奈良を愉しむ

鹿たちが刈り揃えたおかっぱ風しだれ桜『おかっぱ桜』@奈良公園

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桜の名所・奈良公園ならではの姿の『おかっぱ桜』。奈良公園に暮らす鹿たちが、しだれ桜の花びらや葉っぱなどを背の届くところ(ディアライン)まで食べてしまうため、地上約2mくらいの高さで刈り揃えた「おかっぱ型」に見えるのです。

奈良公園ならでは「おかっぱ型」しだれ桜

「桜の名所100選」にも選ばれている奈良公園。ソメイヨシノはもちろん、吉野山に咲き誇るのと同じヤマザクラ、さらに4月後半には「いにしえの 奈良の都の 八重桜」(伊勢大輔)と詠まれたナラノヤエザクラなども開花します。

そんな奈良公園の桜の中でも、ここ数年 “映えスポット” として人気なのが、東大寺・大仏殿の裏手の『おかっぱ桜』です。

【桜】『おかっぱ桜』奈良公園ならではのおかっぱ型しだれ桜!(2019-04-19)桜の名所・奈良公園で、他では見られない形の桜として話題になっている『おかっぱ桜』。奈良公園に暮らす鹿たちが、しだれ桜の葉っぱなどを背の届くところ(ディアライン)まで食べてしまうため、地上約2mくらいの高さで「おかっぱ型」に刈りそろえたような形になっています。

奈良公園の鹿たちが、自分たちの背の届く範囲の草や花を食べてしまうため、地面から約2mの高さ(これを「ディアライン」といいます)に刈り揃えられた「おかっぱ頭」のように見えることからこう呼ばれています。

他ではまず見られない “奈良公園ならでは” の景観といえるものなのです。

▲観光客で賑わう東大寺・大仏殿の裏手に、広々とした緑が広がっています。ここの木々は、地上からある一定の高さでキレイにカットされているのがわかります。これを「ディアライン」といいます。
▲快晴に恵まれたこの日、平日の午後でしたが、満開の『おかっぱ桜』を愛でにたくさんの人が訪れていました。
▲こちらが通称:おかっぱ桜です。きれいに刈り取られているのがわかります。鹿たちは桜の花びら(と葉っぱも)が大好物ですので、落ちた花びらを食べるのはもちろん、背伸びして届くところまで全部食べてしまいます。
おかっぱ桜と東大寺・大仏殿の鴟尾(しび)。向かって左側では(おそらく講堂跡の)発掘調査が行われていました。青空がまぶしいですね!
▲見事なしだれ桜で、下に入るとピンクが降り注ぐよう!

奈良公園は新緑が鮮やか!春爛漫です

▲草を食む鹿の親子。
▲警戒された。。。
▲新緑。
▲こちらは氷室神社のしだれ桜。
▲同じく氷室神社で見かけた真っ赤な花。調べてみたところ「ベニバナトキワマンサク」のようです。見事!

おかっぱ桜

見頃4月上旬~中旬ごろ
場所東大寺・大仏殿の裏手(北西側)
※実際に拝見したのは「2024年4月12日」でした。

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