【桜】『佛隆寺の千年桜』もすでにほぼ満開!@宇陀市榛原
樹齢900年とも1000年ともいわれる、宇陀市の『佛隆寺の千年桜』。山深くに位置するため、毎年4月中旬ごろに見頃を迎えるのですが、今年は4月3日時点でほぼ満開といえるくらいまで開花していました。木の幹が11本にも分岐していて、今にも動き出しそうなほど。神々しい巨樹です!
2018年の開花は早く4月頭でほぼ満開!
秋には彼岸花の名所として、そして春には樹齢900年ともいわれている「千年桜」が有名な、宇陀市の『佛隆寺(仏隆寺)』(Wikipedia)。室生寺の南門として850年の創設された古刹です。
佛隆寺の「千年桜」は、開花時期になるとライトアップなども開催され、私たちもこれまで何度も拝見してきました。山深くに位置するため、毎年4月中旬ごろに見頃を迎えるのですが、2018年は全国的に桜の開花が早く、4月3日時点で満開直前くらいまで咲いていました。早すぎてびっくりしますね(笑)
宇陀市榛原赤埴の『佛隆寺(ぶつりゅうじ)』。山間ののんびりとしたお寺さんですが、桜の時期は見事です
東屋のところには、千年桜の管理費などに充てるため、入園者にご芳志のお願いがありました。美しい風景を護るためにもぜひご協力ください
「南無大師遍照金剛」の石碑から始まる石段。佛隆寺の石段は197段あり、「大和三名段」のひとつに数えられるとか
これが『佛隆寺の千年桜』です。日が落ちる直前だったためやや見づらいですが、4月に入ったばかりなのに、9分咲きくらいまで開花していました
上から見たところ。千年桜はヤマザクラとエドヒガシの雑種の「モチヅキザクラ」という珍しい種類で、樹齢は900年とも1000年ともいわれています。根囲が7.7m、根株から2mのところで11本に分岐している堂々たる巨樹です
さらに石段の上から見下ろしたところ
少し遠目から見てみると、中央の千年桜の大きさが実感できます。周りの若い桜たちを従えたボスのような貫禄がありますね
千年桜をもう1枚
周囲ののどかな風景も見どころです
石段を上がる途中でも、桜のアーチが楽しめます
山門の先には本堂が。この日は時間も遅かったのでここでお参りしましたが、入山料200円で中に入れます。空海が唐から持ち帰った「茶臼」などの寺宝が見られますのでぜひ!
本堂の付近からは、桜と水車、ツツジの花という、とても美しい光景も見られました!
■佛隆寺(仏隆寺)
HP: 参考サイト(宇陀市観光協会)
住所: 奈良県宇陀市榛原赤埴1684
電話: 0745-82-2714
宗派: 真言宗室生寺派
本尊: 十一面観音
創建: 850年
開基: 賢恵
入山料: 200円
拝観時間: 9:00-14:30
駐車場: 無料駐車場が数台分
アクセス: 近鉄大阪線「榛原駅」より、奈良交通バス「高井」下車、徒歩約30分
■参考にさせていただきました
■関連する記事