2020-12-10

【古い絵葉書・観光地図・浮世絵】渋めの奈良グッズあれこれ

【古い絵葉書・観光地図・浮世絵】渋めの奈良グッズあれこれ

奈良好きな私は、古書店や古物店でちょっと古い絵葉書や観光案内図などを見つけると、ついつい購入してしまいます。どれも骨董的な価値のあるものではありませんが、色あせた絵葉書などはまるでタイムカプセルのように、かつての奈良の様子を教えてくれます。まとめてご紹介します。


レトロ奈良グッズが好きです

私は、奈良県外(※新潟県生まれです)で生まれ育った人間のため、奈良の古い時代のことを知りません。ウチの奥さん(※生粋の奈良県人です)などがたまに聞かせてくれる昔の様子を羨ましく思ったりしています。

私は現在、二上山の麓あたりに暮らしていますが、いつも当然のように利用している「山麓線」(県道30号線御所香芝線)が整備されたのは平成になってから……と聞いたりすると、それ以前の様子を想像できなくて楽しいですし、その時代を知らないことにジェラシーを覚えたりもします(笑)

そんな歪んだ感情もあって、ちょっと古い奈良を知る手がかりになる絵葉書や地図などのグッズを見かけると、ついつい集めたくなってしまいます。


最近では、2020年10月末で閉店された奈良市のお土産店「福泉堂」さん(紹介記事)で、こんな絵葉書を購入しています。

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絵はがきセット「奈良大全集」(605円)。デザインが昭和ですね!見開きが両ポケット式になっていて、絵葉書が18枚入っています。ド定番の奈良の写真が詰まっています

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もうひとつは「特選 奈良」(440円)というもの。白いフチありの絵葉書が16枚入り。雪化粧した大仏殿など、ちょっと珍しい写真も入っています。いまの修学旅行生もこういう絵はがきセットを購入するんでしょうか?


吉田初三郎作の鳥瞰図(バーズアイ)

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まずは、昭和3年(1928)の「奈良電車沿線・京都~奈良 鳥瞰図(バーズアイ)」の復刻版です。作者は吉田初三郎で、空中から俯瞰した構図を得意としました。ドローンなどあるはずもなく、たいていの日本人が飛行機に乗ったことすら無い時代にこのアングルから描かれるのですから、当時はさぞ斬新だったことでしょう

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奈良の中心部をアップで。大和郡山から西大寺あたりまで入っていますが、今は存在しない省線奈良や油阪駅が見えたりします。紹介しているスポットのセレクトも現代とは違っていて、安康帝稜などの天皇陵が描かれたり、時代が感じられますね


古い観光案内「奈良名勝全図」

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こちらは「奈良名勝全図」とタイトルのある古い観光案内です(過去記事→古い奈良が蘇る『奈良名勝全図』『奈良名勝漫遊三日の旅』 )。明治41年(1908年)に作られたもので、奈良市内の猿沢池から興福寺・東大寺・春日大社などを中心に描いたものです

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東大寺のあたりをアップで。子院まで細かく書き込まれており、今と大きく変わらないようです。奈良博の近くには奈良病院や師範学校が見えたりして、現在との間違い探しをしている気分になります(笑)


奈良の観光名所がカード形式に

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こちらは某イベントで古物ショップさんから購入した、奈良のカードです。名刺サイズよりもやや小さめです

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見学の友「奈良16景」の内容です。色調が独特で、昭和の40年代くらいまでさかのぼりそうですね。被写体や構図的には、現在の絵葉書などとそれほど変わりはないように見えます。ただ、薬師寺や東塔しか写っていませんが、金堂は昭和51年(1976)、西塔は昭和56年(1981)の再建ですから、この当時はまだ復興前だったかもしれません

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こちらは「古き都 奈良」と題したカードセットです。個人的には、絵葉書ではなくて、こういうカードサイズだとぐっと来ます!


橿原神宮と考古遺物の絵葉書セット

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大阪の古物店で購入した、奈良関連の絵葉書セット2種です

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戦前に発売された「橿原神宮絵葉書」5枚セット。初代・神武天皇を御祭神とする橿原神宮には、現在よりも遥かに多い参拝客が訪れていたはずですので、ニーズは大きかったのでしょう。境内の木が今よりもだいぶ低かったり、時代を感じます

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奈良国立博物館に隣接する「永野鹿鳴荘」(※現在もお土産物店「鹿鳴荘」として営業なさってます)が発行した絵葉書「石器時代 大和考古資料集」です。奈良博が収蔵する石器や土器類を写した、かなり渋い内容です。
永野鹿鳴荘の三代目・永野太造は、戦後に寺院や仏像の貴重な写真を残し、美術書『大和古寺大観』などにも携わった人物です


歌川広重の浮世絵なども

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大阪の古書店などでは、こんな浮世絵も購入しています。向かって右の2枚は、歌川広重『名所江戸百景』から「深川洲崎十万坪」と「大はしあたけの夕立」です。奈良とは無関係ですが、どちらも印刷ではなく近代に刷られた本物です(お値段は各4,000円でした)

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こちらは、同じく歌川広重の『六十余州名所図会』より「大和立田山 龍田川」です。百人一首の時代より有名だった龍田川(斑鳩町)の紅葉を描いたもので、単なる印刷物なのでお値段わずか850円でした。
良い点を強調して描くものとはいえ、現在はこんなに川幅も広くありませんし、高い山も見えません。言われなければ龍田川とは思えないほどです(笑)

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購入してきた浮世絵などは額に入れて、

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室内に飾っています(龍田川はこの裏の階段途中にあります)。


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