古い切手アルバムから「奈良柄切手」を探してみました
幼いころに少しだけ集めていた「切手アルバム」を実家から持ち帰って、整理しなおしてみました。使用済みのものがほとんどなので価値はありませんが、奈良モチーフの絵柄も多く、とても楽しいです。中宮寺・弥勒菩薩半跏像、東大寺・音声菩薩、興福寺・天燈鬼、さらに1960年の「奈良遷都1250年」のものも見つかったりしました！
古い切手アルバムを見直すと楽しい！
お正月に実家へ帰省した際に、まだ私（と兄）が幼かったころに、一時的に集めていた「切手」が貼ってあるアルバムを渡されました。
時がたって価値が高まっているようなものではなく、我が家にどこからか届いた郵便物に貼ってあった使用済み切手がほとんどで、ほぼ無価値です。
しかし、何年も経ってから改めて見てみると、このころは奈良の仏像などをデザインした切手が多かったんですね。その当時は後に奈良で生活することなど夢にも思っていなかったですから、そう考えると面白いものです（笑）
渡されたアルバム。昔の写真用アルバムなので、ノリが強めで、保存してあった切手を取り出すだけでもひと苦労です（ドライヤーで熱風を当てながらだとはがしやすいですよ）
貼られていた切手の一部。記念切手シートなどもありますが、多くは使用済み切手でした。切手の糊が滲み出るのか、周りが変色したりしています。絵柄を観ると、新薬師寺・十二神将の婆娑羅大将、東大寺仁王門の阿形像など、奈良にまつわる柄が多いですね
埴輪があったり国宝シリーズがあったり。東大寺大仏殿前にある国宝「金銅八角燈籠」の音声菩薩像も。お寺のデザインのものなどもありますが、どこのものだか不明です
この他、海外の切手類も多く保管してありました。特に車・電車・スポーツなどがデザインされたものが多く、どこかでセットで安く売っていたものもあるんでしょう。父が、会社へ研修に来ていたスペイン人の方たちの世話係みたいなことをやっていた関係もあり、その方面から入手した切手もあるようです
クラシックカーに蒸気機関車、馬車などをデザインした海外切手。昔はこういった男の子っぽいモチーフが大好きでしたが、いつ頃からかまったく興味をなくしてしまいました（笑）
一緒に保管してあった「昭和25年 お年玉郵便切手シート」。お正月に切手シートを発売し始めた初年度のもので、美品であればそれなりに価値があるようです。しかし、ネットオークション全盛ですから、この程度のコンディションであれば、たいした価格にならないようですね。残念！
奈良モチーフ切手がたくさん見つかります
そうした切手たちを整理しなおしたもの。中宮寺・弥勒菩薩半跏像が3色、東大寺・音声菩薩、法隆寺・観音菩薩、そして興福寺の仏頭や天燈鬼など、観ているだけでちょっと楽しくなります。。ちなみに、中央下の正倉院文様らしきものは、1960年の「奈良遷都1250年」のものだとか！
中尊寺金色堂・迦陵頻伽、宇治平等院・鳳凰、香取神宮・狛犬など。金魚に鹿、馬形埴輪に埴輪などのお馴染みの柄もあります
平等院鳳凰堂や中尊寺金色堂など、お馴染みデザインです
一般的な切手をランダムに。消費税などの変化にともない、額面もいろいろ変わっていますから、もう販売されていないものも多いでしょう
札幌オリンピック、王貞治さんのホームラン記録の際の記念切手（海外製？）、そしてマナスル登頂記念の切手
日本全国の風景をデザインした切手たち
郵便関連のものと、銭の単位まである古い切手たち
中華民国の切手、ハングル語の切手など、海外の切手
＜余談＞父の半世紀前のスクラップブック
切手のアルバムと一緒に、父のスクラップブックも譲り受けました。内容は、今から半世紀以上前に行った関西旅行の絵葉書やチケットなど。このあたりは昭和30年代！向かって右手真ん中は、大阪の中之島。左上は天王寺動物園越しに見上げた通天閣！
昭和42年頃に、父と祖母が行った（らしい）関西旅行の入場券など。向かって左上から、東大寺・春日大社宝物殿・平安神宮・銀閣寺・知恩院・金閣寺・龍安寺・清水寺・二条城・三十三間堂。精力的！今どき、海外からのバックパッカーでもこんなに熱心に周りませんよね（笑）
さらに、大阪城・平等院・法隆寺も。半世紀も前の法隆寺のチケットなんて、ちょっと貴重ですね
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