
2011-12-25
奈良 歴史探訪ウォーキング
ディープスポットにも注目した渋い奈良のウォーキングガイド
奈良のウォーキングガイドは何冊も出版されていますが、歴史的なディープスポットにも注目している渋い一冊。書店の店頭で気になっていたところ、図書館で見かけたので借りてみましたが、これは手元に置いておきたいかも。
奈良県内の全域にわたって、30のウォーキングコースが掲載されています。各コース4ページずつ、公共交通機関を使ってスタート地点へ行き、半日かけて5~6ヶ所のポイントを歩いて巡るような設定になっています。車を利用することを考えるとやや不安は残りますが、十分に実用的でしょう。
ただし、30ものコースの中には、かなり渋いところも含まれます。「幻の大仏鉄道」「伊勢本街道・峠の難所越え」「持統天皇が行幸した巨勢の道」など、タイトルを聞いただけでニヤリとしてしまうものも多いですね。そんな渋いところと、定番の奈良町・山の辺の道・春日山原始林・太子道・天誅組・吉野山・葛城古道などのバランスも良く、見ているだけでかなり楽しめます。誰にでもオススメできる内容とは思いませんが、濃い目の歴史好きな方はぜひ!