2013-03-24

鹿せんべいの味―奈良をめぐる50の随想 (あをによし文庫)

奈良の歴史上の人々に関する短めのエッセイ集。渋いテーマですが、やや読みづらいかも

佛教ジャーナリストを名乗る著者さんが、奈良にまつわる場所や人について語ったエッセイ集。見開き2ページのエッセイ、2ページの写真が交互に続く形になっています。文章は短めなのでサクサクッと読めました。

説明文:「奈良歴史人物伝、50の詩的モノローグ。奈良町界隈(奈良市)を中心に写真満載。」

扱っているテーマは、かぐや姫・野見宿禰・日葉酢媛・青衣の女人・吉備真備・秦河勝・稗田阿礼・日光月光菩薩像・道祖王・木辻遊郭・和辻哲郎・村田珠光・柳生石舟斎・良弁・叡尊・沢庵和尚などなど。いずれも奈良と関わりの深い場所や人が選ばれていて、なかなか渋いです。

題材としてはど真ん中のストライクなんですが、この方の文章がやや読みづらくて、何箇所も引っかかる部分があって…。ディープなテーマについて、わずか2ページにまとめるのですから、決して簡単なことではないと思いますが、突然話が変わったり、重要なことが最後の一行にフッと出てきたり。

そういう点に面食らわないようにすれば、内容はなかなか面白いです。それぞれの話題を掘り下げるというよりも、中~上級レベルのコアなネタを広く浅く紹介していくようなイメージですから、奈良検定に興味をお持ちの方などにはいいかもしれませんね。

奈良の図書館や書店で見つかる可能性も高いですから、興味のある方は探してみてください。


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