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氷室神社『枝垂れ桜』2017年も見事に開花!(奈良市)
奈良でもっとも早い時期に開花し、「奈良の一番桜」として親しまれている『氷室神社』の枝垂れ桜。今年も美しい花を咲かせてくれました。境内には海外からの観光客もたくさんいらっしゃって、とても賑やか。春の訪れをたっぷりと味わえました!
氷の神さまをお祀りする古社
氷の神さまを祀る『氷室神社』。平城遷都のころから氷を「氷室(氷の貯蔵庫)」に貯蔵し、奉納してきた、由緒ある神社です。現在でも、全国の製氷業者の方々などから篤く信仰されています。
そして、氷室神社の境内に咲くシダレザクラが、奈良でもっとも早く満開になる「奈良の一番桜」として知られています。
例年であれば、3月の最終週くらいには満開を迎えるのですが、2017年は全体的に桜の開花が遅れていて、4月に入ってからピークを迎えたようです。
奈良公園に隣接して鎮座する『氷室神社』。氷の神さまをお祀りしており、毎年5月1日は、海の幸の代表タイ、川の幸代表のコイを凍結した、1mの氷柱が奉納される「献氷祭」も行われます
参道は数十メートルと短めですが、ここからでも賑わいが感じられます。「奈良の一番桜」ということで、毎年すごい数の参拝客が押し寄せるのですが、海外からの旅行客もますます増えて、日本人の方が少ないくらいでした
枝垂れ桜の手前には木蓮(ハクモクレン)の花も咲いていました。開花時期が桜とぴったりと合うと、ますます華やかです
「奈良の一番桜」が今年も開花!
「奈良の一番桜」と呼ばれる、氷室神社・四脚門の前の枝垂れ桜。今年も見事に花をつけてくれました
この枝垂れ桜は、悪性の腫瘍のため、2013年12月に、患部の枝を切除するとともに若木の根を移植するなど、樹勢回復の治療が行なわれました。それ以前よりも枝の数がだいぶ減っていますが、こうして長生きしてくれているのは嬉しい限りです!
狛犬としだれ桜
四脚門側から眺めたところ。ずっと人の姿が絶えません
氷室神社の拝殿。背後には御本殿が見えます。お賽銭を入れると雅楽が鳴り始めるなど、ユニークなシステムも導入していらっしゃいます(笑)
氷につけると文字が浮かび上がる「氷みくじ」も(授与料200円)。他にはないオリジナルですね!
お隣には若い枝垂れ桜も咲きます
四脚門の向って右側にも、2本の枝垂れ桜が植えられています。こちらはまだ若くて樹勢も元気!樹の下まで行けて、滝のように花々が流れ落ちるような光景も見られます。たくさんの観光客の方々が夢中になって記念撮影なさってました
■氷室神社
HP: http://www.himurojinja.jp/
住所: 奈良県奈良市春日野町1-4
電話: 0742-23-7297
祭神: 大鷦鷯命、闘鶏稲置大山主命、額田大仲彦命
開門時間: 6:00-18:00(11月~3月 6:30-17:30)
拝観料: 無料
駐車場: 1時間500円(上限2,000円)(※桜の季節のみ30分500円に)
アクセス: 近鉄「奈良駅」から徒歩15分
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