2022-05-08

河原でのんびり『谷瀬つり橋オートキャンプ場』@十津川村

河原でのんびり『谷瀬つり橋オートキャンプ場』@十津川村

日本有数の長さを誇る鉄線つり橋「谷瀬の吊り橋」を(やや距離はありますが)見上げながらのキャンプが楽しめる『谷瀬つり橋オートキャンプ場』。十津川(熊野川)のほとりでのんびり過ごせます。この日は御杖村の道の駅で購入してあったスエーデントーチも試してみました。


有名な吊り橋からはやや距離あり

十津川村にある、長さ297m・高さ54mの巨大つり橋「谷瀬の吊り橋」。今でも生活インフラとして使用されていますが、観光スポットとしても大人気です。

その橋の下、美しい十津川(熊野川)の河原にあるのが『谷瀬つり橋オートキャンプ場』です。

「あの長ーい吊り橋を下から見上げながらのキャンプはさぞ気持ちよかろう」と、以前から行きたいリストに入れてあったのですが、感想としては

・管理もしっかりしたすごく気持ちのいいキャンプ場
・だけど、吊り橋はやや距離があってよく見えない

という感じでした(笑)


谷瀬つり橋オートキャンプ場@十津川村-01

『谷瀬つり橋オートキャンプ場』の入口すぐの部分。国道168号線をどんどん南下して、「谷瀬の吊り橋」の手前くらいの河原へ降りる脇道を進むと現れます(後述しますが「つり橋の里キャンプ場」とは別物です)。

広い広い十津川村ですが、谷瀬地区はもっとも北側に位置しているため、奈良県内からのアクセスは比較的容易です。奈良県中部からだと車で90分ほどで着いてしまいます。

谷瀬つり橋オートキャンプ場@十津川村-02
キャンプ場のマップ。キャンプエリアは杉林の間と河原など。バンガローや家族で入れる五右衛門風呂などもあります。
日中は管理人さんも常駐してくださっているようで安心感がありました。前日に予約しようと電話を入れたら、「ウチは当日ふらっと来ていただいて大丈夫ですよ」とのことでした(※混雑日は予約した方がベターでしょう)。

谷瀬つり橋オートキャンプ場@十津川村-03
左側の杉林には、炊事場などの施設があって便利ですが、直火は禁止です。右側の河原は直火OK。ただし、トイレなどからはやや距離があります。ちなみに、河原の地面は結構しっかり固められているので、車がスタックする心配もなさそうでした。

谷瀬つり橋オートキャンプ場@十津川村-04
こんな川のギリギリでテントを張る方も!しばらく雨も降っていなかったので増水の危険性もない日でしたが、個人的にはちょっと怖いですね。とはいえ、これも貴重な体験かもしれません。川遊びなどをする際にはくれぐれもご注意を。

谷瀬つり橋オートキャンプ場@十津川村-05
杉の木を利用した、ちょっとしたブランコや綱のぼりなども。トイレやシャワー室など、決して最新式ではありませんが、清潔に保たれていて全く不満はありませんでした。

谷瀬つり橋オートキャンプ場@十津川村-06
私たちは「谷瀬の吊り橋」を眺められる位置に設営しました。とはいえ、吊り橋まではそれなりに距離があって、人が渡っている様子はわかるものの、すぐ近くというわけではありません。

谷瀬つり橋オートキャンプ場@十津川村-07
テントとタープの設営を完了。もっとも道路側の区画だったので、河原とはいえしっかり整地してあって、ペグを深く打ち込むとなかなか抜けなくて困るほどでした。
なお、この日の利用料金は、入場料=大人500円×2、駐車料=1,000円、テントとタープ=1張1,000円×2で、トータル4,000円でした。

谷瀬つり橋オートキャンプ場@十津川村-08
焚き火台を使用したり、七輪でそら豆を焼いたり。

谷瀬つり橋オートキャンプ場@十津川村-13
ちなみにこの日は、GWの連休最終日の日曜日の宿泊ということで、他の利用者は数組のみ。暑くもなく、寒くもなく、虫も出ず。静かな夜を過ごさせていただきました!


スウェーデントーチは楽しく便利!

谷瀬つり橋オートキャンプ場@十津川村-09
なお、この日の主役は「スウェーデントーチ」です。こちらは数年前に御杖村の道の駅「伊勢本街道 御杖」で、わずか900円ほどで購入してあったもの。この日ようやく日の目を見ました(※直火OKなエリアで使用しています)。

谷瀬つり橋オートキャンプ場@十津川村-10
使い方は簡単です。火種になる木切れを丸太の割れ目に差し込み、バーナーなどで点火します。最初はなかなか火がつきませんでしたが、うちわで扇ぐなどして頑張りました。

谷瀬つり橋オートキャンプ場@十津川村-11
丸太の奥から燃えるので、とても安定した火力が得られます。アバウトで高さ30cm×直径20cmくらいのサイズでしたが、3時間以上は燃え続け、最後は焚き火台に放り込んで燃やし尽くしました。

谷瀬つり橋オートキャンプ場@十津川村-12
スエーデントーチの最大のメリットは、その上で加熱調理がしやすいこと。この日は丸太の上に重い鉄フライパンを乗せて、ステーキ肉を焼いてみましたが、グラグラもせず火力も安定していました。楽しく便利なのでお勧めです!

谷瀬つり橋オートキャンプ場@十津川村-14
こちらは翌朝の朝食の様子。焚き火台で少しだけ火をおこしました。パンを焼いて、昨日の残りのステーキ肉をサイコロ状にカットして温めて、ホットステーキサンドみたいなものにして。メチャ美味でした!

谷瀬つり橋オートキャンプ場@十津川村-15
近くの鉄橋の上からさっきまで設営していたサイトを見たところ。単なる河原ではなく、かなりしっかりと造成された土地ということがわかります。

完全に余談ですが、この日はずっと晴れ予報でしたが、前日に到着してみたら朝10時ごろから雨が降る予報に変わっていました。昼過ぎまでのんびりする予定だったのに、仕方なく急ぎ目でそそくさと撤収することに。キャンプ場に一番遅く入って一番早く出るという、かなりもったいなパターンでした。


高い!揺れる!「谷瀬の吊り橋」

谷瀬つり橋オートキャンプ場@十津川村-16
テント撤収後、「谷瀬の吊り橋」にも立ち寄ってきました。こちらは168号線(上野地地区側)とは逆の谷瀬地区側からの眺めです。長さ297m・高さ54mもありますが、橋脚のない吊り橋ですね。

▲紹介記事

谷瀬つり橋オートキャンプ場@十津川村-17
注意書きには「一度の20人以上渡ると危険です」とあります。

谷瀬つり橋オートキャンプ場@十津川村-18
写真だと伝わりづらいと思いますが、橋自体が揺れるし、板はきしむし、両脇も板の部分も隙間だらけだし、ほんと怖いんです(※私は結構なレベルの高所恐怖症です)。

谷瀬つり橋オートキャンプ場@十津川村-19
吊り橋のすぐ下にある「つり橋の里キャンプ場」(参考)。ここであれば、谷瀬の吊り橋を真上に眺めながらキャンプが楽しめます。
この写真が撮りたくて、怖い思いをして橋をわたったのですが、後から調べてみたところ、ホームページもFacebookアカウントもアクセスできません(※2022年5月現在)。ひょっとしたら閉鎖……かと思いきや、体制が変わって営業を続けられているようです。こちらも事前予約なしで利用できるそうですので、ご確認ください。

谷瀬つり橋オートキャンプ場@十津川村-20
へっぴり腰がよく表れた一枚。ちなみに、これを撮影してくれたウチの奥さんは、断固としてこの橋を渡ることを拒否します(以前に渡ったときに相当怖かったらしい)。高いところが苦手な方はくれぐれもご注意を!



■谷瀬つり橋オートキャンプ場

●HP: http://totsukawa-web.com/tanise-autocamp/
●住所: 奈良県吉野郡十津川村上野地8
●電話: 0746-68-0118
●休業日: 年末年始
●受付時間: 6:00~21:00 ※デイキャンプは17:00まで
※ゴールデンウイークとお盆期間中は、チェックアウトは12:00となります。
●利用料金:入場料+宿泊数+テント数
【キャンプ】
入場料 - 大人(中学生以上)500円、小人(3才~)300円
駐車料(1泊)- 1,000円(2泊目半額)
テント(1張)- 1,000円
【日帰り】
入場料 - 大人(中学生以上)300円、小人(3才~)200円
駐車料 - 500円
テント(1張)- 500円
【※料金例】大人2人(500円×2)+1泊キャンプ(1,000円)+テントとタープ利用(1,000円×2)=4,000円
●アクセス:南阪奈道「葛城IC」から約90分(約60km)


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