約250万本!藤原宮跡の『菜の花』を観てきました@橿原市
橿原市の『藤原宮跡』で、広大な敷地に咲き乱れる「菜の花」を観てきました。ピークは過ぎていましたが、2.5万平方メートルの敷地に約250万本が植えられており、とても迫力があります。古の都に、これだけ巨大なお花畑が出現するというのも面白いですね。
古の都に登場する広大な「菜の花」の園
平城京へ都が移る前、わずか16年間のみ藤原宮が営まれた、橿原市の「藤原宮跡(ふじわらきゅうせき)」Wikipedia)。「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」として、世界遺産登録を目指した活動も行なっています。
日本史上で初めてきっちりと区画を分けた(条坊制)本格的な都城で、万葉集にも詠まれた「大和三山」(天香久山・畝傍山・耳成山)をもふくむ、5.3km四方という広大な敷地が整備されていました。
現在では、大極殿の周辺エリアは広い平地に、その周りは田んぼや宅地になっていて、飛鳥時代の遺構は地面の下、私たちが歩く足元に埋め戻されています。
「だだっぴろい」という印象の藤原宮跡ですが、ここはその広さを活かして、四季の花々が雄大に広がる風景が見られます。4月上旬ごろからは「菜の花」が咲き誇り、昨年拝見した時もとても感動したものでした。
2015年の春もこんな景色を観たいと思っていたのですが、春は雨が降りっぱなしでなかなか見に来れず、ようやく終わりかけのこの日に拝見できました。時期的にやや遅めでしたが、雰囲気はありました!
橿原市「藤原宮跡」の菜の花。「25,000平方メートルの花園一面(甲子園球場グラウンドの約2倍)に、250万本の菜の花が咲き乱れます。」という規模ですから、「見渡す限りお菜の花」と言っても過言ではないくらいの規模なのです!
藤原宮跡の菜の花の見頃は、4月上旬~中旬ごろ。今年は現行不順が続いていて、満開の時期になかなか行けなかったため、ようやく終わりかけのこの日に見ることができました。一部は大人の背丈くらいまで伸びていました!
菜の花のエリアは、大きな2つのエリアに分かれていますが、これはその真ん中あたりからみています。右も左もこんな広大な菜の花畑が広がるんですから、スケールが大きいですね
遠くに見えるのは畝傍山。大和三山が見渡せます
アップで見ると、もう終わりかけだということがよくわかりますね
遠くに夕暮れの二上山
来年はもうちょっと早めに来ます!
初夏には、蓮やキバナコスモスも
藤原宮跡では、季節ごとに5つの「花ゾーン」が設けられています。
春の菜の花に始まって、夏は蓮・黄花コスモス、秋はコスモスなどが見られるようになっています。いずれもスケールが大きな風景が観られますので、ぜひタイミングを見計らって出かけてみてください。
なお、橿原市の「藤原宮跡5つの花ゾーン開花状況」というページでは、開花状況がこまめに更新されていて、とても分かりやすくなっています。お出かけ前にチェックしてみるといいですね。
以前も掲載しましたが、藤原宮跡の「花ゾーン」のマップ。菜の花とヒナゲシが咲く「春ゾーン」は、藤原宮跡の中心部よりも北側(耳成山側)、醍醐池を挟んだ裏手になります
■藤原宮跡(藤原京)
HP: http://www.city.kashihara.nara.jp/kankou/own_sekaiisan/hanadayori/kaikajyoukyou.html
電話: 電話番号:0744-21-1114(企画調整部世界遺産推進課)
駐車場: 無料駐車場あり
アクセス: 近鉄大阪線「大和八木駅」より、コミュニティバス「橿原市藤原京資料室前」下車(約20分)
■参考にさせていただきました
橿原市/藤原宮跡5つの花ゾーン開花状況
橿原市/藤原宮跡
藤原京 - Wikipedia
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