奈良を食べる

出来立ての葛もちが絶品!森野吉野葛本舗『茶房 葛味庵』@宇陀市

※記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

吉野本葛の老舗「森野吉野葛本舗」さんの、出来立ての葛きり・葛もちなどが味わえる『葛の館 茶房 葛味庵』さん。ぷるるんと弾力ある食感、なめらかな口当たり、香ばしい特製きな粉。じんわり染み渡る美味しさです!賞味期限三分(!)という「生珈琲葛饅頭」もいただいてきました!

 

宇陀市の老舗「森野吉野葛本舗」直営店です

創業450余年、宇陀市大宇陀地区で「吉野本葛(よしのほんくず)」の製造・販売を行う「森野吉野葛本舗」さん

その工場に併設された施設『葛の館』には、吉野本葛・葛菓子を販売する販売店、さらに吉野本葛を使った出来立ての葛きり・葛もちなどが味わえる『茶房 葛味庵』食べログ)が営業しています。

作りたての葛もちが絶品!『葛の館 茶房 葛味庵』@宇陀市(2017-05-13)宇陀市で「吉野本葛」を作り続ける老舗企業「森野吉野葛本舗」さんの直営店です。上質な吉野本葛を使用し、作りたての葛きり・葛もちなどが味わえます!口当たりは驚くほどなめらかで、食感はもっちりぷるん。今まで食べた葛もちの中でもっとも美味しかったです!

夫婦そろってこちらの上品なお味の大ファンな我が家。この夏もまたお邪魔することができました!ゆったりと幸せな時間を過ごせますよ!

▲国道166号線沿いにある『葛の館』。道路沿いに大きな看板が設置してあるので、それを目印に。
『葛の館』の入口部分。
なお、森野吉野葛本舗さんが享保年間に開いた「森野旧薬園」は、「小石川植物園」と並ぶ日本最古の薬草園で、現在も一般公開されています。ぜひ古い町並みが残る「宇陀松山地区」(参考)とあわせて巡ってみてください!
▲販売スペースでは、こちらの工場でつくられた吉野本葛や葛湯、葛粉を使ったお菓子などが販売されています。小さめの個包装の葛湯などもありますので、ちょっとした手土産などにもいいですよ。
▲もちろん、本格的なご贈答用セットも豊富です。葛を使った「葛そうめん」とのセットなども!

きな粉でいただく「葛もち」が美味しいんです!

▲そんな商品販売スペースのすぐお隣で、作りたての葛もちなどが味わえるのが『茶房 葛味庵』さんです(※食後の画像ですみません)。この日は平日の午後遅めの時間にお邪魔しましたが、地元民らしき方から他府県ナンバーの車までいらっしゃいました。
▲葛の館『茶房 葛味庵』さんのお品書き。

・黒蜜でいただく「葛切り」770円
・きな粉でいただく「葛もち」660円
・希少な本蕨粉を使用した「本蕨もち」880円
・本葛粉に甘みを加えた「葛湯」500円
・葛ようかんとのセット「特撰抹茶」660円


見た目は決して派手ではありませんが、どれもじんわり染み渡る美味しさです!
▲こちらは個人的に大好きな「葛もち」(660円)です。原材料は本葛とお水のみ。見た目も涼やかですね。ぷるるんと弾力ある食感が魅力です。
▲この上質な葛もちを、深煎りの特製きな粉をまとわしていただくのですが、風味も食感も素晴らしいんですよ!本当に贅を尽くした逸品です。

私などは、子どもの頃はもちろん、20代くらいではこの美味しさは理解できなかったと思います。「じんわりと染みてくるような美味しさ」に感動できるんですから、年を取って良かったと心から思いますね。
▲こちらは、本蕨粉を使用した「本蕨もち」(880円)です。色が褐色で、葛もちよりもさらに弾力が強めになります。見た目はまるでこんにゃくのようで、あの独特の風味がありそうに思えますが、臭みなどはまったくありません。
▲こちらも特製きな粉にまぶしていただきます。
こうして食べ比べて初めてわかることですが、正直なところ「葛もち」と「本蕨もち」とで食感に差があるのは明らかでしたが、私程度の舌ではお味の違いはほとんどわかりません。強くこだわらない方は、まずはリーズナブルな「葛もち」からどうぞ。

賞味期限三分(!)の「生珈琲葛饅頭」も!

▲そしてもう一品、気になる「生珈琲葛饅頭」(800円)というメニューもいただきました。

作りたてで「賞味期限三分」!
どんなお味なのかなかなか想像がつきません。
▲こちらが葛の館『茶房 葛味庵』さんの「生珈琲葛饅頭」です。商品画像ではやや緑がかって見えましたが、葛らしく透き通っていて、中に餡が入っているのが見て取れます。
▲スプーンを入れてみたところ。
中の餡は、普通のあんこに見えますが、コーヒー味です!葛湯の製品には、カジュアルに楽しめるようさまざなフレーバーをつけたものがありますが、その高級版ですね。相性は抜群です。

また、葛はほのかに温かいままで、食感はねっとり。「液体と固体の間、やや固体より」といった感じです。これをスプーンですくいながら口に運んでいくのですが、まぁ何とも優しい気分になりますね。「風邪を引いたときに食べられる、あの消化に良さそうな優しいもの」という印象でしょうか。不思議と懐かしくてクセになるお味でした。

森野吉野葛本舗 葛の館 茶房「葛味庵」

HP【公式】直売店のご案内 | 森野吉野葛本舗
【参考】食べログ
住所奈良県宇陀市大宇陀区西山3
電話0745-87-3011
定休日水曜日(一部繁忙期を除く)、12月31日~1月3日
※その他 臨時休業あり
営業時間10:00~16:00(※商品の販売は17:00まで)
駐車場あり
アクセス近鉄大阪線「榛原駅」下車、奈良交通バス大宇陀行き「西山」で下車、徒歩5分。車では、名阪国道「福住IC」または「針IC」より約30分。
※実際にお邪魔したのは「2023年8月22日」でした。