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その手は桑名の焼き蛤!桑名市で名物「はまぐり」食べ歩き <三重県旅行記その1>

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三重県の桑名市と四日市市(と、津市も少々)へ1泊2日の小旅行へ行ってきました。初日の目的は、これまで食したことがなかった桑名名物の「蛤(はまぐり)」を食べることです。人気の『食堂はまかぜ』さんなど3軒を食べ歩きましたが、さすがは本場。美味しかったです!

三重県桑名市・四日市市へ1泊2日の小旅行

もう先月(2023/10/1~2)のことになりますが、三重県の桑名市と四日市市(と、津市も少々)へ1泊2日の小旅行へ行ってきました。

桑名も四日市も、仕事で訪れたことはあったはずですが、こうして旅行の目的地とするのはもちろん初めてのこと。奈良からだと日帰り可能な距離だけに、まさか宿泊までして行く日が来るとは考えてもいませんでした。

旅の目的はシンプルで、主にこの2つです。

  • 【その1】桑名市で「蛤(はまぐり)」を食べること
  • 【その2】四日市市で「とんてき」を食べること

ほぼ行き当たりばったりで行き先を決めていこうということで、簡単な下調べのみで現地へ向かいましたが、どちらの街も本当に面白かったです!

年を取ってきたせいか、その街の歴史や成り立ちなども面白がれるようになりましたし、その土地ならではの特徴なども気づくことができるようになりました。派手な観光都市ではありませんが、かえってのんびりと巡ることができました。

私たち夫婦のメモも兼ねて、その様子を全3回にわたって記していきます。よろしければお付き合いください。

桑名はまぐり食べ歩き【1】食堂はまかぜさん

江戸時代から「その手は桑名の焼き蛤」なんてフレーズがあったというほど、「三重県桑名市=はまぐり」のイメージです。

しかし、よくよく考えてみると、これまで本場・桑名ではまぐりを食べた経験はありません。貝類が大好きな私にとってこれは大きな損失なのでは……などと思い立ち、桑名市へ向かったのでした。

▲まず立ち寄ったのは、その名も「はまぐりプラザ」です。揖斐川の堤防改修工事などにより移転対象となった公民館や地元漁港事務所などが入居する複合施設だそうで、4階建ての近代的な建物に、昔ながらの漁師小屋っぽい装飾が特徴です。
▲はまぐりプラザ内で営業しているのが、美味しいはまぐりをいただけると評判『食堂はまかぜ』さん食べログ)です。地元特産の桑名はまぐりを提供する人気店で、ランチタイムのみの営業。日曜日のこの日は地元のお客さんで賑わっていました。
▲『食堂はまかぜ』さんのメニューです。
あさりの炊き込みご飯も味わえる予約専用メニュー「焼きはまぐり定食」2,700円を筆頭に、「赤須賀定食」2,200円、「はまぐり丼」1,500円、「はまぐりうどん」800円など。
単品メニューの酒蒸しや串揚げなどもいただけます。
▲この日、私たちがいただいた「赤須賀定食」(2,200円)は、焼きはまぐり×3個、はまぐりフライ、ご飯と汁物のセットです。アルミホイルに包まれたはまぐりを、目の前のコンロで加熱していただきます。
はまぐりの口がぱかっと開いたら食べてよしの合図です。アツアツの貝のお汁がたっぷりなので、こぼさない&やけどにお気をつけて。

初体験の桑名はまぐりのお味は「美味!」の一言。身がぷりっとしていながらやわらかで、貝らしい旨味がぎゅっと詰まっています。地元・桑名産のみを使用しているとのことで、サイズも立派で食べごたえもバツグンです!わざわざ食べに行っただけの価値ある美味しさでした!
▲はまぐりプラザのすぐお隣には、こんな昔ながらの魚屋さんがあって、
▲もちろん店頭にははまぐりがずらり!発送もできるようですので、お土産にどうぞ。
▲このあたりは、岐阜三川の一つ・揖斐川(いびがわ)の川沿いに位置し、大きな河川や湖のほとりならではのこんな景色が見られます。日本海育ちの私にとって、これだけ漁船がありながら潮の香りがまったくしないことが何となく不思議で。川だから当たり前なんですが、ずっと違和感がありました 笑

食堂はまかぜ

HP【公式】食堂はまかぜ | はまぐりプラザ
【参考】桑名市観光サイト
【参考】食べログ
住所三重県桑名市大字赤須賀86-21 はまぐりプラザ
電話0594-22-6010
定休日火曜日
営業時間11:00~13:30(L.O. 13:00)
駐車場あり(無料)

桑名はまぐり食べ歩き【2】伊勢ノ国食堂しちりさん

▲その日の夜に訪れたのが、JR桑名駅内にある『伊勢ノ国食堂しちり』さんInstagram食べログ)です。駅の建物内にあって、お弁当の販売などもあって便利!
▲店内は明るくカジュアルです。時間が早かったのでこの時はまだ空いていましたが、間もなくほぼ満席になっていました。カウンター席もあって、お一人様でも利用しやすいでしょう。
▲『伊勢ノ国食堂しちり』さんのメニューの一部。「美し国(うましくに)」と称される三重県の美味あれこれを味わえます。

桑名産の養殖はまぐりを使った「焼きはまぐり」780円、「酒蒸し」980円、「天ぷら」780円などなど。お隣のページには松阪牛が!その他も地元食材を使った居酒屋メニューや、うどんや定食などの夜定食メニューもありました。
▲この日注文したあれこれ。
主役の「はまぐり酒蒸し」(980円)と、「あおさの揚げ出し豆腐」(580円)は、どちらも志摩産あおさ入り。その奥は「的矢かきのカキフライ」(680円)です。
はまぐり酒蒸しは、貝とあおさの風味がたっぷり。食堂はまかぜで食べた焼きはまぐりと比べると、だいぶ小ぶりだったので(その分だけお安い)、インパクトはやや劣るかも。
▲さらに「はまぐりの天ぷら」(780円)(と「紀北町イカの塩辛」380円)も。とってもジューシーで、脂の旨味と抹茶塩の風味も加わって美味!よく考えたら、かき揚げではなく単品で揚げ物にできるサイズの二枚貝ってかなり大きいですよね。さすが本場です!

伊勢ノ国食堂しちり

HP【公式】伊勢ノ国食堂 しちり
【参考】食べログ
SNSInstagram
住所三重県桑名市大字東方市之縄90(JR桑名駅内)
電話0594-41-4080
定休日無休
営業時間11:00~22:00(L.O. 21:00)

桑名はまぐり食べ歩き【3】魚のてっぺんさん

▲この夜の2軒目は、桑名駅から徒歩約4分の位置にある居酒屋『魚のてっぺん』さんTwitterInstagram食べログ)です。
▲店内の様子。入ってすぐにかつて魚を洗うなどしたであろう流し場があり、魚をメインとした居酒屋らしさがあります。適度にざわざわしていて、ちょうどいい感じ。旅行先でこんな居酒屋さんに出会えたら、もうそれだけでテンション上がりますよね!
▲『魚のてっぺん』さんのこの日のメニュー。「南伊勢の朝採れ鮮魚」とあるくらいですから、魚類には自信ありなのでしょう。

はまぐり関連は「蛤磯辺揚げ 2枚」590円、「焼き」590円、「酒蒸し」590円、「釜めし」1,380円など。
▲スタッフさんにお勧めいただいたお刺身(種類は失念)と、地元・桑名市の超辛口の地酒「颯(はやて)」などいただきました。地酒はこの他にも宮の雪(四日市市)、作(鈴鹿市)、半蔵(伊賀市)などがありました。
▲こちらでも「焼きはまぐり」(1粒590円)をいただきました。やや小粒ですが、旨味がしっかり。ほぼ塩だけの味付けですが、貝の滋味が溢れ出てきます。ごちそうさまでした!

魚のてっぺん

HP【公式】魚のてっぺん – 魚がおいしい大衆酒場
【参考】食べログ
SNSTwitter Instagram
住所三重県桑名市有楽町39
電話0594-82-7108
定休日不定休(※ランチのみ木曜休)
営業時間11:30~14:00、16:00~22:00
駐車場なし
アクセスJR・近鉄桑名駅から徒歩約4分

桑名はまぐり食べ歩き【番外】こんな専門店も

▲この他にも、桑名市では美味しいはまぐりを味わえるお店が何店舗も見つかります(参考:桑名市観光サイトさん)。

こちらは『蛤料理 日の出』さん。名物は「はまぐり鍋」コースで、地元産のはまぐりをしゃぶしゃぶでいただくとか!漫画『美味しんぼ』にも登場しているそうです。
▲繁華街にある『蛤一択』さんも人気店のようです。桑名産の、天然の、しかもチョウセンはまぐりではない希少な大和はまぐりを提供する蛤専門店で、完全予約制ながら電話番号は非公開。予約はLINEから受け付けるという敷居の高さ!一度ぜひお邪魔してみたいものです。

【余談】桑名名物の和菓子「安永餅」が美味い!

▲余談気味な扱いで申し訳ないですが、桑名名物だという「安永餅(やすながもち)」も美味しかったです!

後から調べたところ、桑名市内には『永餅屋老舗』さんと『安永餅本舗 柏屋』さんという2店舗があるとか。こちらは桑名駅前にある『安永餅本舗 柏屋』さん食べログ)です。
▲ショーケースには「安永餅」がずらり!
安永餅は、あんこの入った細長く平らな焼餅です。1つずつ個包装されているものが84円。手を汚したりせずさっと食べられるのがいいですね。
▲私たちは箱買いして、移動中の昼食代わりやおやつとしてパクパクと食べました。外のお餅は軽く焼き目がついていてほんのり香ばしく、中の粒あんは重すぎず軽やか。かなり美味しかったです。桑名市へお出かけの際はぜひ!

※実際にお邪魔したのは「2023年10月1日」でした。
※後編の「美しい洋館「六華苑」など!桑名市をじっくり観光しました <三重県旅行記その2>」へと続きます(※近日公開予定)

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