【桃太郎電鉄】20年前と最新作 - 桃鉄の奈良はどう変わった?
コロナ禍の現在、巣ごもり需要の高まりもあり、みんなで楽しめるテレビゲーム「桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~」が大ヒットしています。我が家には1999年12月発売の「桃太郎電鉄V」(PlayStation版)も現存していて、この20年間におけるゲームの進化に感動しています。奈良の物件駅の移り変わりにも驚きましたので、比較してみました。
20年前のプレステ版と比べます
「桃太郎電鉄」シリーズ(通称:桃鉄)とは、鉄道会社の運営をモチーフにしたボードゲーム形式のテレビゲームシリーズです。第1作目は1988年に発売され、シリーズ累計の出荷本数は1200万本を超えるという、ご長寿人気タイトルです。
・桃太郎電鉄シリーズ - Wikipedia
・桃太郎電鉄 公式サイト
その最新作となるのが、2020年11月に発売された「桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~」です。コロナ禍で自宅で過ごす時間が増加したこともあって、セールスは絶好調だとか。
私自身、かつては大の桃鉄ファンで、99年モードで延々と遊んでいました(おそらくスーファミで)。当時はヒマな学生時代でしたが、日本各地へ旅行するお金などありません。桃鉄の中で日本全国を旅しては、各地の名産品などを覚えていったものです。
今回は、最新作となる Nintendo Switch版「桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~」と、手元に残してあった PlayStation版「桃太郎電鉄V」(1999年12月発売)で、奈良がどう扱われているのかを比較したいと思います!
「桃太郎電鉄V」奈良の物件駅は1つ
今から20年も前、1999年12月に発売された PlayStation版「桃太郎電鉄V」(Wikipedia)。初代プレステも懐かしい限り!ぎりぎり起動してくれました(笑)
オープニング画面。サブタイトルは「ハルマゲド~ン襲来の巻」です。あらためて触ってみると、さすがに画像が荒くて動きも遅い。発売元も今はなきHUDSONですし、時代の移り変わりを感じます
メモリーカードの存在自体も懐かしいし、ゲーム内に「アリtoキリギリス」さんなどが登場するのも懐かしい!この他、吉野紗香さん、浅草キッドさんなども登場していたようです
ゲームは東京駅からスタートします。まず目的地が設定され(この場合は「新宮」でした)、プレイヤーはサイコロを振ってそこを目指し、最初に到着すると賞金がもらえます。そうして稼いだお金を元手に全国の物件を購入し収益を上げていく、というゲーム内容です
これが「桃太郎電鉄V」のゲーム中の奈良です。「奈良」の文字の左上の行き止まり駅で、物件が購入できる「物件駅」と呼ばれます。このゲーム内では全国で99駅の物件駅があったそうですが、奈良県内ではここだけでした
奈良駅の内容。1000万円で購入できる「シカせんべい屋」は、毎年の年度末の決算でその50%が収益として受け取れます。「柿の葉ずし屋」を含めて、奈良駅の物件を買い占めても5000万円にしかならず、もっとも小規模レベルの駅でした
ちなみに、かつての私は「奈良へは修学旅行で行ったきり」という人間でしたので、「柿の葉寿司」の存在すら知りませんでしたが、しっかりと覚えました。桃鉄をプレイすることで覚えた全国の特産品もたくさんありますし、知識を広められるお役立ちゲームだと言えるかもしれませんね
ちなみに、これが「京都駅」の物件。物件価格が奈良とは大違いです。
とはいえ、このバージョンは物件駅の全国バランスがかなりおかしくて、大阪・京都ですら奈良と同様に各1駅ずつのみなのに対して、三重(松坂・伊勢・伊賀上野)や和歌山(和歌山・白浜・新宮)は各3駅もあったりしました
最新版は「奈良・橿原・五條」の3つ
一方、こちらが2020年11月に発売された Nintendo Switch版「桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~」(Wikipedia)のオープニング画面です。当たり前ですが、画像がきれい!
ちなみに我が家は、コロナ禍で帰省できないお正月用に購入しましたが、夫婦で対戦したのは1回きりです。わかっていたことですが、相手を邪魔する系のカードも駆使して本気でバトルすると、間違いなく不仲になります。人間関係を損ねないように、対人戦はくれぐれも気をつけましょう(笑)
東京駅の周辺も、物件駅が増えてにぎやかになっています。20年前は全国に「99駅」しかなかった物件駅も、最新版では「399駅」にまで増えています
物件駅の増加にともない、奈良県内も「奈良」(相変わらず行き止まり駅扱い)「橿原」「五條」の3駅となっています。大阪も、なんば・天王寺・鶴橋などが増えてバランスが良くなりました
「奈良」の物件です。1000万円の物件は「シカせんべい屋」「柿の葉ずし屋」に、「せんとくんグッズ屋」「巾着きつねうどん屋」が加わりました。収益率もリアルな感じに調整されました。さらに3億円の「日本旅館」×2件、79億円の「ならまち散歩道」が登場!ならまち全体を買い上げるってことでしょうか(笑)
こちらは「橿原」の物件です。1000万円の「柿の葉寿司屋」(表記が「ずし」ではないのは意味がある?)「石舞台グッズ屋」「牛乳スープ鍋屋」(≒飛鳥鍋)で、1億円の物件が「富有柿園」×2件です。
次回はぜひ「きなこ串だんご屋」も入れてください!
こちらは「五條」の物件です(駅名は正式には「五条駅」ですが、この表記は五條)。1000万円の「柿の葉寿司屋」×2件、3億円と橿原より大規模な「富有柿園」×2件、さらに5億円の「柿ワイン工場」も!
五條市の柿ワインといえば「山本本家」さんが有名ですが、こちらがモデルでしょうか?
いずれにしても奈良の物件が増えて嬉しいです。駅の全物件を買い占めると収益率がアップしますし、少なくとも奈良県内は我が「なか電鉄」が独占したいと思います!
余談ですが、私の故郷である新潟県の「糸魚川(いといがわ)」も物件駅になっていました。翡翠(ひすい)・のどぐろ・フォッサマグナ。名物を丁寧に見つけてくれてありがとうございます!