2016-04-08
昭和のレトロパッケージ
昭和の「パッケージデザイン」を俯瞰。いま見ても古びない美しさです
昭和の時代の「パッケージデザイン」に注目し、簡単な解説とともにその特徴を俯瞰できる一冊。食品・文具・生活雑貨など、さまざまな商品を取り上げています。
いま見るとやや古臭い感じがするものがあったり、いまでもまったく古びていないものがあったり。「懐かしい」だけでは終わらない、デザインの共通性が感じられます。それを表現する言葉として、「キュート」「レトロ」「クール」「おしゃれ」「ゆるい」などが当てはまりますね。
説明文:「昭和30~60年代のお菓子、飲料、食品、日用雑貨を、「ロゴ」「色合い」「キャラクター」「イラスト」の4分類で掲載。デザイン面の面白さを訴求することで、懐古趣味以外の、パッケージデザイン等に興味のある層にもアピール。」
本書は「キャラクター・イラストレーション・ロゴ・いろづかい」の4章構成になっており、その中で「おかし・しょくひん・のみもの・にちようざっか」の分類ごとにアイテムが紹介されています。
カップヌードル・クールミントガム・サクマ式ドロップス・ペンテルくれよん・宇津救命丸・仁丹・ニッチング手芸・三色パックふりかけ・マンダム・サンテドウ・セメダインC・チェリオ・ネクター・ソフトグライダーなどなど。
古くからのベストセラーを中心に、初期デザインと最近のデザインを並べてみたり、その魅力が伝わってくる内容です。デザインの専門家であれば、それらを分類して活用したりするのかもしれませんが、単純に見ていて面白い内容ですので、誰もが楽しめるでしょう。