2014-02-13

パワーアップした奈良の冬のイベント『なら瑠璃絵 2014』

パワーアップした奈良の冬のイベント『なら瑠璃絵 2014』

奈良の冬の夜を彩る灯りイベントとして、すっかり定着した『しあわせ回廊 なら瑠璃絵』。凛と冷えきった空気の中で、圧倒的な青い光に包まれます。プロジェクションマッピングや夜神楽など、内容が少しずつ進化していて、本当に素晴らしいイベントでした。寒さを我慢してでも行く価値がありました!


2014年の最終日は、大雪のため中止に…

2010年から始まった、奈良の真冬のイベント『しあわせ回廊 なら瑠璃絵』。年々少しずつパワーアップして、今では奈良の冬の灯りイベントとして定着しました。


今年の私たちは最終日の前日の2月13日に拝見しました。

なら瑠璃絵のホームページには「荒天にならない限りイルミネーションの点灯は行います。」とありますが、最終日のバレンタインデーには全国的な大寒波が襲来。奈良県でも過去4番目の積雪を記録したため(参考記事)、打ち上げ予定だった花火も含めて、すべて中止になってしまうというアクシデントに見舞われました。

第一回目のなら瑠璃絵から観てきた私たちですが、年々内容が進化していて、今年は特に素晴らしかっただけに残念ですが、こればかりは仕方ありません。2015年以降に期待しましょう!

撮影してきた写真をエリアごとにご紹介しておきます。なお、なら瑠璃絵では三脚などの使用は禁止されています。比較的明るいですので、カメラ手持ちで頑張りましょう!


しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-01

春日大社の参道には、青い光のアーチが。順路は「興福寺→奈良博→大仏殿→新公会堂→春日大社」という流れだったようです。係員の方が誘導してくれますので、戸惑ったりすることもありませんでした

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-02
いつもは静かな奈良の冬の夜ですが、なら瑠璃絵の期間中はさすがに賑わいます。鹿たちも夜間営業。鹿せんべいをねだっていました


東大寺・鏡池では、噴水に仏さまのお姿が!

東大寺エリアでは、中門の脇にある「鏡池」を利用して、噴水に映像を投影する「ウォーターアートプロジェクション」が実施されていました。

これが鮮やかで見事!東大寺らしく、仏さまの姿が現れたり、蓮の花や曼荼羅のようなイメージが映し出されます。数分の短いものですが、見ていてまったく飽きませんでした。


しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-03

東大寺の中門に向かって右手の「鏡池」に噴水を設置し、そこに映像を投影します。遠目からでもちょっと不思議な灯りが見えます

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-04
きれいな月をバックに、噴水に映像が映しだされます!神々しい!

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-05

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-06

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-07

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-08


大仏殿の観相窓が開き、大仏さまのお顔が

また、期間中は東大寺・大仏殿の「観相窓(かんそうまど)」が開かれ、遠目に大仏さまのお顔が拝見できました(※大仏殿の拝観はできず、中門から拝見しました)。こんな姿が拝見できるのは、お盆とお正月の万燈会の時くらいですから、これはとても貴重ですね。

また、写真には残っていませんが、大仏殿前の「八角燈籠」(国宝)に灯り燈されるという、とても貴重な姿も拝見できました。


しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-09

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-10

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-11<


新公会堂エリアは青い光の海!見事でした

奈良県新公会堂では、裏手の広い庭園が鮮やかな灯りで埋め尽くされる、本当に美しい光景が見られました。

今年から、無料で拝見できるエリアと、有料のエリアに分けられていました。有料エリアは、「花たんざく(大人500円、小学生200円)」を購入した方のみが入れるもので、灯りの間の小道(冬七夕ロード)を通って、奥の木へ短冊を吊るしに行けるというもの。これはいいアイディアですね!

その周辺もさまざまな灯りが煌めいていて、それは見事なものでした。一見の価値ありますね!


しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-12

奈良県新公会堂エリア

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-14
建物の前に飲食店や物販ブースが並ぶ「バレンタインマーケット」が行なわれました。恒例となった、吉野本葛の老舗・黒川本家さんの「しあわせココア(@500円)」もいただきましたが、体が温まって本当に美味しいですね

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-15
風船の中に灯りがともる「るりぽん」というグッズも登場していました

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-16
有料の「花たんざく」を購入した方は、冬七夕ロードを通って、奥の木へ願いごとを吊るしに行けます。私たちは時間の関係で行きませんでしたが、光のじゅうたんの中を歩いている気分を味わえたことでしょう!

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-17
無料エリアからでも、こんなに美しい光景が見られます!いくつの灯りを使用しているのか想像ができないほど、広大な庭園一面が灯りで覆い尽くされていました

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-18

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-19

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-20

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-21

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-22

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しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-26

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-27


ミラクル春日参道では、幻想的な夜神楽も

春日大社エリアは「ミラクル春日参道」として、さまざまな展示やイベントが行なわれています。近づくとどこからか落語の出囃子のようなものが聞こえてきて、何かと思っていたら、光のアートプロジェクトの一環として「光の夜神楽」というイベントをやっていました。

私たちが拝見したのは獅子舞でしたが、曲芸なども披露されていたそうです。まじまじと獅子舞を観るのは初めてでしたが、夜の春日大社の参道という雰囲気もあり、思わず魅入られるほど美しかったです!

最後には、踊る獅子舞にプロジェクションマッピング映像を投影するというものも披露され、伝統的な芸能と現代の技術の新しい可能性を見たようでした。

●獅子舞や曲芸を行い海外公演も行う「豊来言玉之助」さん
●御杖村で伊勢大神楽系の獅子舞を伝える「桃股獅子舞保存会」さん
●二人組で獅子舞や南京玉すだれなどを披露する「大升獅子神楽団」さん

これらの方々が芸を披露なさっていました。


しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-28

薄暗い春日大社の参道で舞われる「獅子舞」。お正月の縁起物として舞うものよりも本格的で、場の空気が締まるようでした。背景の遠くに見えている青い灯りが、一枚目に掲載したゲートです。そこから通行止にして、邪魔されることなく参道を舞台として活用しています

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獅子舞というと、某芸人さんの姿を連想してしまいますが、中腰の体制での動きも多く、大変な舞でした。

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最後はソロでの獅子舞。プロジェクションマッピングの映像が投影され、とてつもなく不可思議な空間へと変貌しました

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しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-32


春日参道の巨大なオブジェ「閃光」も大迫力

さらに、昨年も大迫力だった不思議な立体作品が、今年も引き続き見られました。

これは立体の造形物に映像を映し出したもので、「NARA ART NIGHT」というプロジェクトチームの作品で、タイトルは「閃光」。春日大社に祀られる「武甕槌命」(タケミカヅチノミコト)が雷を司ることから、それをイメージしたそうです。

音も迫力がありますし、次々に色と線が切り替わっていって、目が離せなくなります。


しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-33

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しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-36


不思議な灯りで包まれる「ミラーボーラーズ」

その先には、これも昨年も度肝を抜かれた「ミラーボーラーズ」の展示が。春日大社の参道の木にミラーボールを吊るし、地面が不思議な灯りで支配されます。

ただ、今年は頭上のミラーボールがほとんど回っておらず、じっと立っていても目眩を引き起こすような中毒性はやや控え目になっていました。その場にいるだけで酔いそうな印象でしたから、今年は自粛したのかもしれません。昨年のすごさを知っている者としては、そこだけがやや残念でした。


しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-37

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-38

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-39

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-40


夜間拝観・三社寺鼎談・夜参りライブなども

時間の関係でここまでしか見られませんでしたが、興福寺・東金堂、春日大社、奈良国立博物館は、この時期だけ特別に夜間開館していました。また、奈良博の新館前の噴水を利用して「ウォーターアートプロジェクション」も行なわれていました。

また、春日大社・東大寺・興福寺の神職と僧侶の方々による「三社寺鼎談」や特別講演、日替わりでアーティストさんがライブを行う「夜参りライブ」など、イベントは盛りだくさんです。今年はすでに会期が終わっていますが、来年以降の「なら瑠璃絵」にも期待したいですね!


しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-41

興福寺の参道にもこんな灯りが

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014-42


■しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2014

HP: http://rurie.jp/
Facebookページ: http://www.facebook.com/nararurie
Twitter: なら瑠璃絵 (@nararurie)

開催場所: 奈良公園一帯
開催期間: 2014年2月8日(土)- 14日(金)
開催時間: 18:00 - 21:00
お問い合わせ: 0742-30-6560(なら瑠璃絵実行委員会)


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