奈良を愉しむ

祝!第25回目!奈良の夏の夜の風物詩『なら燈花会2023』レポート

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古都・奈良の夏の夜を、幻想的なろうそくの灯りで彩る『なら燈花会2023』(8月5日~14日)。第25回目の節目となる今年は、コロナ禍以前の規模に完全復活しました。夜の奈良をのんびり歩くのは、やはりとても楽しかったです!

コロナ禍以前の規模に戻ってより賑やかに

古都・奈良の夏を彩るイベント『なら燈花会2023TwitterInstagramFacebook)。

区切りの第25回目の開催となった今年は、コロナ禍での規模縮小から脱却し、以前の規模へ戻ってのフル開催となりました!おめでとうございます!

祝!3年ぶり有観客での開催となった『なら燈花会2022』(2022-08-09)古都・奈良の夜をほのあかりで彩る『なら燈花会2022』(8月5日~14日)。コロナ禍のため通常開催が見送られてきましたが、3年ぶりに有観客で開催中です!奈良の夏の風物詩が戻ってきて、嬉しい限りですね。感慨深いです!

『なら燈花会2019』奈良の夜をロウソクの灯りで彩ります(2019-08-07)21回目を迎えた、奈良の夜を約2万本のロウソクの灯りで彩る『なら燈花会2019』(8月5日~14日)。毎年拝見していますが、今年も本当に美しかったです。カップの水を飲み干す鹿の画像なども交えて、簡単に会場の様子をご紹介します。

今年、私たちは開催4日目の平日夜に出かけてきましたが、海外からの旅行者の姿が目立ち、インバウンドも少しずつコロナ禍以前の状況に近づいているようです。

私たちも、久々の夏の夜のお散歩を楽しめて幸せでした。
この日は全会場を周ることはできませんでしたが、簡単にその様子をお伝えしておきます。

「なら燈花会」点灯時間前の風景あれこれ

▲18時過ぎの奈良国立博物館の近くの様子。夏に鹿さんたちが集まる「鹿だまり」とまではいきませんでしたが、それなりの数の鹿たちが集まっていました。

いつもたくさんの観光客のお相手をしてくれる鹿さんたち、お疲れさま!
▲春日大社の参道にもたくさんの屋台が立ち並びます。
ボランティアの方々が並べたカップも、点灯前は鹿たちが遠慮なくなぎ倒していきます。こればかりは仕方ないことですから、後から黙々と並べ直すしかありません。

なお、なら燈花会で使用しているロウソクは、鹿が誤って食べても被害の出にくいよう. 植物性油脂が主原料のものを使用しているそうですのでご安心を。

若草山を背景にした「浮雲園地会場」

▲点灯時間の19:00を迎えると、薄暮の中でほのかな灯りがともります(21:30まで)。若草山を背景に「浮雲園地会場」にも仄明かりが広がります。

広大!絶景が広がる「春日野園地会場」

▲遠くに東大寺・大仏殿の鴟尾(しび)が見える「春日野園地会場」。なら燈花会の中でももっとも規模が大きい会場です。2022年はここでの点灯は自粛されていたため、久々の光景で感慨深いです!
▲東大寺の参道にも屋台が並びます。
▲鹿がおねだりにきたり(※おねだりされても人間の食べ物を与えないでください!)
▲広島焼を食べたり。
やっぱりお祭りには屋台ですよね!

竹のオブジェを用いた「浅茅ヶ原会場」

竹のオブジェを使った灯りが並ぶ「浅茅ヶ原会場」。たくさんの方が行き交います。このエリアでは、7日と10日には「ほの灯りライブ」も行われていたそうです。
▲ハート型に見える竹製の筒もありました。

幻想的!水面に灯りがきらめく「浮見堂会場」

幻想的な雰囲気に包まれる「浮見堂会場」。夜の池に提灯を灯したボートで漕ぎ出すこともできます。
▲平日の夜ということもあって、この日はボートの20分待ち程度だったとか。混雑時はその倍くらい待つイメージなので、比較的空いていました。これだけ毎年なら燈花会に通ってますが、このボートは一度も乗ったことがないので、来年くらいには何とか。
▲対岸から。きれい!

五重塔ともしばしお別れ「猿沢池と五十二段会場」

▲奈良のシンボルである興福寺・五重塔。約120年ぶりとなる大規模な保存修理工事工事が始まっており(2030年終了予定)、周辺はすでに通行止めになっています。もうすぐすっぽりと素屋根に覆われますので、この姿ともしばらくお別れです。
▲そこから石段・五十二段を降りて、猿沢池へ。
▲猿沢池の周囲にも美しいロウソクの灯りがともります。
▲猿沢池越しの興福寺・五重塔。ここからだと工事中には見えません。なら燈花会の灯りとともに五重塔が見られるのは、この夏限り。来年からしばらくは見ることができませんので、目に焼き付けておきます。
▲別角度から。美しいですね!

なら燈花会 2023

HP【公式】なら燈花会
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期間2023年8月5日(土)~8月14日(月)
点灯時間19:00~21:30
注意事項※なら燈花会の期間中、奈良公園周辺は大変な混雑となります。会場へは公共交通機関をご利用ください。
※なら燈花会の会場では、三脚・自撮り棒・ドローンを使っての撮影は禁止されています。
※奈良公園にはゴミ箱はありません(鹿たちが荒らしてしまうため)。ゴミはお持ち帰りください。
※実際にお邪魔したのは「2023年8月8日」でした。

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