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激坂が待ち受ける難コース!『飛鳥ハーフマラソン2023』完走レポート

飛鳥ハーフマラソン2023 @明日香村-08
※記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

第2回目の開催となった『飛鳥ハーフマラソン2023』を完走しました。美しい風景が広がる明日香村で、キトラ古墳や高松塚古墳などの古墳や史跡を巡る楽しみとともに、激しいアップダウンの「 #激坂 」が待ち受ける難コースです。好天に恵まれて、とにかく楽しかったです!

のどかな飛鳥に約3千人のランナーが集結

第2回目の開催となった『飛鳥ハーフマラソン2023』TwitterFacebookYoutube)に参加してきました。

【連載】奈良で外遊びしてみました『飛鳥ハーフマラソン2022』完走レポート naka(2022/06/06)記念すべき第1回の大会となる『飛鳥ハーフマラソン2022』が開催されました。去年は新型コロナの影響でオンライン開催になったため、現地のコースを使ってのマラソンは今回が初でした。…

飛鳥ハーフマラソンは、“日本の原風景” というべき風景が広がる明日香村を舞台にして行われる、21.0975km のハーフマラソンです。

キトラ古墳や高松塚古墳など、明日香村内の古墳や史跡を巡れること、また激しいアップダウンが連続する「 #激坂 」が特徴であることなど、いろんな楽しみ方ができるレースです。

美しい景色に癒やされながら、そして激坂に疲労困憊させられながら、昨年に続いて無事に完走してきましたので、その様子をレポートします。

▲スタート地点の「国営飛鳥歴史公園 キトラ古墳周辺地区」まで、近鉄飛鳥駅から徒歩で約25分ほど。レース前のウォーミングアップ代わりにちょうどいい(?)ウォークです。約3,000人のランナーが参加する大会ですので、それなりの行列が続きました。
(※自分メモ:飛鳥駅 7:35着 でだいぶ混んでた。1本早くすべきかも。)
▲会場内はランナーたちであふれます。トイレを1箇所に集中して設置するオペレーションのため、トイレ待ちの行列もすごいことになっていますが、意外と進みは早かったようです。
▲グッズの販売スペースも。被り物の朱雀などが購入できます。
また、飛鳥ハーフマラソンは紙コップなどを使用しない「マイボトル」の大会ですので、ランナーは事前に参加賞としてもらえるソフトフラスク・ソフトカップを持参します。持ってくるのを忘れた方はここで購入できます。

コースには史跡や古墳、さらに激坂が満載!

▲右手に「キトラ古墳」を眺めながらスタートします。スタート地点への整列は 8:45まで。村長やゲストの方のご挨拶など、10分ほどの簡単なセレモニー(短めで助かります!)のあと、9:00にスタートします!
タイムは、各ランナーがスタート地点を越えてから計測が始まるネットタイム方式のため、ここで急いで追い抜く必要はありません。

飛鳥ハーフマラソン コース

キトラ古墳・四神の館~天武・持統天皇陵~川原寺・橘寺~商工会(折り返し1)~甘樫丘~飛鳥水落遺跡~万葉文化館(折り返し2)~石舞台古墳~細川棚田(折り返し3)~阪田棚田~男綱~関西大学飛鳥文化研究所(折り返し4)~稲渕棚田~国営飛鳥歴史公園(高松塚古墳)~天武・持統天皇陵(折り返し5)~キトラ古墳・四神の館

▲スタート直後からゆるやかな下り坂が続きます。ここはゴール地点にもなりますので、レースのラストに今度はこの坂をのぼるということです。昨年も結構しんどかった記憶があります。スタート直後からそんなことを思い出してちょっと凹んだりしました 笑
▲ゆるやかなアップダウンを感じながら、「天武・持統天皇陵」の前を進みます。まだレース序盤のため景色を楽しむ余裕もありますね。
▲続いて「川原寺・橘寺」前へ。
この日は日中の気温が20℃に達しほぼ無風という、やや暖かすぎる天候でした。半袖・短パンでも暑いくらい。当日のウェア選びは重要ですね。
▲5km過ぎの「甘樫丘」では、美しい菜の花を眺めながら。
一つずつ解説はしませんが、この甘樫丘はかつて蘇我蝦夷・入鹿親子の邸宅があった場所です。そんな場所をたくさんのランナーたちと走っているかと思うと面白くて、レース中もずっとニヤニヤしてました 笑
▲2回目の折り返し地点が待ち受ける「万葉文化館」。「あの坂をわざわざ下ってまた登るの?」なんて思ったりもしましたが、第1給食所で「いちごマシュマロ(あすかルビー)」がいただけるのでよし!
「石舞台古墳」の前では、地元の小学生たちからの声援が。みんな、レース後半の国営飛鳥歴史公園内でも応援してくれました。日曜日なのにありがとう!元気が出たよ!
▲石舞台古墳を過ぎた10km地点手前くらいから、コース中の最大傾斜の坂が始まります。約2kmほどの間に約150mをのぼっておりるという、かなりの激坂です。コース脇には美しい棚田の風景が広がっていますが、のぼりの最中はそれを見ている余裕もありません。
▲ただ、2023年は激坂の途中に第2給食所が設けられていて(昨年はなかった)、「あまざけ」で気力を回復させることができました!これはありがたいですね。
▲あまざけで元気が出たとしても、まだ激坂は終わっていません。心臓のバクバク、脚の疲労物質を感じながら懸命に進むと、もうすぐ折り返し地点が見えてきます。
▲折り返して下り坂になってしまえば、もう楽なものです。美しい景色や広い空を楽しむ余裕も出ますし、上りのランナーの皆さんに「もうすぐ折り返し!頑張れ!」と(心のなかで)声援を送ったりします。
▲続いて、稲渕方面の「男綱」をくぐって、また坂を登っていくと、
▲約15km地点の第3給食所で「柿の葉ずし(サバ)」がいただけます。正直、水分が少なめで食べやすくはないんですが、酸味が疲れた脳を刺激して、気合が入り直す感覚があります。食べると元気になりますね。
▲コースは稲渕の棚田ののどかな道へ。どの季節も美しい風景が広がるエリアですが、この日ばかりはアップダウンのほうが気になります。
▲18km地点付近には「文武天皇陵」が見えてきます。疲れもピークに近づいていますが、いいお天気のなかでこんな場所を走れて、嬉しくてニコニコしていました。
▲こちらは「高松塚古墳」です。明日香村の有名な史跡などを一気にめぐることができる、本当に贅沢なコースなのです。

▲2023年も無事にゴールできました!


撮影しながらでしたが、タイムは昨年とほぼ同じ2時間8分くらい。のんびりと気持ちよく走れました。相変わらずの “激坂”っぷりでしたが、本当に素晴らしいコースですので、ぜひ一度体験してみてください!

▲大会のメインエリアでは、今年は地元の食や物販を楽しめる「飛鳥マラソンフェスタ」と、日本遺産体感ブースや古代衣装の記念撮影ができる「竹内街道・横大路(大道)まつり」が開催されていました。
昨年はまだコロナ禍だったためこうしたイベントも開催できませんでしたが、やっと本来の姿に近づいてきましたね。
▲イベント会場の中央には「四神ふわふわランド」も登場!ランナーのご家族はもちろん、一般の観光客の方々からも人気でした。来年も楽しみです!

【余談】奈良の激坂レース「ラスボス」もぜひ

飛鳥ハーフマラソン2023

HPhttps://asuka-marathon.jp/
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種目ハーフマラソン(21.0975km)
開催日2023年3月12日(日)9:00 スタート
参加料8,000円(税込)
定員3,000人(先着順)

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