2011-06-27

奈良県一の秘湯で名湯!入之波温泉『山鳩湯』@川上村

奈良県一の秘湯で名湯!入之波温泉『山鳩湯』@川上村

奈良県南部の川上村にある「入之波(しおのは)温泉」の湯元『山鳩湯』へ行ってきました。黄褐色の濃い泉質で、個人的に奈良県内のお湯の中で最も好きな温泉です。かなり距離はありますが、わざわざ行ってみるだけの価値はあると思います!


大迫ダムのさらに奥にある秘湯です

入之波温泉湯元 山鳩湯』は、奈良県南部の川上村にある温泉施設です。奈良県にはいくつもの秘湯と呼ばれる温泉がありますが、「秘湯度」ではトップクラスでしょう。

国道169号線をひたすら南下、大迫ダム(大迫貯水池)の細い道へそれてしばらく進むとようやく谷あいに姿が現れます。山道の運転に慣れていない方にはあまりオススメできない場所ですね。大迫ダムで曲がらず169号線をさらに進むと、その先には「大台ケ原」(ブログ内記事)への分岐(40号線)があります。ハイキング帰りに(ドライブの距離が延びる覚悟があれば)立ち寄るといいでしょう。

なお、山鳩湯の手前には、川上村公営の「入之波温泉 五色湯」という宿泊兼入浴施設が出来ていましたが、こちらは早くも営業停止してしまったそうです。お気をつけください。

山鳩湯は私たちも大好きなお湯で、以前もこんな記事を書いてご紹介しています。

この頃はまだ奈良に来て数年だったため「奈良一の名湯(だと思う)」と言葉を濁していますが、今でもここが奈良県でナンバーワンのいいお湯だと思っています。かなりクセのあるお湯ですから好き嫌いは分かれると思いますが、温泉好きな方はぜひお足を伸ばして欲しいですね。


入之波温泉『山鳩湯』@川上村-01

大迫ダム脇の斜面にひっそりと建つ温泉宿『入之波温泉湯元 山鳩湯』。古くから薬湯として知られ、湯治客も多かったそうです。1973年に大迫ダムが完成し、一度温泉はダムの底になりましたが、新たに源泉を掘り当てて復活しました

入之波温泉『山鳩湯』@川上村-02
入館してすぐに受付と食事処があります。浴場は、こんな階段を下った先にあります。階段途中の右手には、休憩所と飲泉を汲むスペースがあります


お湯も湯船も、温泉成分で黄褐色に!

山鳩湯のお湯は、全国的にも珍しい「炭酸重曹泉」です。シュワシュワとする炭酸を含むお湯ですが、残念ながら炭酸成分は飛んでしまって、ほとんど感じられません。



含炭酸重曹泉
元湯39.0℃
無色透明、甘味で硫化水素臭を有し、数時間後、淡黄褐色に着色する。
ナトリウム 炭酸水素塩・塩化物泉(中性、低張性、温泉)
泉質 ナトリウム-炭酸水素塩
効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、慢性消化器病、慢性婦人病、ヒステリー、冷え症、うちみ、ねんざ他 9種類


しかし、それ以上に温泉成分で黄色く濁ったお湯と、石のように固まった湯船が大迫力です!湯船は元は木製ですが、成分濃度が濃いため鍾乳洞のようにカルシウム分が堆積していって、石のお風呂に見えるほどです。湯温は39℃と低め、美肌効果のあるお湯で長湯するのには最適ですが、薬効成分が強いため湯あたりしやすいですので、くれぐれもお気をつけください。

ここまで個性のあるお湯はなかなかお目にかかれませんから、奈良南部へ出かける際には、ぜひ立ち寄ってみてください。長距離ドライブをするだけの価値のあるお湯だと思います!


入之波温泉『山鳩湯』@川上村-03

山鳩湯の脱衣場。ちょっと懐かしい雰囲気ですね(他のお客さんがいらっしゃらないタイミングで撮影しました)

入之波温泉『山鳩湯』@川上村-04
山鳩湯の浴槽。主浴槽が一つと露天風呂が一つです。黄色く濁ったお湯と、石のように固まった湯船!

入之波温泉『山鳩湯』@川上村-05
山鳩湯の浴室の全体像。壁に沿って太い塩ビ管が通っていて、そこから轟音を立ててお湯が注がれています。どこにも書いてありませんが、湯元のお湯ですからもちろん源泉かけ流し。湯温は39℃とやや低めで、この季節にはとても気持ちいいですね。長湯したくなりますが、温泉成分が強めなので湯あたりにご注意を!

入之波温泉『山鳩湯』@川上村-06
源泉が落ちる部分。湯船は杉の丸太造り(露天風呂はケヤキ)とのことですが、黄色っぽい石灰分が付着していて石のよう。ものすごい迫力ですね。泉質は、全国的にも珍しい「炭酸重曹泉」ですが、残念ながら炭酸成分は飛んでしまって、シュワシュワはしていません

入之波温泉『山鳩湯』@川上村-07
洗い場は3ヶ所。シャンプーなども備え付けです

入之波温泉『山鳩湯』@川上村-08
浴槽内の説明文。「重曹成分には皮膚に付着した汚れや不純物を乳化して洗い流す働きと脂肪を乳化させる働きを持っている」湯上りにお肌がツルツルになりますが、乳化していたとは!また、湯船の中でゆっくり歩いたり・・・と、運動が推奨されているのも面白いですね

入之波温泉『山鳩湯』@川上村-09
露天風呂は、ケヤキの丸太風呂。お湯と湯船の黄色さが際立ちますね。いいお天気の日に入る露天風呂はとても気持ちいいものです。入之波温泉のお湯は39℃と湯温低めのため、初夏や真夏でもしんどくなりません

入之波温泉『山鳩湯』@川上村-10
目の前には大迫ダムが広がっていて、この絶景!色の対比がすごいですね



大きな地図で見る


■入之波温泉湯元 山鳩湯

HP: http://www.yamabatoyu.yoshino.jp/
住所: 奈良県吉野郡川上村入之波391
電話: 0746-54-0262
定休日: 水曜日(11月~3月末までは火・水休み。祭日や連休の場合は営業)
営業時間: 10:00 - 16:00(17時閉館)
入浴料金: 大人 700円、小学生以下 400円
駐車場: 12台

※上記のデータは日帰り入浴のもの。旅館宿ですから宿泊もできます


■参考にさせていただきました!

入之波温泉 - Wikipedia
ああ、いい湯だな! 入之波温泉 五色湯 名湯・秘湯・立ち寄り湯300
入之波温泉 山鳩湯
温泉おやじの湯巡り日記 入之波温泉 湯元 山鳩湯






 【奈良県一の秘湯で名湯!入之波温泉『山鳩湯』@川上村】へのコメント
mahoroba  13-05-05 12:14

またまたこのBlog情報だけを頼りにして4日土曜日に山鳩湯へ行ってきました。
連休中ということもあり宿の前の道は路駐の車で大混雑、食事処、お風呂も満

員状態。普段の鄙びた時にもう一度行けばゆったりできていいんでしょうね。

温泉も良く、秘境の秘湯でした。

情報いつもありがとうございます。

naka  13-05-05 17:32

>mahorobaさん

山鳩湯さん、いいですね~!
ここ最近、ちょっとご無沙汰してますから羨ましい限りです(笑)

それほど浴場は広くないので、連休中は混雑しますよね。お湯は最高ですから、やっぱり混雑しない時期に伺うのがベストかもしれませんね。あと、ここはお食事もかなり美味しいという話を聞いてますので、機会があればお試しください!

mahoroba  13-05-05 22:07

>naka さん

山鳩湯での食事、大変おいしかったです。

途中で道に迷ったりで予定より大幅に到着時間が遅れ

駐車場はもちろん館内・お風呂 大大混雑で どうせ

時間がかかるなら先に 食事をしよう!とのことになり

味は期待できないから、すぐできる”うどん”系か

いやいや折角こんなとこまできたのだからと”あまご釜飯”か

と悩んだ挙句、釜飯にしたのが大正解でした。たっぷり30分位は

かかりましたが、味は絶品。これで道中のイライラも解消されて

いきました。

naka  13-05-06 20:04

>mahorobaさん

そうなんですか!ああいう鄙びた温泉地ですから、正直なところ、あまりお料理は期待できなさそうなイメージなんですけど、噂通り美味しかったんですねー(笑)

あまご釜飯なんて、とんでもなく美味しそう!今度行ったときには、時間に余裕を持って釜飯をいただきますね。情報有り難うございました!





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