どっぷり中高年に差し掛かった私。安っぽい・無難・そもそもどれも似合わない…など、「服」について悩むことが増えました。そこで【おっさんの服装改良計画】と題して、まずは自分のワードローブの全数把握を試みました。あらためて「服はたくさんある。でも気に入ったものしか着ていない」という事実に気付かされました。
中高年の “ファッション” の悩みあれこれ
ある時期からファッションに気(とお金)を使わなくなりました。理由はいろいろとあるんですが、
- 自宅で作業する自営業者になった。
- とっくに結婚もして油断できるようになった。
- 「ユニクロを着ときゃセーフでしょ?」的な。
- 体型が変わるのでお金をかけづらい。
昔みたいに高い服を買う必要性も感じませんし、何よりもお金の余裕もない。衣料品はそこそこでいいや。それが本音です。
運動したりそれができなくなったりで、 [4] の体型の変化も大きな理由です。ぶくぶくと太った時期には(身長167cmで)ユニクロ製パンツのLサイズを選ぶほどでしたが、今ではSサイズに戻りました。変化に合わせて服を買うのも、捨てるのもイヤなんです。
服選びへの興味が薄れていくと、買い方も適当になっていきます。気にならないうちは別にそれでもいいんですが、、、

「いい年こいて短パンは卒業しろ」という意見は置いておいて(個人的に大好きなので)、手持ちがどれも中途半端なんですよ。柄物は普段はあまり履けないので、基本的に 無難 of 無難。代わり映えしません。

▲今年一番履いたのが、このグレーのものです(以下、基本的にほぼユニクロ製品です)。
サイズもちょうどいいし、履きやすい。そういった意味では文句なしですが、形も色もただ無難。少なくともおしゃれには見えません。

●「服はたくさんあるけど、気に入ったものが少ない」問題
→ これが最大の問題。数はあるんです。けど、それほど気に入っていない、もしくは合わせ方を考えていないから、ついついいつも同じ気に入ったものばかりを着てしまいます。
●「楽なサイズばかりを買うのでバリエーション不足」問題
→ 常々感じます。着やすいサイズばかりを買うので、どれもシルエットが同じ。「太い・細い」「長い・短い」などの冒険をしないので変化がありません。
目標は『名建築で昼食を』植草さんです
そんなことを考えていた2022年夏のこと。テレビ大阪で放映されたドラマ『名建築で昼食を 大阪編』(全6回)を楽しく観ていたのですが、この中に田口トモロヲ氏が演じる植草さんという中年男性が登場します。この方のファッションが、シンプルながら上品でとても良かったんですよ。

番組中では、ノスタルジックで可愛らしい「乙女建築」が続々と登場します。建築好きな私たちは、永久保存版にしようと決めているくらいのドラマでしたので、ぜひTVerなどでご覧ください!
※画像は『名建築で昼食を』ホームページより。
“みすぼらしくないおっさん” になるために
そういったことをあれこれ考えた結果、少しでも “ みすぼらしくないおっさん ” に近づくために、まずは秋の衣替えに合わせてこんな手順で進めることにしました。
- 手持ちの衣服を把握する。
- 着ない服を処分する。
- 足りない服を(最低限だけ)買い足す。
最終的には「ミニマリスト」とまではいかないまでも、必要最低限の手持ちで着回せるようにしたいです。
ハイレベルなおしゃれさんは目指しません。せめて常に “ 小汚くないおっさん ” であれと。意識を変えさせすれば、意外と簡単ではなかろうかと思うんですよ。
とくにファッション的なセンスはありませんので、理想とするのは「会った人に『今日の nakaさん、どんな服を着てたっけ?』と忘れられるような服選び」です。目立ったマイナスポイントがなければそれでよし、とします。
【第1段階】手持ち衣装の概要を把握します
「おっさんの服装改良計画」の初手として、まずは私の手持ち衣装の総ざらえをしました。後から増減を見比べられるように、ほぼすべてを撮影してみました。
※(おそらく)とくに役立つ情報はありません。少しでも興味のある方だけお付き合いください。







生地感はそれぞれですが、こうして並べてみると、左から2番目あたりはもう着ないかも……とか思いました。




シャツもパンツも、俺いっぱい持ってる!




年齢や体型によって好みも変化しました


全体的にもうちょっとカラーバリエーションがあってもいいんじゃないかしら?


※この他にも「ジョグ・運動用」「部屋着」が大量にありますが、それは内々で整理しておきました。
【今後の目標】服の数を半分以下に減らす
最後までお付き合いくださった方、ほんとなんの情報もなくてすみません。
とりあえず集計してみると、全部で88着(上着類×43着、パンツ類×20本、Tシャツ類×25着 ※部屋着などは除く)ありました。撮影しながら2着を部屋着などに回したので、計86着ですね。
こうして自分の手持ちの洋服をざっと撮影してみて、カテゴリや色・形が偏りまくっていることに気付かされました。昔と比べて服ってほんと安くなってますし、思わず気軽に買っちゃいますが、どうしても無駄が出てしまいます。
服を捨てるのは気分のいいものではありません。そして何よりも “ 自分の持ち物なのにトータルを把握できていない ” という状態なのも気持ち悪さを感じます。
数としては、現在の半分以下で十分だと思います。少しずつ整理して、全体的な質を上げていきたいですね。頑張ります!
