白雪ふきんと奈良の四季
奈良の蚊帳素材を使った「白雪ふきん」のオマケ付き本。豊富な柄が紹介されていて楽しい内容です
奈良で誕生した蚊帳素材を使った「白雪ふきん」について、雑誌「和樂」で連載されていた内容をまとめたもの。正倉院御物と奈良絵をモチーフにした新柄「天平の風」がオマケに付いて販売されていたそうです。
私は図書館で借りましたので、ふきんは手元にありませんが、様々な素朴な柄が紹介されていて、見ているだけで楽しい内容になっていました。
説明文:「白雪ふきん初のビジュアルBOOK。「和樂」誌上で人気の連載『白雪ふきん』が一冊の本になりました。奈良で生まれた薄織物の文化。長い年月を経てそこから誕生した日本の美しい道具、「白雪ふきん」の歴史と柄のバリエーションに焦点をあて、奈良の歴史や和歌、行事とともに紹介していく、白雪ふきん初のビジュアルBOOKです。四季のある国・日本。日常に使う道具であるのに、こんなにも美しい絵柄を付けた日本人の美意識についても触れていただける本です。書籍限定、新柄のふきんを一枚が付いていて、 コレクターの方にお薦め、大切な方へのギフトにも最適です。」
蚊帳生地を使っているため、おそらく細かい柄に染めるのも難しいのだと思いますが、今では繊細で美しい文様のものが多数販売されているんですね。店頭ではあまり気づきませんでしたが、すべてコレクションしたくなるようなバリエーションです。
和や奈良モチーフのものが多いのはもちろんですが、マーガレット・クローバー・カサブランカ・不思議な国のアリス・みにくいアヒルの子・ハワイアンなど、ちょっと意外なものもあります。
また、短めの読みやすいエッセイ的な文章も織り交ぜられていて、お水取り・お身拭い・正倉院宝物・万葉歌などについて簡単にふれられています。これをきっかけに奈良に興味をもってもらえるといいですね。
本単品だとどのくらいの価値があるかは分かりませんが、見ていて楽しい内容であることは間違いありません。図書館や中古本などを探してみるといいですね。