
2011-08-13
奈良のチカラ (旅行作家文庫)
奈良のちょっとディープなテーマを掘り下げた興味深い一冊
奈良のちょっとディープなテーマを掘り下げた、興味深い一冊。2007年に刊行された本ですが、今読んでも面白いです。著者さんは、奈良市観光大使である、トラベルライター多田みのりさん。Twitterでもお世話になっている方ですが、恥ずかしながらようやく作品を拝読しましたが、良書でした!
各章のタイトルを並べてみると、鹿の話・柿の葉寿司・きたまち散策・そうめん・飛鳥の古墳・饅頭・大仏鉄道など、ディープな奈良の話題を、さらにディープに掘り下げています。それぞれ丁寧に取材がしてあって、薄っぺらなガイド本では決して分からない、奈良のチカラが伝わってきます。奈良をより深く知りたい方、また奈良検定を受験予定の方にもいいかもしれませんね。
特に冒頭の鹿愛護会のエピソードは、とても考えさせられる内容です。ネットでは手に入りづらいようですので、近所の図書館や本屋さんで探してみてください。