2013-10-13

町中を歩く練供養!第9回『菩薩と歩む夢行道』@宇陀市

町中を歩く練供養!第9回『菩薩と歩む夢行道』@宇陀市

二十五菩薩の来迎の場面を表した法要「練供養(ねりくよう)」。當麻寺を筆頭に、奈良県内には何箇所かで続けられています。宇陀市に今年で第9回を迎える手作り感あふれる『菩薩と歩む夢行道』が行われるとか。練供養が新たに始まるのも珍しいですし、町中を練り歩くのも珍しいですね。開催日は「2013年10月27日(日)」。ちょうど『奈良・町家の芸術祭 HANARART2013』の会期中ですので、ぜひお出かけください!


歴史ある宇陀松山地区を練り歩きます

「お迎えに来た二十五菩薩に連れられて極楽へと誘われる」という宗教的な場面を再現する法要は、一般的に「練供養(ねりくよう)」と呼ばれ、奈良県内では葛城市「當麻寺」、橿原市「久米寺」のものなどが有名です。


これに類するものは、信貴山の「朝護孫子寺」の『毘沙門天王二十八使者守護善神練り行列』などがあり、色んなバリエーションが見られるようです。

そして先日、宇陀市へ行った際に、練供養の一形態である法要『菩薩と歩む夢行道』(参考サイト)というものが行われていることを知って驚きました!


『菩薩と歩む夢行道』@宇陀市-02

宇陀松山地区を練り歩く、少し変わった練供養『第9回 菩薩と歩む夢行道』のチラシ。コンサートも行われます。お稚児さんなども随時募集なさっているそうです


手作り感あふれるお面!素朴な印象です

『菩薩と歩む夢行道』は、二十五菩薩が練り歩くのは一般的な練供養と変わらないのですが、地元のお寺・慶恩寺さんを出発し、歴史ある町並み「宇陀松山重伝建地区」を練り歩くのだとか。お写真を拝見したのですが、仮面も光背も見るからに手作りです。2013年が第9回となるそうですが、以前からそういった行事があって最近復活させたのではなく、新しく始められたものなのだそうです!ちょっと珍しいですよね(笑)

この日は偶然、世話役の方とご住職にお話を伺えたのですが、個人的にも練供養は大好きですが、こんな手作りの法要もあるのかと驚いてしまいました。

開催日は「2013年10月24日(日)」です。練供養が終わった後は、慶恩寺さんの本堂で、日本でただ一人のモンゴル箏「ヤトガ」のコンサートも行われるそうです。また、この日は、宇陀松山地区を会場として『奈良・町家の芸術祭 HANARART 2013』が開催されています。かなり賑やかになると思いますので、興味がある方はぜひお出かけください!


『菩薩と歩む夢行道』@宇陀市-03

宇陀松山地区の「まちなみギャラリー石景庵」で、以前の『菩薩と歩む夢行道』の写真が展示してありました。慶恩寺さんを出発し、歴史ある町並みを練り歩きます。境内を飛び出して町中へ出てしまうのはかなり珍しいのだそうです

『菩薩と歩む夢行道』@宇陀市-04
昨年は雨模様だったため、本堂の周りをまわる形で開催されたとか。画像が小さめですが、このお面の手作り感がすごいんです!紙製かも?

『菩薩と歩む夢行道』@宇陀市-05
もう一枚。手前は出発前の本堂の様子。後ろから撮影しているため円形光背が並んでいます


■第9回 菩薩と歩む夢行道

開催日: 2013年10月27日 10:00~
主催: 慶恩寺(菩薩と歩む夢行道奉賛会)
所在: 奈良県宇陀市大宇陀春日262
電話: 0745-83-0122

※11:30から、慶恩寺本堂にて中西史子さんのモンゴル箏「ヤトガ」コンサートが開かれます


■参考にさせていただきました

菩薩と歩む夢行道|「又兵衛桜」と「かぎろひ」の里 奈良県 宇陀市 大宇陀 薬草料理 阿騎野鍋 今阪屋旅館


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