生活を整える

増えすぎた「食器」を断舎離して、新たなお気に入りを購入した話

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自宅の食器類を整理をしました。素敵な食器類が100円で購入できる今、油断するとどんどん増え、惰性で気に入らない食器を使い続けてしまいます。思い切って整理したことで、新たにお気に入りの器を買い求められるスペースの余裕ができました!

まずは分類。捨てる・片付けるの基準を明確に

2023年の春ごろから、自宅の食器類を整理をしてきました。

いつからでしょうか、食器類がこんなに安くなったのは?
一昔前はそれなりのお値段がしたものですが、100円ショップが登場したころから、1枚100円でお皿もカップも買えるようになりました。

こうなると、衣類と同じで「ちょっと油断すると増えすぎる問題」に直面することになります。

我が家は夫婦ふたり暮らしですが、自宅時間が長い自営業者のため、基本的に食事は自宅でとります。だから……というわけではありませんが、我が家でもいつの間にか食器が増えに増え、増設した棚いっぱいに埋め尽くすほどになりました。夫婦ふたりしかいないのに。

とはいえ、これは奥さんだけの責任ではありません。私も食器が好きなので、ちょっと気に入ったものがあると欲しくなったりしてましたからね。

食器が多すぎるデメリット
  • 単純に邪魔。
  • どこに片付けていいかわからない。
  • 気に入っていないけど便利な食器をつい使ってしまう。
  • 気に入った食器があっても買うのを躊躇してしまう。

こうした問題にそろそろ対処するべきだと、コツコツと断捨離を行いました。

今回、処分した食器たち<その1>。
一番のきっかけは、向かって右下の柄入りの平皿です。焼魚などを載せていたんですが、これ結婚前の私が、もう20年以上も前に100円で購入したものです。安っぽくて早く買い替えたかったんですが、食器ってなかなか壊れるものでもありませんし、なんとなくずっと使っていました。

他の皿も、IKEAや100円ショップのものだったり、他のお皿で代用可能なものばかりです。
処分候補の食器たち<その2>
どれも普通に使えるものばかりです。ただ、同じような他のお皿で代用できたり、サイズ感などちょっとした不満があったり。「まだ使えるし」という迷いを吹っ切って整理対象とします。

※珠光庵さん(奈良市)のお皿、中央の絵皿などは捨てずに片付けました。
▲壁面の棚に並んだ食器たちを、どんどん整理していきます。

・今後使用しないと思うものは捨てる。
・年に一度くらいしか使わないものは別の場所に片す。
・(滅多に使わない)来客用などはダンボール箱へ。


運用ルールを明確にして、分類していきます。
▲シンク下の収納も整理します。ここは「数年に一度使うかどうかレベル」の食器が入っていましたが、それらは箱詰めして、その代わりに「年に一度くらい使うレベル」の食器を収納していきます。
処分する&片付ける食器たち(の一部)。それほど厳しく断舎離したわけではありませんが、それでもこんなに出てきました。

和食器の5枚セットなどありますが、日常で使うのは2枚だけです。他はできるだけ片付けるようにしました。
▲結婚前に夫婦おそろいで買った湯呑も、最近はまったく使っていませんでした。記録として写真に残して、思い切って処分します。

整理したからこそ、新しい食器を選べます

食器類を整理して何が良かったかというと、「気に入った食器を厳選して買うようになったこと」です。

これまではたくさんの食器類が並んでいたので、目についたものを衝動的に購入する、という感じでした。おかげで同じようなサイズの平皿ばかり増えたり、全体のバランスが悪かったのです。

今回の断捨離によって、「焼魚用の長めのお皿」「煮物を入れるような深皿」など、いま必要なものが明確になりました。これによって、“いいものを見つけたから買う” のではなく “好みに合ういいものを探して買う” ということができるようになったのです!

これ、大きな違いです。
サイズ・テイスト・お値段など、欲しいものの基準が明確なので、探しやすいのはもちろん、“ちゃんと吟味して買った”ことでより愛着がわき、心理的な満足感もアップします。

それほど高い器を購入するわけではありませんが、ちゃんと自分たちで選んで買ったものですから、どれも思い入れのあるお気に入りです。服でも音楽でも食べ物でもそうですが、自分が選んだ好きなものだけが集まると幸福感は増しますね。

▲例えばこちらは、大阪・グランフロント大阪にある「カリモク60オフィシャルショップ」さん(紹介記事)の店頭です。家具が素敵なのはもちろんですが、シンプルな器もいいんですよ。
▲こちらもカリモク60のショップから。どれも素敵ですね。
こういう美しいプロダクトは眺めているだけでも楽しいものですが、「気に入ったら購入するかも」と、ちょっと前のめりに見ていくので楽しさ倍増です!
▲こちらはご近所の雑貨屋さん(お店は忘れました)。
個性的な色や形の器が並びます。食卓のアクセントにいいですね。とはいえ、器の総数はもうあまり増やしたくないので、衝動買いも我慢できます。一石二鳥ですね。

厳選して購入した新しい器たち!

新たに購入した器たち<その1>
手前が、カリモクさんのショップで購入した涼し気な模様の長角皿。奥が民藝っぽい雰囲気の平皿。確か「212 KITCHEN STORE」さんで購入したもの。

どちらもちゃんと選んで購入したお気に入りで、毎日の食卓に大活躍しています。
▲そしてこちらが、商業施設ミ・ナーラ(奈良市)で営業中の、エスニック系の雑貨店『マライカ BAZAAR 奈良店』さん紹介記事)で購入したもの。どちらも海外製の器です。

向かって左は(確か)タイ製で、現地でポピュラーだというパイナップルをモチーフにした柄です。和でも洋でもどんなお料理にも合って、大活躍してくれています!
▲日常使いにちょうど良さそげなサイズの、小鹿田焼(おんたやき)平皿です。夫婦そろって小鹿田焼は好きで、湯呑も同じテイストのものを使っています。

さすがに100円ショップで買うよりお高いですが、それでも千円や二千円くらいのものです。“身の回りには自分たちが気に入ったものしかない” という状態はとても気分がいいので、今後も続けていきたいと思います!
▲そして、美濃焼を買うことを主な目的とした、2泊3日の岐阜旅行詳細はこちら)にも行ってきました。

数千円もする我が家的にはちょい贅沢な器もありますが、これは旅行支援として宿泊者に与えられた電子クーポン「ぎふ旅コイン」を使用しています。器の産地を巡るのは楽しいですね!またぜひ企画したいです!
▲整理した後の食器棚の様子。
全体的に量が減って、内容はぐっと充実しました。100円ショップの器などもありますが、どれも気に入ったものばかりです。ただ、今後も油断せずラインアップの見直しは続けていきたいですね。

生活をシンプルに整理するのは愉しい!

30歳ごろからフリーランス生活をしている私は、なかなか生活が安定せず、学生時代からずっと貧乏ぐらしを続けている感覚でした。それでもようやくメシを食えるようになって、50代になってようやく一息ついたところです。

(最近まで月末残高がマイナスにならないかとドキドキしたりしてましたが 笑)

そんな私が「ちょっといい器がほしい」なんて考えられるようになったのは、ちょっとした進歩です。多少なりとも生活にゆとりが出たのと同時に、歳をとって熟成されてきたことを感じます。

我ながら不思議なものですが、少しずつ生活の贅肉を削ぎ落として、愉しくシンプルな暮らしを目指したいと思います!