2011-04-01

岡本太郎氏のベラボーな塔『太陽の塔』@万博記念公園

岡本太郎氏のベラボーな塔『太陽の塔』@万博記念公園

大阪府吹田市にある『万博記念公園』で、岡本太郎さんの代表的な作品「太陽の塔」を見てきました。遠目に見ても、近くから見ても、どの角度から見ても異形ですね。あふれるようなパワーと狂気を感じるような、大迫力を体感してきました。


「なんだこれは」と言いたくなる作品です

大阪府吹田市に広がる『万博記念公園』は、1970年の大阪万博の会場となった場所です。
総敷地面積は264ヘクタール(甲子園球場の約65倍)という広大な敷地に、様々な文化・スポーツ施設が点在しています。

その中央部分に、大阪万博のシンボルであった『太陽の塔』が建っています。高さ65mという巨大で奇妙な塔ですから、万博記念公園の敷地内はもちろん、かなり遠目にもその姿を確認することができます。

太陽の塔のデザインは、「芸術は爆発だ」「なんだこれは」などのフレーズが記憶に残る芸術家・岡本太郎さん。2011年が生誕100年の節目となり、東京国立近代美術館で「生誕100年 岡本太郎展」が開催され、TVドラマも放送されるなど、改めて注目を浴びています。

私自身は、関西以外で生まれ育ったため、万博記念公園へ来るのは初めてでした。高速道路で吹田を通るときに遠目から見たことがあったという程度ですから、間近で見た太陽の塔には度肝を抜かれました。とにかく大きくて異形です。岡本太郎さんの言葉通り「ベラボー」な存在で、他の何にも似ていないですね。


太陽の塔@万博記念公園-01

高さ65mと巨大な『太陽の塔』の姿は、広大な万博記念公園内のどこからでも、また周辺の駅などからも見えます。すぐ足元までは近寄れますが、大阪万博の当時のように中に入ることは出来ません

太陽の塔@万博記念公園-02
とにかく巨大で異形です。私は間近で見るのは初めてでしたが、怖いくらいの迫力を感じました

太陽の塔@万博記念公園-03
正面の歪んだ顔は「太陽の顔」。現在を表しているのだとか。見る角度によって表情が変わって面白いですね。ちなみに、ここだけFRP素材で作られているそうです

太陽の塔@万博記念公園-04
頂部の金色の顔は「黄金の顔」。未来を表しています。大阪万博当時は目の部分から光のビームが照射されていました。顔の前に立つのは避雷針だそうです

太陽の塔@万博記念公園-05
25mの腕の真下を通れますが、思わず首をすくめてしまいます

太陽の塔@万博記念公園-06
太陽の塔の背面側に見える「黒い太陽の顔」。この世に対する憤りを表しているのだとか。遠目にもキリッとした表情が見えます

太陽の塔@万博記念公園-07


高さ65m。正面と背後に3つの顔を持ちます

太陽の塔について、書籍などで調べたことを簡単に箇条書きしておきます。


●1970年3月11日生まれ
●高さは65m、基底部の直径は約20m、腕の長さは25m
●鉄骨・鉄筋コンクリート造で、太陽の顔はFRP製
●もともとは「太郎の塔」と呼ばれていて、テーマ館のサブプロデューサーだったSF作家・小松左京氏によって「太陽の塔」と名付けられたとか
●万博当時は、右側に「母の塔」が、左側に「青春の塔」が建っていた
●内部は吹き抜けになっていて、高さは50mの「生命の樹」が立ち、そこに生物模型292体(円谷プロ制作)が展示されていた。エスカレーターの上昇と共に生命の進化の歴史を体感できる仕組みだった
●頂部の金色の顔「黄金の顔」は未来を表し、正面のちょっと歪んだ顔「太陽の顔」は現在を。背面側の「黒い太陽の顔」は、この世に対する憤りを表しているのだとか。
●万博当時は、地底部分にもうひとつの顔「地底の太陽の顔」があったが、今は行方不明になっている


現在は塔の中には入れませんが、すぐ足元から見上げることができます。遠目に見るのもいいですが、真下から見上げる迫力は格別ですね。圧倒されました!


太陽の塔@万博記念公園-12

太陽の塔の足元にある説明。「太陽の塔(Tower of the Sun) 万博開催当時のままに残されています。作者は、岡本太郎氏です。高さは65mで、アメリカの自由の女神は47mです。万博期間中、塔内への入館者は900万人を数え、顔は頂部の「黄金の顔」中央部の「太陽の顔」背後の「黒い太陽の顔」の三つがあり、会期中には地底部に「地底の太陽の顔」もありました」

太陽の塔@万博記念公園-08
太陽の塔は、すぐ足元まで行って見上げることができます。遠目で見るよりも、表面はザラザラしていて汚れも目立ちます

太陽の塔@万博記念公園-09
真下から見上げたところ。まさにベラボーですね!

太陽の塔@万博記念公園-10

太陽の塔@万博記念公園-11

太陽の塔@万博記念公園-13

太陽の塔@万博記念公園-14

太陽の塔@万博記念公園-15

太陽の塔@万博記念公園-16

太陽の塔@万博記念公園-17


色んなアングルから見た太陽の塔

太陽の塔の姿は、万博記念公園内のいたるところから見られます。様々な角度から撮った写真も掲載しておきます。


太陽の塔@万博記念公園-18

広い万博記念公園ですが、巨大な太陽の塔の姿は色んな場所から確認できます。背後にある鉄の枠組みは、大阪万博の時の大屋根の一部が残されたもの

太陽の塔@万博記念公園-19

太陽の塔@万博記念公園-20

太陽の塔@万博記念公園-21

太陽の塔@万博記念公園-22


中央口の脇に太陽の塔グッズ売り場が

太陽の塔の正面、万博記念公園駅近くの「中央口」からすぐの場所に売店(花屋さん)があり、そこで太陽の塔グッズの販売をしています(太陽の塔グッズの画像はこちら)。

本・ストラップ・ピンバッジ・Tシャツ・絵葉書・クリアファイルなど、意外なほど品揃えは豊富です。しかし、残念なのはミニチュア(フィギュアみたいなもの)の出来が今ひとつなこと。以前発売された海洋堂のものと比べるのは酷かもしれませんが、ただのお土産物ではなく、もうちょっと作りこんで欲しかったですね。


太陽の塔@万博記念公園-24

太陽の塔の真正面の売店(花屋さん)には、太陽の塔グッズ各種が販売されています。本・ストラップ・ピンバッジ・Tシャツなど、目移りしますね

太陽の塔@万博記念公園-23
太陽の塔フィギュアも。大きめが1,575円、小さなものが500円など

太陽の塔@万博記念公園-25
ここもなかなかの品揃えでしたが、同じく万博記念公園の中にある「国立民族学博物館」(別途入場料が必要です)のミュージアムショップには、他の岡本太郎グッズも販売されていました。太郎ファンはそちらもチェックしてみるといいでしょう


公園内の『EXPO'70パビリオン』は必見!

また、太陽の塔と大阪万博をもっと楽しむには、先に2010年3月にオープンした大阪万博の記念館『EXPO'70パビリオン』に立ち寄っておくことをお勧めします。入館料金は大人が200円(中学生以下は無料)で、この日は特別展示が開催されていたため大人500円でした。

大阪万博は1970年に開催されましたので、私はその雰囲気を全く知りませんが、ここの展示物全てが「懐かしい」ではなく、「モダン」に感じられました。太陽の塔が大阪万博の当時にどんな状態でお披露目されていたのかが、ジオラマや映像を使って伝わってきますので、ぜひご覧ください。オススメです!


EXPO'70パビリオン(太陽の塔)-01

2010年3月に開館した『EXPO'70パビリオン』では、大阪万博当時の太陽の塔の様子がジオラマで紹介されています。これが本当にかっこいいので、太陽の塔を見に行く前に立ち寄っておくといいでしょう。当時はこんな大屋根の間から頭を出していたんですね

EXPO'70パビリオン(太陽の塔)-02
同じジオラマから。すごい完成度ですね。周りが薄暗いので写真写りがいいんです!


お弁当を持ってピクニックでも

また、万博記念公園は「日本さくら名所100選」に選ばれているほどの桜の名所です。この日はまだ咲き始めでしたが、たくさんの方がピクニックに来ていました。この日は、私たち夫婦と知り合いの20代女子2名の計4名で、それぞれお弁当を持ち寄ってピクニックしてきましたが、いいお天気で本当に気持ちよかったです。

万博記念公園内には様々な施設があり、一日いても時間が足りないくらいです。飲食施設は少ないので、お弁当などを買ってくるといいですね。


太陽の塔@万博記念公園-26

この日は、まだ桜は咲き始めたばかりでした。万博記念公園は「日本さくら名所100選」に選ばれているほどの桜の名所ですから、春の季節はいいですね

太陽の塔@万博記念公園-27
お弁当を持ち寄ってピクニックをしてきました。お花見シーズンにはたくさんの屋台が営業するようですので、屋台で買い食いするのも楽しいでしょう



大きな地図で見る


■万博記念公園

HP: http://www.expo70.or.jp/index.html
住所: 大阪府吹田市千里万博公園
電話: 06-6877-7387
定休日: 水曜日(祝日の場合は翌日休み。季節によって営業の場合あり)
営業時間: 9:30 - 17:00
入場料金: 大人250円、小人70円(日本庭園・自然文化園共通)
駐車場: 普通車1日 平日-800円、土日祝-1,200円

※料金は、日本庭園・自然文化園への入場料金250円を支払うと太陽の塔が間近で見られます。それ以外の施設への入場は別途料金が必要です。


■参考にさせていただきました!

万博記念公園 - Wikipedia
太陽の塔 - Wikipedia
70年万博タイムスリップ | 独立行政法人 日本万国博覧会記念機構
Casa BRUTUS 2011年4月号 [あなたの知らない岡本太郎100]
EXPO’70パビリオン










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