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「第ニ種 電気工事士」資格を取得!コンセントや照明の交換も可でDIYがはかどる

※記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

コロナ禍の最中に資格取得の勉強を始めた「第ニ種 電気工事士」に合格しました。目的は「自宅のコンセントや照明を自分で交換したい」というだけの道楽なんですが、意外と費用も時間もかかって大変でした(トータル 約5.5万円&100時間)。元をとるために頑張ってDIYに励みたいと思います!

コロナ禍を機に資格取得の勉強を開始

コロナ禍の真っ只中だった2021年4月ごろから、「第ニ種 電気工事士」の資格を取得するため、自宅で学習を始めました。

【雑文】DIYのため「第ニ種 電気工事士」の勉強を始めました(2021-04-23)「第ニ種 電気工事士」という資格の取得を目指して、お勉強を始めました。最大の目的は「自宅の電気設備を自分で触る」こと。照明やコンセントなどを自分で工事するため、コロナ禍での巣ごもり時間にしっかりお勉強したいと思います!

「第ニ種 電気工事士」とは、電気設備の工事などの際に必要となる国家資格です。第二種では一般住宅や小規模な店舗・事業所などの設備が対象となり、筆記試験と技能試験の両方に合格する必要があります。

詳しい説明は省きますが、いわゆる「喰える資格」「潰しがきく資格」などと呼ばれているようで、人手不足の昨今、さらに需要は高まっているのだとか。

とはいえ、私は自宅のコンセントを増設したり、照明器具を取り替えたりしたいだけなので、単なるDIY趣味の範疇として考えていました。いまあらためて振り返ると、「お金も時間もかかって意外と大変だぞ」と、その頃の自分に忠告してあげたいです 笑

▲以前からDIYのために欲しかった資格「第二種電気工事士」。筆記試験については定番のテキスト「電気工事士 すぃ~っと合格」シリーズで勉強を続けました。

平均的な学習時間は「40~50時間」、合格率は「約60%」とのことで、それほど難関資格というわけではありませんが、覚える範囲が広くて初心者にはなかなか難しかったです。
▲テキストの一部。日常生活で聞いたことのない用語が続々と出てきます。とにかく数字や用語など暗記が必要なところが多いので、

[1] テキストを軽く読み流す
[2] テキストをしっかり読み込む
[3] ノートに要点を書き出す
[4] ランニング中に要点を記憶する
[5] 過去問を解く

こんな流れでお勉強していきました。筆記試験の勉強は「約30時間」( [4] の時間を除く)でした。
▲筆記試験を受けたのは、2022年10月30日のこと。基本的に毎年5月末・10月末の年2回行われています。今回の奈良県会場は「NARA ROYAL HOTEL」さんでした。試験会場内はたくさんの受験者で埋まり、想像以上の人気ぶりでびっくりしました。
▲私は基本的にちゃんと勉強してから試験に臨むタイプなので、筆記試験はほぼ問題なし。合格を確信しながら梅光軒さん(奈良市)のラーメンで一人打ち上げをしてきました!

道具や機材が必要な「実技試験」は出費大

▲筆記試験に合格したら、次は技術試験が待っています。
電気工事士の資格を取る上で大変なのが、まず「道具を揃える」必要があることです。電線の外装をはぐストリッパーなど独特の工具も多く、一式揃えるだけで1万円近くします(こういう感じのもの)。メジャーやウォーターポンププライヤーなどは自宅にあるものを使用できますが、ドライバーはちゃんとしたものがあると作業しやすいです。
▲こちらは練習用の機材セット。コンセントなどの器具と電線がすべて入っていて、お値段は約1.5万円。受験料だって1万円弱しますから、この時点ですでにほぼ4万円です。仕事で必要な方であればともかく、私のような趣味の者にはなかなか贅沢な遊びですね。
▲実技試験では、こういう回路を制限時間内に組み上げていきます。本番で出題される問題は、あらかじめ候補問題(13種類)として公表されているので、それを繰り返し練習します。
▲こちらは照明を取り付けるランプセレクタや3連のスイッチを使った問題。初心者なので練習すればするほど上達が実感できて、ある意味では楽しかったです。

あらためて調べてみたら、実技試験の練習には「約44時間」もの時間をかけていました。配線に必要な複線図の書き方から始まって、まったく触ったことのない電線の扱い方に慣れたり、やることが多くて多くて。YouTubeの解説動画などを見ると分かりやすくて助かりました。
▲技術試験の会場は「奈良県コンベンションセンター」でした。こちらはまだ早めの空いた時間に撮っていますが、大きなホールが受験者で埋まるくらいの大人数です。

とはいえ、私は技術試験は1度落ちてしまいました……。試験中はもちろんスマホ使用禁止ですが、時計を持っていくのを忘れてしまった上に、筆記試験のように「残り時間●分です」のようなアナウンスもなかったので、時間内に作品を完成させることができなかったのです。
▲その半年後、2度目の技術試験で無事に合格(※筆記試験合格者は次回1度だけ免除になります)。2回目の受験料など余分な出費(+1.5万円ほど <トータル 約5.5万>)、余分な勉強時間(+約24時間 <トータル 約100時間>)がかかってしまったのが悔しい限りですが、ようやくひと仕事終えられたのでまぁ良しとします。

自宅のカッコ悪い照明も自分で交換可能に

▲電気工事士の資格が取れたことで、自宅の電気まわりを自分で触ることができるようになります。
こちらは、キッチン上の照明(手元灯)を外してみたところ。これを新しいものに替えるのも簡単ですし、別途コンセントを増設することもできます。どんな配置にしようか考え中。

▲また、こちらは安っぽい洗面台のパネルを壁から外してみたところ。壁から元となるコンセントが飛び出しているので、こちらももう少しまともな照明とコンセントに付け替えて、大きな鏡を壁面に付けて、できれば洗面台全体を好みのものに取り替えて……などといろいろ計画中です。

第二種電気工事士の資格があれば、自宅DIYでできることが格段に増えます。時間もお金もかかりますからどなたにでもお勧めできるものではありませんが、お好きな方は検討してみるといいですよ!

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