奈良を愉しむ

『奈良マラソン2023』完走レポート – 狙っていたサブ4達成!自己ベスト更新!

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4年ぶりの “完全復活” となり、完全にコロナ禍前の規模に戻って開催された「奈良マラソン2023」。サブ4(※フルマラソンを4時間以内で完走すること)を目指して練習を重ねてきた私は、今回もペース配分の失敗などで後半苦しみながらも、自己ベストを更新できました!しんどかったレースの模様をランナー目線からレポートします。

 

 

奈良マラソンが4年ぶりの「完全復活」!

師走の恒例となった「奈良マラソン」InstagramFacebook)。2023年は4年ぶりに2日間の開催となるなど、コロナ禍前の規模に戻って “完全復活” となった大会となりました。

初日9日(土)には「ミニ奈良マラソン(1.8km×2周)」が、10日(日)は「フルマラソン(42.195km)」「世界遺産10K via 奈良公園(約10km)」が開催され、2日間トータルで約1.5万人のランナーが大和路を駆け抜けました。

私(54歳・♂)は今年もフルマラソンに参加させていただきました。これまで幾度もギリギリで失敗してきた「サブ4」(※フルマラソンを4時間以内で完走すること)を目標に練習を重ね、当日も必死で走りました。

 

【宣言】『奈良マラソン2023』で「サブ4」(※4時間切り)を目指します(2023-08-22)12月に開催される『奈良マラソン2023』に、今年も参加します(7回目)。それなりに真剣に練習してきたんですが、アクシデントなどもあってまだ一度も「サブ4」(※フルマラソンを4時間以内で完走すること)を達成できていません。このままでは老後に後悔しそうなので、「今年こそ!」と気合を入れて練習に励んでいます。


 

結果から言ってしまうと、「サブ4は達成したけど、決して100点満点ではない」くらいの内容でした(笑)

かつてないほど “タイムにこだわった” 奈良マラソン2023。その模様をランナー目線からレポートします。

 

EXPO会場も大賑わい!奈良グルメもずらり!

▲「奈良マラソン2023」は、4年ぶりに完全復活。2日間開催となり、奈良名物やスポーツ用品の販売、グルメ屋台やフォトスポットが並ぶ「EXPO」も復活しました。

その初日は「ミニ奈良マラソン(1.8km×2周)」参加者に加えて、翌日のフルマラソンの前日受付で会場を訪れたランナーも多く、大変な賑わいに。瀬古利彦さんのステージトークなども大盛況でした!
▲EXPO会場には、冬に開催される「飛鳥ハーフマラソン」のふわふわ遊具も登場するなど、お子さんも飽きさせません。また、ランニング関連の即売ショップは大人気で、ランニンググッズやウェア、奈良マラソン限定グッズなどをたくさんの方が買い求めていました。
EXPO会場には、美味しそうなグルメ屋台が並びました。
明日のレース本番に備えて、炭水化物でエネルギーをチャージしておきたいので、この日ばかりは食べたいものを片っ端から買い食いしていきました。

個人的なこの日のベストグルメは、奈良県三輪素麺工業協同組合さんの「三輪にゅうめん(カレー味)」でした。ちょっと珍しい組み合わせで、お味はもちろん絶品!また食べたい!
▲また、会場にはいろんなフォトスポットも登場。いい記念になりました!
▲前日受付で受け取ったパンフレットと、2023年バージョンの参加賞Tシャツ。Tシャツのデザインは、「奈良マラソンのコース」をテーマに行われた、初のデザインコンテストで選ばれたものだとか。ロゴのデザインも素敵で、EXPO会場で限定の公式ソックスも購入するなど、かなり散在してきました!

 

フル当日は最高気温19.5℃。暑さとの闘いに

▲翌10日(日)はいよいよ「フルマラソン(42.195km)」と「世界遺産10K via 奈良公園(約10km)」の2種目の開催日です。この日の参加者だけでも約1.4万人。応援の方やスタッフさんなども含めれば、その数はさらに膨れ上がります。混雑して大変ですが、「完全に以前の規模に戻った!」という嬉しさもありました。
▲レース直前に記念撮影を。
笑っていられたのもここまで。4時間後にここに戻ってきたころには、足腰がフラフラになっていること間違いなし!
▲そうこうしてるうちに「奈良マラソン2023」がスタート。快晴に恵まれ嬉しい限りですが、スタートの9時時点の気温がすでに10.2℃、この日の最高気温が19.5℃と、12月の大会としては異常なほどの暑さでした。しっかり水分を摂ることが重要です。
▲奈良マラソンのコースは、前半は奈良市内の幹線道路を走ります。普段は車でいっぱいの大通りですが、この日ばかりは車道をランナーたちが埋め尽くします。みんなでパレードをしているような気分になって、これがなかなか楽しいんですよ!

 

山下奈良県知事もフルマラソン完走!

▲スタートから4kmほど行ったところ(平城宮跡のちょっと手前)で、前方に「山下まこと奈良県知事」を発見!スタートの号砲を鳴らしてからレースに参加なさったとか。現役知事らしく、ボランティアの方や沿道から声援を送られている方へ、丁寧にお礼を述べながらのナイスランでした!

▲しかも、ちょっと飛び入り参加してみた……というレベルではなく、ちゃんとフルを完走されたとか!公務でお忙しいでしょうに、これはすごい!

 

美しい大和路の風景を楽しめるコースです

▲奈良マラソンのコースは、見どころの連続です。平城宮跡の「復原遣唐使船」を横目にみながら最初の折り返しがあり、
近鉄奈良駅の前を通り、鹿たちの楽園・奈良公園を抜けて、
奈良市郊外~天理市へと、国道169号線を南下していきます。
▲15kmを過ぎて、窪之庄南交差点を東へ。奈良マラソンのコースは、ずっと細かなアップダウンの連続ですが、ここからいよいよ本格的な上りがやってきます。大和青垣が連なるのどかで美しい風景なんですが、それを楽しむ余裕はほぼありません。
▲上りがきつくなったあたりで、もうすっかりお馴染みの奈良マラソン応援団長・今ノ葉狂志郎さんの応援が。声を出しての応援が解禁となった今年は、バンドメンバーの皆さんとともに大ボリュームの歌でランナーたちを励ましてくれました!
▲コースは天理市内へ。白川ダムの急坂を超えた20km過ぎくらいから、個性的な天理教関連の建物が目に飛び込んできます。

ひときわ大きな天理大学と附属天理参考館の前では、こちらも奈良マラソンではお馴染みのスペシャルゲスト・有森裕子さんがランナーたちをハイタッチで出迎えてくれました。有森さんの大きな声援が聞こえると、もう自然と体にスイッチが入る体になりました!
▲コロナ禍で提供自粛が続いていた「ぜんざい」のふるまいも復活!疲れた体にしみわたります。レース中盤の25kmを過ぎてからやってくる、無慈悲な激坂に備えて心と体を整えます。

 

レース後半はただただ必死。頑張りました!

レース中の写真は、ここまでです。

真剣にサブ4を狙いに行った今年は、前半の遅れを取り戻すべく、中盤以降は超真剣モードだったため、撮影をしているどころではありませんでした。

毎年楽しみにしている奈良名物の補給食(2023年は、中谷本舗さん「柿の葉寿司」、石井物産さん「柿もなか」など)を食べるどころか、いくつもの給水所をスキップして先を急いだほど。

過去の奈良マラソンでも、30km前後から体力的にしんどくなって余裕を失う……というのが通常モードなんですが、今回は「自己ベスト更新」を目指して力を振り絞ったため、本当にしんどかったです。

最後は脚がつりそうになりましたし、「ここで歩いちゃえば楽になれるぞ」と、何度も心が折れかけましたが、目標に向かって最後まで頑張った結果、、、

見事に「サブ4」を達成しました!

■奈良マラソン2023 結果

●タイム(グロス):4:00:43
●タイム(ネット):3:54:18

※「グロス」は号砲が鳴った時点からのタイム。
※「ネット」はスタート地点を超えてからの実質タイム。
※つまり「6分25秒」のスタートロスがあったことになります。

目指していたタイムからはだいぶ遅れましたが、それでも最低限の結果は残せて、自分的には満足しています。何カ月も頑張って練習してきて良かった!

 

▲レース直後のドヤ顔。
表情を作ってますが、もう立っているのもしんどくて。太ももがプルプルと震えて、今にもつりそうでした。本当に苦しかったけど、最後は満足感でいっぱいでした!

 

素敵な大会をありがとうございました!

2023年も楽しく走らせていただきましたが、後から聞いた話によると、レース後半の給水所では肝心の「水」が足りなくなるという、考えられないトラブルもあったそうです(私自身は、前述したように、後半は給水回数を減らして急いだくらいでしたので気づきませんでした)。

異常気象といえるレベルの暑さでしたから、水やスポーツドリンクは予想をはるかに上回る消費量だったのが原因だとは思いますが、ランナーの命にすらかかわることですし、決して「仕方ないね」で済まされることではありません。あらためて総括して、来年以降の運営に活かしてほしいですね。

 

そして、最後になりますが、、、

奈良マラソンの関係者の皆さま、ボランティアとしてランナーたちを支えてくださった皆さま、沿道から熱い声援を送ってくださった皆さま、全国から参加してくださったランナーの皆さま、交通規制でご迷惑をおかけした地元にお住いの皆さま。

本当にありがとうございました!

皆さまのおかげで、こうして今年も楽しく遊ばせていただくことができました。また来年もニコニコしながら大好きな奈良の街を走らせていただきたいと思っていますので、引き続きよろしくお願いいたします!

 

奈良マラソン2023

HP【公式】奈良マラソン2023
SNSInstagram Facebook
開催日2023年12月9日(土)・10日(日)
主会場ロート奈良鴻ノ池パーク(奈良市鴻ノ池運動公園)
種目マラソン(42.195km)
・定員:12,000人(奈良県民枠2,000人、一般枠10,000人)
・参加料:参加賞あり 12,500円、参加賞なし 12,000円
世界遺産10K via 奈良公園(約10km)
・定員:4,000人
・参加料:
2005年4月2日~2008年4月1日生まれ – 参加賞あり 3,500円、参加賞なし 3,000円
2005年4月1日以前生まれ – 参加賞あり 5,500円、参加賞なし 5,000円
※85分以内で完走できること
ミニ奈良マラソン(1.8km×2周)
・一般の部:定員 1,500人、参加料 2,000円
・ペアの部:定員 100組(200人)、参加料 3,500円(2人合計)

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