
体感する展覧会「太陽の塔」@あべのハルカス美術館(大阪市)
大阪市・あべのハルカス美術館で開催中の展覧会「太陽の塔」。芸術家・岡本太郎さんの代表作である「太陽の塔」の関連資料を中心に、絵画作品なども集めた見応えのある内容でした。個々の作品から今でもエネルギーがほとばしっているようで、元気をもらえますね!
写真撮影も可能。楽しい展覧会です
高さ300mの超高層ビル「あべのハルカス」の16階に位置する『あべのハルカス美術館』で、芸術家・岡本太郎さんの作品を集めた展覧会「太陽の塔」が開催中です(2018年9月15日~11月4日)。
私たち夫婦は、そろって岡本太郎さんのファンですので、万博記念公園の「太陽の塔」はもちろん、東京の「岡本太郎記念館」などへも行っています。
……とはいえ、待ちに待った「太陽の塔」内部見学が始まっていますが、忙しさにかまけてまだ行けていません(※予約制。公式サイトから4か月先まで予約可能です)。
その代わりではありませんが、あべのハルカス美術館で太郎さんの作品をたっぷりと堪能してきました。今でもエネルギーが尽きずにほとばしり続けているような世界観を堪能してきました。
「太陽の塔」のメインビジュアル。巨大な「初代・黄金の顔」がどーんと描かれています
会場内部はすべて撮影可能です。来場者は作品を鑑賞するだけではなく、みなカメラを片手に世界観を体感していました
「地底の太陽・保存用原型」、壁には実際に展示されていた「マスク」のシリーズなど
太陽の塔の地下展示の模型なども。ジオラマ好きなので、こういう細かい展示がたくさんあって大喜びしました!
地下展示の一部「いのり」を再現したミニジオラマ。この不思議な空間に吸い込まれそうです
同じく地下展示「いのち」のミニジオラマ
こちらは大阪万博の会場ジオラマ。以前にも拝見していますが、これが本当によく出来ていて、どこか悪い夢でも見ている感覚になります
別角度から
もちろん、会場には太陽の塔に関連する貴重な資料がたっぷりと展示されています。こちらは岡本太郎さんのラフスケッチ。いろんな紙に、いろんなパターンで描いています
貴重な作品もこの距離で鑑賞できます。作品に触れることはできませんが、「坐ることを拒否する椅子」だけは実際に座ることもできます。座り心地の悪さを体感してみてください
「太陽の塔」内部の大きな模型など
太陽の塔の内部を表した、かなり大きめの模型など。近づいてアップで撮影するとかなり迫力が出て、人気の撮影スポットになっていました
大きな大きな「初代・黄金の顔」も!
今回の企画のメインともいえる「初代・黄金の顔」の展示。足場が組まれていて、その先には……
大きな太陽の塔の顔部分がどーんと!もちろん、実際に使用されていたもので、こちらは鉄製。現在はステンレス製の2代目が使用されています
異星人のような不思議な表情です。「こんな大きな物をよく地上16階まで上げたな!」という感慨もありますね(笑)
岡本太郎さんの絵画作品も充実
岡本太郎さんのパワフルな絵画も多数展示されています
こちらは、1996年に描かれた「雷人」。岡本太郎さんの絶筆作品です。亡くなる直前でこの力強さ!
ところどころで、等身大の太郎さんが会場を見守ります
グッズ類も充実。散財にご注意を!
■あべのハルカス美術館
HP: http://www.aham.jp/
住所: 大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階
電話: 06-4399-9050
開館時間: 10:00~20:00(月土日祝は 18:00まで)
■太陽の塔
HP: http://playtaro.com/harukas-taro/
開催期間: 2018年9月15日(土)~11月4日(日)
料金: 一般 1,200円、大学・高校生 800円、中学・小学生 500円
※実際に来場したのは「2018年10月18日」でした。
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