2008-04-20

マスコットが「せんとくん」に決まった件

平城遷都1300年祭のマスコットの名称が「せんとくん」に決定しました。相変らず賛否両論、色んな意見が渦巻いているようですが、簡単にその経緯と報道内容をまとめてみました。


他の候補がダメだった理由は

平城遷都1300年祭のマスコット名称への応募総数は「14,539件」。かなりの盛り上がりを見せたと言ってもいいでしょう。ちなみに、その内訳に関しては、以下のように報道されています。


■奈良キャラ「せんとくん」は古畑任三郎マネしてる?
http://www.j-cast.com/mono/2008/04/16019095.html

 事業協会の発表によると、マスコットの名前募集への応募件数は1万4539件。その内訳は、「鹿」をベースにしたもの(6401件)、「奈良」に注目したもの(4084件)、「仏」を中核にしたもの(3328件)などさまざまだった。その中で、もっとも多かった名前が「遷都」にひっかけた「せんとくん」だったという。

 「せんとくん」(337件)についで多かったのは「ナントくん」(292件)。次いで、「ブッカ」(265件)、「鹿坊」(248件)、「しかぶつくん」(154件)という結果だった。変わったところでは、「カスガシカオ」「あをに@ヨッシー」「バンビーマル」「笑鹿(わらし)」なんてのもあった。

■奈良の“キモキャラ”は「せんとくん」:社会:スポーツ報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080416-OHT1T00094.htm

 今回の愛称応募総数は1万4539件。「せんとくん」に次ぐ2位には292件の「ナントくん」が入った。以降「ブッカ」(265件)、「鹿坊」(248件)、「しかぶつくん」(154件)までがベスト5。小説とテレビドラマで話題となった「鹿男(しかおとこ)」も41件で18位にランクインした。

 ほか、少数意見としてAV女優と同姓同名の「古都ひかる」のほか、「つるてん神宮 鹿丸大使」「ヘイ ジョー」「ブッタらシカる君」などが寄せられた。


色んな応募があった中から、最も多く寄せられた「せんとくん」に決まったようです。この名前には、「平城遷都1300年祭の趣旨に合致し、耳から入ってくる語感もよく、国際的にも呼びやすい」という評価で、荒井奈良県知事の言葉として、「英語のセイントをかけて海外への意味づけもあり、良い名前」と発言しているのだとか。

確かに「せんとくん(遷都・セイント)」という名前は、特に驚きも上手さもありませんが、最多の意見だったワケですし、まぁ無難な選択だったといえるでしょう。


第2位となった「ナントくん」、「南都」と「710年」の意味を掛けた、とってもいい名前なんですが・・・、奈良県民歴わずか数年の私でも「ナント=南都銀行」のイメージが強すぎるんですよね。これは他県の方には分かりにくい感覚かもしれませんが、そのくらい奈良県では南都銀行はネームバリューがあるんです。

それ以下の順位だった「ブッカ」「鹿坊」「しかぶつくん」は、全て<仏&鹿>の組み合わせを連想させますから、「あれは仏ではなく童子です!」といっている手前、これを選ぶこともできなかったでしょう。

「聖なるものに鹿の角を生やすとはけしからん!」という意見もあったことを考えれば、名前に「鹿」を入れると火に油をそそぎそうですし。

そう考えていくと、落としどころは「せんとくん」しか見当たらなかった、というのがホンネなのかもしれませんね。


せんとくんへの逆風は続く!

もちろん、何をやっても突っ込まれるネタキャラに成長した「せんとくん」ですから、この名前に対しても色んなコメントがあるようです。


■平城遷都キャラ「せんとくん」に「不吉な名」との指摘
http://netallica.yahoo.co.jp/news/31474

 関係者絶賛のこの名前。個人のブログでは賛成意見もあるものの「『仏さまじゃなくて童子』だって言い訳してたのに聖(セント)をかけちゃダメだろう」と荒井副会長の発言を真っ向から否定する意見が述べられたり、「何にも考えてないような名前だね・・・」「とても個性的なキャラの割には意外にも普通の名前でしたね、これでしたら、応募を募るまでもなかったような・・・」という冷ややかな意見もある。

 また、関西弁で「やめておくの?」は「せんとくん?」と言うと指摘した人物は「『正式キャラに<せんとくん>?』って言っているようで何だか不吉な気もしますけどね・・・」と心配している。


明らかにピントがずれた意見もありますが、確かにあれこれ言いたくなる気持ちは分かります。「せんとくん」という名前が、あまりにもストレート過ぎて拍子抜けしまった感はありますね。

また、こちらもかなり大きく報道されていましたが、「福原遷都まつり」のマスコットキャラクター「セントくん」(こちらは片仮名)との関係です。


■神戸新聞|社会|ぼくが元祖「セントくん」 奈良「平城祭」と同名
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0000953931.shtml

 毎年六月に神戸市兵庫区の平野地区などで開かれている福原遷都まつりの「セントくん」。平清盛が一一八〇年に京都から福原に遷都した史実にちなみ、阪神・淡路大震災から十年の二〇〇五年から、地域を盛り上げようと開かれているまつりのイメージキャラクターだ。

神戸市兵庫区の皆さんには申し訳ないですが、私などはその存在は全く知りませんでした。正直なところ「平清盛が一一八〇年に京都から福原に遷都した史実」そのものを忘れてたくらいですから・・・。


 詩人で、福原遷都まつり実行委の事務局長を務める玉川侑香さん(60)によると、十七日になって平城遷都1300年記念事業協会から、事情説明と謝罪の電話があったという。玉川さんは「報道で初めて知り、驚いた」と振り返りつつも、「地域活性化のためにも、互いに祭りを盛り上げられれば」と、抗議などはしない方針。「今回の騒動で、こちらの『セントくん』にも注目が集まり、むしろラッキーかも」と話している。


確か、奈良の関係者の方がインタビューに対して「商標登録されていないので無問題でしょ?(意訳です)」的な発言をされていたので、その姿勢もどうかとは思います。まぁ訴訟だの抗議だの、生臭い話には発展しないようで何よりでした。

いずれにしても、(決して追認しているワケじゃありませんが)無難な「せんとくん」の名前は、悪くない決断だったと思います。インパクトが弱くて、面白味はありませんが、ここで強烈な名前を選んだら、また騒ぎが拡大するだけですからね・・・。










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