2009-03-01

天理教の独特の雰囲気を感じる「天理市街」散歩その2

天理教関連施設探訪

夫婦二人で思いつくまま奈良を歩く【奈良てくてく歩き】。今回は、天理市の天理教施設あれこれと、駅前の商店街をてくてくと歩いた二回目です。

<その2>の今回は、独特のデザインが目に付く、天理教関連施設の建物を見て回っています。外見からは何の目的のための建物なのか見分けすらつかない、かなり異色の建築物ですが、「入母屋屋根・赤い窓枠・仏閣風の手すり・煙突」こんな特徴を持つ巨大な施設が、いくつも立ち並ぶ姿は、まさに圧巻ですね!

初回その2その3


天理市「天理教関連めぐり」ルートはコチラ

今回は、天理教の本殿「天理教教会本部」を出発地点として、天理教の施設を中心に、駅前の「天理本通商店街」を通って天理駅までのルートを往復しました。


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天理教ならではの独特な建物です

天理教の神殿「天理教教会本部」は、まだ日本の伝統的な建築様式に則った建物でしたが、それ周辺にある関連施設は、どれも独特の雰囲気がある、とても面白いものです。

その特徴は、「入母屋屋根・赤い窓枠・仏閣風の手すり・煙突」。博物館(天理参考館)、病院(天理よろづ相談所「憩の家」)、おぢばがえりの際の宿泊施設(詰所)など、巨大な建築物はいくつもあるのですが、そのほとんどが全く同じ外見となっているのです。

見る角度によっては、映画「千と千尋の・・・」の舞台となっている「湯屋」のようにも見えますから、面白いんですよね。

また、同じ表情をした独特の建物が並ぶ姿は、本当にシュールな光景で、言い方は悪いですが、どことなく悪夢の中にいるような違和感すら感じます。


「天理駅周辺」散歩-「天理教関連施設」-01

天理教教会本部から続く歩道橋の上から、天理参考館側を眺めたところ。この光景は、いつ見てもシュールで、夢に出てきそうな非現実的さを感じます

「天理駅周辺」散歩-「天理教関連施設」-02
屋根の連続する入母屋と、赤い窓枠、仏閣風の手すり(そして、見えませんが煙突)。天理教の建物の典型的なタイプです。これとほぼ同じ形状の建物が、市内の至るところで見られます

「天理駅周辺」散歩-「天理教関連施設」-03
赤く塗られた入母屋の屋根が連続する様子は、まず他では見られません。青空とのコントラストが、どことなく違和感を感じさせてくれますね

「天理駅周辺」散歩-「天理教関連施設」-04
これも天理大学の付属施設である「天理参考館」です。同じような窓が延々と並ぶ姿は、かなり面白いですね

「天理駅周辺」散歩-「天理教関連施設」-05
入母屋屋根の連続!この建物はやや古めのようで、窓枠の赤が色褪せてきているのが残念。畏怖すら感じてしまうほどの、強烈で個性的な建物です

「天理駅周辺」散歩-「天理教関連施設」-06
悪夢的なまでにシュールで、とても魅力的な様式です


とにかくシュール。とにかく巨大!

次は、病院「天理よろづ相談所『憩の家』」と詰所が並んでいる場所へ移動してみました。少し日が陰ってからの撮影となってしまったため、やや鮮やかさに欠けますが、その大きさだけ伝われば幸いです。

とにかく横幅の広い建物なんですが、その一面に赤い窓枠がズラリと並び、グレーの手すりが真っ直ぐに続く様子は、眩暈がしそうなほど。他では決して見られない、天理らしさを感じる建築物ですね。

「天理駅周辺」散歩-「天理教関連施設」-07
天理教教会本部の敷地から、少し離れた病院や宿泊施設(詰所)などを眺めたところ。天理教の建築物の最も巨大なもので、全景を見るのも難しいほどです

「天理駅周辺」散歩-「天理教関連施設」-08
天理教本部の近くにある、天理教運営の病院「天理よろづ相談所『憩の家』」。あまりにも長い建物のため、ものすごい遠近感が出ています

「天理駅周辺」散歩-「天理教関連施設」-09
病院「天理よろづ相談所『憩の家』」の様子。延々と同じスタイルの窓と通路が続いています。煙突があるのも特徴的ですね

「天理駅周辺」散歩-「天理教関連施設」-10
これは宿泊施設「詰所」の大きなタイプで「敷島大教会」という名称のようです。病院や博物館などと外見上は全く違いが分かりません。階段部分がアクセントになっていて美しいですね

「天理駅周辺」散歩-「天理教関連施設」-11
日本全国から、本部へおまいりに帰ってくる(おじばがえり)際に、信者さんたちが宿泊する「詰所」という施設です。よくこれだけの施設が維持できるな・・・と感心するほど、天理市内の至るところで見かけます

「天理駅周辺」散歩-「天理教関連施設」-12
建物を裏側から眺めたところ。写真ではスケール感が全く伝わらないのが残念です

「天理駅周辺」散歩-「天理教関連施設」-13
これが天理教の建築物の最も美しいアングルかもしれません。何も知らない人に「有名デザイナーがデザインした昭和の団地だ」とでも言えば、かなり信じる人もいるでしょうね(笑)


ついでに「天理市役所」の画像も一枚

これは単なるオマケですが、寺社の「水煙」のような独特の塔を持つ「天理市役所」の様子も写真に収めておきました。今さらこんなものを見ても誰も驚かないかもしれませんが、これだってなかなか変わった建物ですよ(笑)

「天理駅周辺」散歩-「天理市役所」
特徴的な屋根が目印の「天理市役所」。帰り際に撮影したため、もう薄暗くなっています。宗教都市・天理らしいデザインと言えば、確かにその通りかも

<その3>に続きます。。。。。


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