奈良を愉しむ

「世界遺産候補地」と「激坂」を体感!『飛鳥ハーフマラソン2024』完走レポート

※記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

第3回目の開催となった『飛鳥ハーフマラソン2024』「飛鳥・藤原の宮跡とその関連資産群」の世界遺産候補地が15箇所も点在しているという豪華なコースは、同時に「激坂」とアップダウンの連続が待ち受ける難コースでもあります。おかげさまで今年も無事に、楽しく完走できました!

美しくもハードなコースに挑むハーフマラソン

第3回目の開催となった『飛鳥ハーフマラソン2024』TwitterFacebookYoutube)に参加してきました。

激坂が待ち受ける難コース!『飛鳥ハーフマラソン2023』完走レポート(2023/03/17)第2回目の開催となった『飛鳥ハーフマラソン2023』を完走しました。好天に恵まれて、とにかく楽しかったです!
【連載】奈良で外遊びしてみました『飛鳥ハーフマラソン2022』完走レポート naka(2022/06/06)記念すべき第1回の大会となる『飛鳥ハーフマラソン2022』が開催されました。去年は新型コロナの影響でオンライン開催になったため、現地のコースを使ってのマラソンは今回が初でした。…

かつて都が置かれた飛鳥の地を舞台として開催される飛鳥ハーフマラソンは、キトラ古墳や高松塚古墳など、「飛鳥・藤原の宮跡とその関連資産群」として世界遺産の候補地ともなっている明日香村内の数々の文化財を身近に感じながら走れることが最大の魅力です。

同時に、ハードなアップダウンが連続する「 #激坂 」が特徴のコースでもあり、風景を楽しみながら走るファンランナーから、ハードモードを好むガチランナーまで、いろんな遊び方ができる大会となっています。

第3回となった今年も、楽しく完走してきましたので、その様子をレポートします。

▲大会前に、あらかじめゼッケン(飛鳥ナンバーを模したデザインでかっこいい!)、計測チップなどが送付されてきます。レース当日は忘れないようにしましょう。

今年の参加賞も「オリジナルTシャツ・ソフトカップ・ソフトフラスク(給水ボトル)」の3点セットでした(詳しくはこちら)。ソフトフラスクは普段から愛用できて助かります!
▲レース当日の朝、最寄りの近鉄飛鳥駅の様子。定員3,000人という一大イベントですから、普段はのどかな明日香村が大騒ぎになります。スタート地点の「国営飛鳥歴史公園 キトラ古墳周辺地区」まで徒歩で20分ちょっとです。ウォーミングアップ代わりに歩きましょう。
▲会場のテント。当日の受付などはありません。入口のところで預かってもらう荷物を入れるビニール袋を受け取るだけなのでスムーズです。
トイレもかなりの数が用意されていて、こちらも比較的スムーズでした。

実はこの日、私にしては珍しく朝に便が出ていなかったので、トイレを利用させてもらったんですが、待機ブロックへの整列時間ぎりぎりになってしまいました。
▲待機ブロックの様子。3,000人規模の大会ですからものすごい人です!

私は撮影しながら走りますので、事前の申告タイムは控えめにしてあります。さらにトイレで遅めに並んだため、今回はほぼ最後尾に近い位置からのスタートとなりました。スタートライン通過の時点からタイム計測が始まるネットタイム形式なので、タイムロスはありませんが、最初は混雑して走りづらいのは間違いありません。タイム狙いの方は早めに整列するといいですね。

コース付近に世界遺産候補地が15箇所も!

●飛鳥ハーフマラソン コース

キトラ古墳・四神の館~天武・持統天皇陵~川原寺・橘寺~商工会(折り返し1)~甘樫丘~飛鳥水落遺跡~万葉文化館(折り返し2)~石舞台古墳~細川棚田(折り返し3)~阪田棚田~男綱~関西大学飛鳥文化研究所(折り返し4)~稲渕棚田~国営飛鳥歴史公園(高松塚古墳)~天武・持統天皇陵(折り返し5)~キトラ古墳・四神の館

▲いよいよレースがスタート。間もなく左手に「天武・持統天皇陵」が見えてきます。
コース上の風景はのどかで、有名な史跡などが次々に登場します。歴史好きな者からすると(普段からよく来ている場所にもかかわらず)自然とテンションが上がります!

コース付近には「飛鳥・藤原の宮跡とその関連資産群」の世界遺産候補地が15箇所も点在しているというのですから、そりゃ豪華なわけですよね!笑
▲こちらは「川原寺・橘寺」前。奥に見えるのが、聖徳太子が生誕した地にたつ橘寺です。
▲そして、かつて蘇我氏が邸宅を構えたという「甘樫丘」の前を通り、
▲折り返し地点となる「県立万葉文化館」の前では、今西誠進堂さんの「あすかルビーの葛アイス」が登場!吉野の葛(くず)を使った “溶けないアイス” で、不思議な感じはしながらも本当に美味しいんです!ネットでも購入できますのでぜひ!
▲もちろん「石舞台古墳」の前も通ります。コースから振り返らないと見えない位置関係なので、ファンラン派の方はここで一旦止まって記念撮影するのもいいですね。
▲なお、飛鳥ハーフマラソンは「マイボトル・マイカップ給水」の大会です。紙コップではなく、事前に送られてくるボトルかカップを持参して給水します。今の時代にあったエコな運営ですね。

レース中盤に最大の「 #激坂 」が登場!

▲そうこうしているうちに、9kmを過ぎたあたりから、飛鳥ハーフ名物の「 #激坂 」が始まりますコース高低差などはこちら)。

最高地点は300m弱なので可愛いもののように思えますが、約2kmほどの間に約150mをのぼる、かなりハードな上り坂です。(多武峰三瀬線)は桜井市・談山神社へ続く山越えの道で、車でもしんどい傾斜なんですよ。
▲心も折れかかる激坂の折り返し地点の手前には、喜多酒造さんの「ノンアルコール甘酒」が待っていました。まさに “飲む点滴” ですから、疲れた体に染み渡ります!
▲ハードな激坂も、下りになれば快適そのものです(※足へのダメージは大きいので飛ばしすぎないように)。坂の傾斜と遠くの美しい風景を見ると、「こんなに上ったんだな!」と実感しますね。

「高松塚古墳」などを感じながらゴールへ

▲邪なものの侵入を防ぐ意味を持つ「男綱」を横目に、またアップダウンの道を進むと、
▲お次は、柿の葉ずしヤマトさんの「古代米 柿の葉ずし(さば)」がいただけました!古代米の柿の葉ずしは初めて食べましたが、食感が良くて新鮮!酸味も程よくて普段食べるのはもちろん、レース中にも嬉しい一品でした!
▲さらに「稲渕棚田」の脇を、またもや下ったり上ったり。
▲コースも終盤、18km地点のあたりでは「文武天皇陵」が見えてきます。美しいですね!
▲続いて「高松塚古墳」が。
毎年思うことですが、こうやって振り返ってみると本当に豪華で贅沢なコースですね。立ち止まって撮影したくなるポイントが多すぎて悩むほどです 笑
2024年も無事にゴールできました!
タイムはどうのこうの言うレベルではありませんが、激坂にヒーヒー言わされながらも、今回も最後まで楽しく走ることができました。

運営に関わっている皆さん、ボランティアの皆さん、本当にありがとうございました。沿道からの声援も多くてありがたかったです!

ご家族も嬉しい「飛鳥マラソンフェスタ」も

▲ゴール後には最後の給食「あすかルビー」がいただけました。疲れた体に甘露のように染み入りました!ありがたい!
▲スタート・ゴール地点の「キトラ古墳」エリアには、お子さんが楽しめる「四神ふわふわランド」が今年も登場していました。ご家族の応援で来られる方ものんびりと楽しめるようになっています。
▲また、地元の食などを楽しめる「飛鳥マラソンフェスタ」も開催され、大変な賑わいでした。走り終えたランナーの皆さんもゆったり座って腹ごしらえできます。
▲私も焼き立ての「五平餅」(200円)をいただきました。頑張った自分へのご褒美ですから、とにかく美味しかったです!

飛鳥ハーフマラソン2024

HP【公式】飛鳥ハーフマラソン
SNSTwitter Facebook Youtube
種目ハーフマラソン(21.0975km)
開催日2024年3月10日(日)9:00 スタート
参加料6,000円(税込)
定員3,000人(先着順)

関連する記事