彼岸花に囲まれる『伏見のため池』@御所市伏見
彼岸花(ヒガンバナ)の見どころが多い「葛城エリア」。その一つが御所市伏見の「伏見のため池」です。山麓線のすぐ際の棚田の中にある、石垣の小さなため池で、秋には彼岸花が周りを囲むように咲き誇ります。大峰山脈や大和盆地を見晴らす景色も美しかったです!
葛城エリアの彼岸花が話題に
秋になり、各地で「彼岸花(ヒガンバナ)」が開花しました。奈良県内の彼岸花の名所というと、かかし祭りなども行われる 明日香村・稲渕地区 などが有名です。
しかし、2021年の秋は、葛城エリアの「九品寺」や「一言主神社」の彼岸花の写真をよくSNSで目にしました。現場はかなりの混雑で、交通整理の警備員さんを雇うことになったり、大変な騒ぎのようです。
山麓線のすぐ脇の小さなため池
葛城エリアでもう一箇所、今年よく目にしたのが、御所市の「伏見のため池」でした(参考サイト「奈良県景観資産-棚田の中の伏見のため池-」)。
こちらは県道30号線(山麓線)沿いで、道路のすぐ際にある小さなため池です。この辺りは本当に美しい田園風景が広がっていて、何度も撮影やお散歩に行っていますが、この池については最近まで存在を知りませんでした。
この日は和歌山方面で所用があったので、その途中で立ち寄ってみました。小さくて愛らしい風景でした!
「棚田の中の伏見のため池」の所在地は、御所市伏見です。山麓線(県道30号線)のすぐ南側になります。駐車場などはありません。地元の方のお邪魔にならないようにご注意ください。
山麓線から眺めた「棚田の中の伏見のため池」。小さなため池の周りを、赤い彼岸花が取り囲むように咲いています。この日はすでにピークは過ぎかけていましたが、まだまだ美しい状態でした。
別角度から。棚田とのコントラストが美しいです。遠くの山々まで見晴らせます。
(※田んぼの畦に入っている人がいますが、他人の土地です。勝手に立ち入るのはやめましょう。畦が崩れたりしてお百姓さんのご迷惑になります。)
一部をアップで。しっかりとした石垣が組んであるのがわかります。
水不足に悩まされてきた奈良盆地には、たくさんのため池がありますが、次第に埋め立てられたりコンクリートで固められたりしています。こうした石垣のものはもうかなり珍しいでしょう。
周辺の風景。葛城山系の高みにあるので、遠くに大和三山(の一部)なども見えます。
大和葛城山も間近です。のどかで気持ちのいい土地ですから、ぜひ葛城古道のウォーキングなどもお楽しみください!(参考サイト「山麓に残る神々のふるさと 葛城古道|奈良県観光 あをによし なら旅ネット」
■棚田の中の伏見のため池
HP: 参考サイト「奈良県景観資産-棚田の中の伏見のため池-」
住所: 奈良県御所市伏見
駐車場: なし
※彼岸花の見頃は、9月中旬~下旬ごろです。
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