メイド・イン・ジャパンのデザイン! 70年代 アナログ家電カタログ
1970年代の家電製品カタログをひたすら紹介する一冊。商品もカタログもデザインが面白い!
1970年代の日本の家電製品のカタログを、約330ページにわたってひたすら並べた一冊。商品が懐かしいのはもちろん、商品自体を紹介するのではなく、カタログをそのまま掲載しているため、レトロデザイン的な楽しみ方も出来ます。
説明文:「いつまでも色褪せない、ニッポン家電黄金期の魅力。大阪万博で幕を開け、大衆消費ブームに沸いた1970年代、家電各メーカーは、競って新しい商品を世に送り出しました。本書では、オーディオ、テレビ、冷蔵庫、掃除機、電話、デジタル時計、ゲーム…など、1970年代前後に生まれた家電の製品カタログを約550点収録。名品家電の数々が、貴重なカタログから蘇ります。各社の多彩なオリジナルデザインや技術の遷移など、希代の家電蒐集家・松崎順一氏によるカタログを楽しく読み解く解説付き。メイド・イン・ジャパン家電の魅力をたっぷり知ることができる内容です。」
本書の大まかな構成は、第1章「オーディオ」、第2章「テレビ」、第3章「ホーム家電」。私は1969年生まれですから、リアルタイムで知っているのはここで紹介されているものの一部ですが、懐かしい家電はたくさんありました。
70年代のオーディオというと、オープンリールや8トラックがあったり、カセットテープ前の文化もまだ残っていたようです。カセットデッキの小型化、そしてダビング可能なダブル化が進み、1979年7月にはSONYの「WALKMAN」が発売されたりもしました。
テレビはもちろんブラウン管で、木枠に木製の足が付いていたりするタイプですし、他の白物家電でも、かなり突飛なものが見受けられます。
カタログを掲載しているため、文字などはかなり小さくほぼ読めませんが、商品デザインはしっかり観られます。カタログのデザインも時代がかっていて面白いですね。上半身裸の外人女性が普通に登場していたり、味噌っ歯の子供が大口を開けていたり、今なら信じられない基準でした(笑)
特に役に立つものではありませんが、懐かしさに浸ってちょっとしたタイムスリップ感覚を味あうには最適ですね。ぜひ手にとってみてください!