのもいいですね!
紹介されているゲームのタイプは様々で、「10円はじき系」「玉はじき系」「小型機」「パチンコ系」「ルーレット系」「ドライブゲーム」「クレーンゲーム」「ユニーク系」など、計79機種が登場しています。
個人的に一番好きなのが「ルーレット系」です。偶然にも30倍を当ててしまったり、調子に乗っていると0や00に止まったり、夢見がちな少年にギャンブルの厳しさと楽しさを教えてくれたゲームでした(笑)
これにも色んな亜種があって、有名なのは「ピカデリーサーカス」シリーズですが、昭和のスーパーカーブームのころに登場した車モチーフのもの(2とか4などの数字ではなく、それぞれ車の絵柄になっていたりします)も紹介されていて、懐かしい限りですね!
こうしたゲームがまだプレイできるお店(関東ばかりですが)も紹介されていますので、この本を読んでから向かうといいでしょう。
昭和生まれの元少年の皆さん、ぜひ手にとってみてください!