コロナ禍の最中に資格取得の勉強を始めた「第ニ種 電気工事士」に合格しました。目的は「自宅のコンセントや照明を自分で交換したい」というだけの道楽なんですが、意外と費用も時間もかかって大変でした(トータル 約5.5万円&100時間)。元をとるために頑張ってDIYに励みたいと思います!
コロナ禍を機に資格取得の勉強を開始
コロナ禍の真っ只中だった2021年4月ごろから、「第ニ種 電気工事士」の資格を取得するため、自宅で学習を始めました。

「第ニ種 電気工事士」とは、電気設備の工事などの際に必要となる国家資格です。第二種では一般住宅や小規模な店舗・事業所などの設備が対象となり、筆記試験と技能試験の両方に合格する必要があります。
詳しい説明は省きますが、いわゆる「喰える資格」「潰しがきく資格」などと呼ばれているようで、人手不足の昨今、さらに需要は高まっているのだとか。
【参考サイト】
●電気工事士とは?仕事・試験概要・合格率などを徹底解説!|資格の学校TAC
●電気工事士とは?試験内容や合格率など詳しく紹介【第一種/第二種】|生涯学習のユーキャン
●第二種電工試験の虎【HOZAN】ホーザン株式会社
とはいえ、私は自宅のコンセントを増設したり、照明器具を取り替えたりしたいだけなので、単なるDIY趣味の範疇として考えていました。いまあらためて振り返ると、「お金も時間もかかって意外と大変だぞ」と、その頃の自分に忠告してあげたいです 笑

平均的な学習時間は「40~50時間」、合格率は「約60%」とのことで、それほど難関資格というわけではありませんが、覚える範囲が広くて初心者にはなかなか難しかったです。

[1] テキストを軽く読み流す
[2] テキストをしっかり読み込む
[3] ノートに要点を書き出す
[4] ランニング中に要点を記憶する
[5] 過去問を解く
こんな流れでお勉強していきました。筆記試験の勉強は「約30時間」( [4] の時間を除く)でした。


道具や機材が必要な「実技試験」は出費大

電気工事士の資格を取る上で大変なのが、まず「道具を揃える」必要があることです。電線の外装をはぐストリッパーなど独特の工具も多く、一式揃えるだけで1万円近くします(こういう感じのもの)。メジャーやウォーターポンププライヤーなどは自宅にあるものを使用できますが、ドライバーはちゃんとしたものがあると作業しやすいです。



あらためて調べてみたら、実技試験の練習には「約44時間」もの時間をかけていました。配線に必要な複線図の書き方から始まって、まったく触ったことのない電線の扱い方に慣れたり、やることが多くて多くて。YouTubeの解説動画などを見ると分かりやすくて助かりました。

とはいえ、私は技術試験は1度落ちてしまいました……。試験中はもちろんスマホ使用禁止ですが、時計を持っていくのを忘れてしまった上に、筆記試験のように「残り時間●分です」のようなアナウンスもなかったので、時間内に作品を完成させることができなかったのです。

自宅のカッコ悪い照明も自分で交換可能に

こちらは、キッチン上の照明(手元灯)を外してみたところ。これを新しいものに替えるのも簡単ですし、別途コンセントを増設することもできます。どんな配置にしようか考え中。

▲また、こちらは安っぽい洗面台のパネルを壁から外してみたところ。壁から元となるコンセントが飛び出しているので、こちらももう少しまともな照明とコンセントに付け替えて、大きな鏡を壁面に付けて、できれば洗面台全体を好みのものに取り替えて……などといろいろ計画中です。
第二種電気工事士の資格があれば、自宅DIYでできることが格段に増えます。時間もお金もかかりますからどなたにでもお勧めできるものではありませんが、お好きな方は検討してみるといいですよ!