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【PR】奈良オーベルジュ旅 その1『うぶすなの郷 TOMIMOTO』&『大神神社』参拝

奈良オーベルジュ旅『うぶすなの郷 TOMIMOTO』@安堵町-00
※記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

奈良の食を堪能できる宿泊施設付きレストランを巡る、一泊二日の「奈良オーベルジュ旅」。まずは『うぶすなの郷 TOMIMOTO』さん(安堵町)で昼食をいただきました。近代陶芸の巨匠・富本憲吉さんの生家を活用した施設で、雰囲気もお料理も素晴らしかったです!続いて『大神神社』(桜井市)を参拝し、充実の大人旅となりました!

※協力:奈良県

奈良の “オーベルジュ” を巡ります

「オーベルジュ」とは、“地元ならではの食をじっくりと堪能できる宿泊施設付きレストラン” のこと。奈良県にはさまざまなタイプのオーベルジュがあり、その魅力は「ぐるっとオーベルジュなら」というサイトで紹介されています。

今回はその中から3件を巡りました。順番にご紹介していきます。

巨匠・富本憲吉さんの生家がオーベルジュに

▲奈良オーベルジュ旅でまず最初に訪れたのが、安堵町の『うぶすなの郷 TOMIMOTO』さん(InstagramFacebook)です。

こちらは、1955年に重要無形文化財保持者(人間国宝)第一号に認定された、近代陶芸の巨匠・富本憲吉(とみもとけんきち)さん(詳しくはこちら)の生家をオーベルジュとして活用した施設です。

富本憲吉さんは自らが生まれ育った、法隆寺からもほど近く美しい田園風景がひろがるこの地のことを “うぶすな” と呼び、自分の原点として大切にしてきたそうです。
▲『うぶすなの郷 TOMIMOTO』さんの主屋部分。重厚で歴史の積み重ねが感じられます。ここで巨匠の心と技が育まれてきたかと思うと感慨深いものがあります。
▲施設内には富本憲吉さんの作品も残されています。
客室「日新」は、かつて書斎として使用されたお部屋で、床の間には直筆の「エビヅル図」が見られます。この部屋で多くの作品のアイディアが生まれたことでしょう。
▲廊下にはこんな直筆作品も飾られていました。貴重な作品を拝見できて嬉しい限りです!
▲また、主屋の前に立つ大きなクスノキの幹には「テイカカズラ」が巻き付いています。富本憲吉さんが好んで用いた「四弁花」模様は、ここに自生していたテイカカズラがモチーフになっています。6月頃に花を咲かせるそうですので、ぜひその時期にあらためて拝見したいですね。

“大和の四季を愛でる”上質なお料理たち

▲メインダイニングのレストラン「五風十雨」(法隆寺・大野玄妙管長の書が掲げられています)は、他の団体さんが利用なさっていたため、この日は客室「日新」のお座敷で食事させていただきました。

先生の生家で、しかもその作品の前でお食事や宿泊できたりするなんて、この上ない贅沢です!
▲この日はランチコース「うぶすなの和」(6,050円 税込)をいただきました。素材の味わいを最大限に活かした、まさに “大和の四季を愛でている” かのような会席料理です。

写真はお造りと椀物。お料理がはっとするほど美味しいのはもちろん、器がそれぞれ若草山と鹿を描いた輪島塗り、そして大胆で力感あふれる織部焼と、目でも存分に楽しませてくれます。
▲この日いただいてお料理たち。
(左上から時計回りに)先付(胡麻豆腐)、蓋物(お野菜の炊き合わせ)、焼き物(ブリ根深焼きなど)、揚げ物(エビの五色あられ揚げなど)。

どのお料理も、素材の旨味がじんわりと染み渡る、隅々まで心配りが行き届いた、美しく繊細な一品でした。
▲さらにこのランチコースでは、年間飼育数わずか15頭(!)という、超希少な「大和まほろば赤牛」もいただけます。ご飯は、奈良県産のコシヒカリ+ひのひかりのブレンド。奈良の美味の粋を集めたかのよう!
▲希少なお肉を、十津川産シメジなどとともにしゃぶしゃぶでいただきました。
サシの脂の旨味はしっかりと感じられるものの、まったくしつこさはなく、とろけるように口内で消えていきます。お年寄りからお子さんまで、どの年代の方が食べても「美味しい!」と叫んじゃうようなお味です。絶品でした!

静かで上質な客室。色絵付け体験なども

▲食事に続いて、館内をご案内いただきました。
『うぶすなの郷 TOMIMOTO』さんの客室は2部屋です。こちらは食事をいただいたお座敷に隣接する「日新」の寝室部分です。シンプルで清潔です。
▲お部屋には半露天風呂が付いています。湯船が低めで、目線の高さに坪庭がきます。窓を開け放って入ったら気持ちいいでしょうね。

この日はお食事のみだったため、入浴気分だけ味わいましたが、それでも思わずニヤニヤしてしまいました 笑
▲こちらは、もう一方の客室「竹林月夜」です。もともと蔵だった建物をリノベーションしています。
▲客室内は落ち着いた雰囲気です。部屋からの眺めは、富本憲吉さんが大きな影響を受けた、民藝運動の先駆者であるバーナード・リーチ氏と見たという、月夜に照らされる美しい竹林をイメージしているとか。
▲客室「竹林月夜」を別角度から。2階部分も含めて、ツイン+セミダブル+和室(2~8名)の広さです。
▲こちらも半露天風呂付き。湯船から灯籠が眺められるという贅沢さです!静かな夜、ゆっくりとお風呂に浸かりたいですね。
▲また、同施設では、陶芸体験・絵付け体験・苔玉づくり体験などが開催されており、敷地内に専用の建物があります。
▲こちらには「色絵付け体験」の準備がしてありました。
富本憲吉さんの生家で、(もし望むのであれば)富本憲吉さん風の絵付けができてしまうんですから、よく考えたらこれはとても贅沢な体験です。巨匠の作風を再現してみたいですね!

うぶすなの郷 TOMIMOTO

HPhttps://and-tomimoto.jp/
SNSInstagram Facebook
住所奈良県生駒郡安堵町東安堵1442番地
電話0743-56-3855
定休日火曜日
料理ジャンル日本料理
レストラン※完全予約制
ランチ:11:00~/13:00~(2部制)
ディナー:17:00~
ディナー単価8,800円(税込)~
客室数2室(定員2~8名)
宿泊単価50,000円(税・サ込)~/名
※1泊2食付・2名1室の場合の参考価格
アクセス:・西名阪自動車道「大和路まほろばスマートIC」より車で約5分。
・JR法隆寺駅から車で約6分 など。

※実際に利用させていただいのは「2022年10月24日」でした。
※詳しくは公式HPをご覧ください。

三輪さんへのお参りには「お神酒セット」を

▲『うぶすなの郷 TOMIMOTO』さんを後にした私たちは、日本最古の神社とされる『大神神社(おおみわじんじゃ)』(桜井市)へお参りさせていただきました。

まずは参道で「三諸杉」「みむろ杉」などで知られる奈良の老舗酒蔵・今西酒造さんのショップ『今西酒造 参道店』に立ち寄ります。
▲ここでは、三輪の神様にお供えする「お神酒セット(お酒と卵)」(380円)を購入しました。

大神神社は酒の神様として信仰を集めています。また、ここで祀られる大物主大神は、たびたび蛇に姿を変えたとされることから、親しみを込めて「巳(み)さん」と呼ばれます。ぜひ好物の卵とお酒をお供えしてみてください。
▲また、こちらの「日本酒アイスクリーム」(350円)が絶品なんです!純米吟醸「三諸杉」が使用された大人味の一品。神様にお供えする御神酒と同じお酒を味わえるのですから、素敵ですよね。

※アルコールが入っていますので、未成年の方・車を運転される方などはご遠慮ください。

今西酒造 参道店

住所奈良県桜井市大字三輪1224番地
電話0744-42-6022
営業時間10:00~17:00
定休日不定休

神さびた日本最古の神社・大神神社へ参拝

▲こちらは大神神社「二の鳥居」です。神様が鎮座する霊地に近づいたことで、空気が凛として、清々しくなるのを感じます。(※画層提供:大神神社)
▲大神神社「拝殿」にお参りします。一般的な神社では、この背後に神様が鎮まる「本殿」が建ちますが、大神神社にはそれはありません。ここで祀られる大物主大神は、聖なる山・三輪山に鎮まっており、拝殿の奥にある三ツ鳥居を通して三輪山を拝します。最古の神社らしく、原初の神祀りの姿を現代へ伝えています。(※画層提供:大神神社)
▲大神神社の境内にはたくさんの摂社(せっしゃ)があります。病気平癒の神様として知られる「狭井神社(さいじんじゃ)」では、拝殿の裏手で霊験あらたかな「くすり水」がいただけますので、健康を願いながら頂戴しましょう。(※画層提供:大神神社)

大神神社

住所奈良県桜井市三輪1422
電話0744-42-6633
拝観料境内無料

お土産には三輪素麺の「ふし」はいかが?

▲大神神社のお参りの際には、大神神社の二の鳥居の左(北)にある『森栄進堂』さんへどうぞ。ちょっと懐かしい店構えで、店頭にはおせんべいや乾物などが並びますが、
個人的にお勧めなのが、地元の名産・三輪素麺の「ふし」です。ふしとは三輪素麺の製造過程で出てしまう不揃いな部分のこと。お値段が手頃なので、そのまま素麺として食べてもいいですし、お吸い物に入れたり揚げておつまみにしたり、いろいろと楽しめます。ぜひ!

森栄進堂

住所奈良県桜井市三輪535
電話0744-42-9861

歴史的なスポットが点在する奈良県は “食” の魅力も尽きません。
奈良の観光の際には、その土地の風土を活かしたお料理が味わえるオーベルジュをぜひご利用ください!

※「ぐるっとオーベルジュなら」ホームページ

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