2010-10-11

熊野灘を一望!紅葉が始まった『大台ヶ原』@上北山村

熊野灘を一望!紅葉が始まった『大台ヶ原』@上北山村

奈良県と和歌山県にまたがる吉野熊野国立公園にある『大台ヶ原』へ行ってきました。約4時間ほどのハイキングコースは完走してきませんでしたが、下界よりもひと足早い紅葉と、眼下に広がる熊野灘の風景を楽しんできました!


日本有数の多雨地帯「大台ヶ原」とは

吉野熊野国立公園にある『大台ヶ原(おおだいがはら)』とは、紀伊半島の南東に位置する、標高1,500m前後の高地です。熊野灘までわずか20km足らずの距離で、日本でも有数の多雨地帯として知られており、その年平均降雨量は4,000mmを越えるほど。豪雨によって削られた絶壁や渓谷などが見られるとともに、近年では様々な要因による森林衰退が見られるようになりました。

今では大台ヶ原のシンボルのようになってしまった枯死した森林は、1959年の伊勢湾台風による倒木を機に、林床が乾き、コケ類が衰退したことから始まったと言われているそうです。それに代わってササ類が繁茂し、それをエサとするニホンジカが増え・・・というような悪循環に陥っているのだとか。

このような情報は、大台ヶ原のホームページにも掲載されていますので、事前に目を通しておくといいでしょう。


出発は『大台ヶ原ビジターセンター』から

大台ヶ原は、200台分の無料駐車場が用意されているそうですが、この日は3連休の最終日ということもあって、午後遅めの時間に到着したにもかかわらず、車があふれかえっているような状況でした。

大台ヶ原ビジターセンター』では、その日の気候条件などの情報が入手できますし、周囲には売店もありますので、山に入る前に食料・飲料水などをしっかりと準備しておきましょう。


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吉野熊野国立公園の一部『大台ヶ原』。この日は3連休の最終日ということもあり、駐車場はあふれんばかりの車でいっぱいでした!また、日本有数の多雨地帯のため、ここまで晴れただけでも満足です

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大台ヶ原の情報を学べる『大台ヶ原ビジターセンター』。その日の情報などが入手できますので、まずは立ち寄っておくといいでしょう。また、売店などは別の棟にありますが、営業時間などの問題もありますので、携帯食料などは事前に準備しておいた方が安全でしょう

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『大台ヶ原ビジターセンター』の内部の様子。日本でも稀有な特徴を持つ大台ヶ原の気候や自然を、分かりやすく解説しています。山歩きの前にここを見ておくと、より道中が楽しめるでしょう

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床の一部がガラス製になっていて、多雨の大台ヶ原らしい苔むした環境が見られるようになっています。大台ヶ原といえば、立ち枯れた木・苔、そして笹のイメージですね


「東コース」は約9km・所要時間約4時間

大台ヶ原は、誰もが入山できる「東大台地区」と、事前に申請が必要な「西大台地区」に分かれます。

一般的なコースとなる「東コース(東大台ハイキングコース)」は、全長約9km、所要時間4時間ほど。日出ヶ岳・正木峠・正木ヶ原・尾鷲辻・牛石ヶ原・大蛇嵓などを回るコースとなります。立ち枯れしたトウヒが見られる「正木ヶ原」、断崖絶壁の上に立つ「大蛇嵓」などが有名ですので、出来ればこのコースを回ってみるべきでしょう。

私たちは時間が無かったこともあって、片道1時間程度で行ける「日出ヶ岳」まで行って引き返してきました。この程度であれば、特に険しい場所もありませんので、小学生くらいのお子さんでも十分に到着できるでしょう(ただし天候によります)。無理は禁物ですが、大台ヶ原らしい風景を眺めながら、気軽に散策してみてください。


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大台ヶ原ビジターセンターの脇から始まる「東コース(東大台ハイキングコース)」の入り口部分。ここから全長約9km、所要時間4時間ほどのハイキングコースが始まります。ただし、私たちは到着時間が遅かったので、最初のポイント「日出ヶ岳」までの片道1時間ほどのコースを往復するだけにしました(大きめの地図画像

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大台ヶ原には数パターンのハイキングコースと、縦走に近いコースなどがあります。事前にある程度の準備が必要になりますので、くれぐれもお気をつけて!雨が降るのは珍しいことではありませんし、「クマに注意」の看板もありました

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日出ヶ岳まででも十分に楽しめました

1時間ほど歩くと、視界が開けて熊野灘が見えます!大台ヶ原というと、とんでもない山奥だと思ってしまいますが、熊野灘からはわずか20kmほどしか離れていないのだとか。普段は海とは無縁な奈良県民だけに、本当に感動的ですね。

日出ヶ岳(1694m)の山頂に出ると、日の出のビューポイントであり、晴れた日には富士山が見えるそうですので、またいつか来てみたいと思います。

下界よりも早い紅葉も始まっていましたし、当たり前のように鹿が草をはむ姿も見られました。大台ケ原まではかなりの長距離ドライブになりますが(西名阪自動車道の郡山ICから約87kmだとか)、早起きして出かけるだけの価値はありますね。

ただし、決して油断せずに、歩きやすい靴を履いてくるのはもちろん、携帯食料や飲料水、雨具などの準備もお忘れなく。楽しいハイキングをお楽しみください!


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1時間ほど歩くと、「海が見える」という看板のある展望台が見えてきます。下界では全く気配がありませんが、大台ヶ原ではひと足早い紅葉も始まっていました

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同じ展望台からの眺め。眼下に熊野灘が広がっています。海が意外と近くに見えることが驚きですね!

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展望台からもう少し上がると、日出ヶ岳の山頂に出られます

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山頂目前。空が開けました

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日出ヶ岳の山頂の展望台の様子

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眼下に尾鷲湾や熊野灘が広がるだけではなく、そのはるか先には富士山まで見えることがあるのだそうです。関西から富士山が見えるなんてご存じない方も多いでしょう。晴天率が低い大台ヶ原ですので見るのは難しそうですが、いつか拝んでみたいですね

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■大台ヶ原(吉野熊野国立公園)

HP: http://kinki.env.go.jp/nature/odaigahara/odai_top.htm
住所: 奈良県吉野郡上北山村小橡660-1
電話: 07468-3-0312
営業時間: 9:00 - 17:00
駐車場: 無料駐車場あり(200台分)

※住所などの情報は「大台ヶ原ビジターセンター」のもの
※大台ヶ原は、毎年11月下旬~4月下旬までは冬季閉鎖期間となります










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