2015-06-08

風光明媚!美しい木造アーチ橋『錦帯橋』@山口県岩国市

風光明媚!美しい木造アーチ橋『錦帯橋』@山口県岩国市

山口県岩国市の名勝『錦帯橋(きんたいきょう)』。全長193.3mの5連構造で、中央の3連は橋桁のない巨大なアーチ橋になっています!約35mもの距離を虹のような橋が架かった姿は、たおやかで端正。今から300年も前に建てられたとは思えない、複雑で美しい橋です。憧れの建築物を見られて感激でした!


錦川にかかる五連構造の美しい橋

2015年5月、人生初の中国地方への旅行へ行ってきました。主に広島県を観てまわる予定でしたが、せっかくならと、建築好きの私の憧れだった山口県岩国市の『錦帯橋(きんたいきょう)』(Wikipedia)まで足を伸ばしてみました。

(国宝・五重塔を有する山口市・瑠璃光寺は、さすがに遠すぎて断念しました)

錦帯橋は、全長193.3m、幅5m。5連構造で、中央の3連は巨大なアーチ橋に、両岸寄りの2つは橋桁が設けられています。迫持式(せりもちしき)といわれるアーチ構造で、スパンは「約35m」。橋桁もなく宙に浮いているような形です。ここまで巨大な木製アーチ橋は、世界的にも珍しいのだとか。

あえてこういう構造にしたのは、川の氾濫にも流されない橋とするため。

暴れ川とされていた「錦川」では、増水で流されてきた流木などが橋桁に引っかかってしまい、普通の形の橋ではすぐに流されてしまいます。そこで、巨大なアーチ橋にして増水にも強い構造を目指しました。

この橋をかけたのは、岩国藩主・吉川広嘉。1673年のことでした。すぐに流されたりもしましたが、1950年に流失するまで276年の間、架替えを繰り返しながら威容を保ってきました。2004年には「平成の架け替え」が終了し、今なお美しい姿を見せてくれています。

素人が考えても、これだけ複雑で美しい木製橋を築くのは難しいということは分かりますし、それが今から300年以上も前に建てられたのですから、本当に驚きですね!


ロープウェーで岩国城にも行けます

錦帯橋@山口県岩国市-01
山口県岩国市の名勝『錦帯橋』は、「日本三名橋」に数えられている橋です。駐車場は橋のすぐ脇の河原!約300台という広さで、通常は無料(混雑する時期は200円)で利用できます。岩がゴロゴロと転がるような場所に駐車するのは久しぶりでした(笑)

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国の名勝『錦帯橋』の美しい姿。山の上に見えるのは「岩国城」。時間の関係でお城までは行きませんでしたが、ロープウェイや徒歩で山の上へ登ることもできます

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錦帯橋から見た駐車場付近。この日は本当にいいお天気で、川の流れも美しく、まさに「風光明媚」という言葉がぴったりくるような景色でした

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錦帯橋の入口の料金所。ここで「錦帯橋入橋券(往復)」を購入します(大人300円、小学生150円)

錦帯橋@山口県岩国市-04
錦帯橋周辺の観光の所要時間の目安。錦帯橋を渡るだけなら片道5分ほど。さらにロープウェーに乗って岩国城まで観光すると、およそ1時間半ほどかかるようです。入橋券・ロープウェイ往復・岩国城がふくまれる、お得なセット券(大人1,110円、小学生520円)も販売されていますので、お城好きな方はこちらをどうぞ


アーチ橋を渡ると高低差が体感できます

錦帯橋@山口県岩国市-06
橋を渡って行くと、想像以上にアーチの角度が急なことが実感できます。橋の中だけで5mくらいの高低差はありそうですね

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アーチの頂上から。六寸(18cm)角の部材を多数組み合わせ、約35mものスパンに架け渡しています。水面からの高さは13m前後。橋桁もなくほぼ宙に浮いたような状態ですから、それを考えると怖いやら、不思議やら(笑)

錦帯橋@山口県岩国市-08
橋の中央付近で振り返ったところ。歩いてくる人の顔が、山の向こうから少しずつ見えてきて、また少しずつ見えなくなっていきます。歌川広重の東海道五十三次「日本橋」もアーチ橋で、角度が急で荷車を後ろから押して登っている様子が描かれています。橋の規模は違いますが、どうしても角度がきつくなります

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足元目線。板を階段上に組み合わせています。「桁」という材を少しずつずらして伸ばし、距離を稼いでいます

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橋桁の部分。1950年に流されてしまった際に、穴太積みだった橋脚はコンクリートで固められ、隙間にはモルタルが使用されたとか。岩と岩をつなぐ楔のような「契り」が打ち込まれているのが見えます

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橋の擬宝珠と遊覧船。錦帯橋の建築技術については、岩国市公式の「技術:構造:橋の諸元」のページに詳細な解説があります


複雑な構造物。スパン約35mで虹のよう!

錦帯橋@山口県岩国市-12
渡っても楽しい錦帯橋ですが、橋の下側からその構造を見られるのが楽しいんです!橋脚の下部は、大きな敷石を敷き詰めて流れないように補強してあります。岸寄りの部分は橋桁が使用され、角度もゆるやかなのが分かります

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橋桁を下から。平成に入って大規模な修理が行われたばかりですが、増水のたびに大変な負荷がかかっているでしょうね

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橋桁の足元。木と石を継いで、金輪で固定してあります

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もちろん、アーチ部分も下から見上げられます!まるで大空にかかる虹のよう。これが300年以上も昔に作られたものだとは、とても信じられません!

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裏側の構造もしっかり見えます。「鞍木(くらぎ)」「助木(たすけぎ)」などの斜めの材が振動防止のために使用されていて、X状の部材は「振れ止め」というものだとか。美しい!

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現在、地元・岩国市では、錦帯橋の「世界遺産」登録に向けて活動を行っているそうです(詳しくはこちら)。応援します!

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遊覧船なども運行。四季折々の美しさが

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この日は「春の遊覧船」が運行されていました。所要時間は20分で、大人500円など。川の上から錦帯橋を眺められるのはいいですね!

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遊覧船はこんな感じ。橋のちょうど真ん中部分を、水面ぎりぎりから見られます

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岩国城側には、大行列のお店がありました。『ナニコレ珍百景』で「ソフトクリームだらけのお店」として紹介されたそうで、現在では140種類(!)のソフトクリームがあるのだとか。すごい(笑)

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いいお天気だったので、靴を脱いで川に入ってみました。水が透き通るような美しさで、本当に美しい場所でした、春は桜、夏は花火、秋は紅葉、冬は雪化粧。四季折々の良さがあるのだとか。また訪れたくなる場所でした



■錦帯橋(きんたいきょう)

HP: http://kintaikyo.iwakuni-city.net/
住所: 山口県岩国市
電話: 0827-29-5116(岩国市観光振興課)
営業時間: 8:00 - 17:00(夏季は19時まで)
料金: 入橋券(往復)大人-300円、小学生-150円
駐車場: 無料
アクセス: JR西日本岩徳線「川西駅」から徒歩20分ほど

※セット券(入橋券・ロープウェイ往復・岩国城)は、大人-1,110円、小学生-520円
※24時間入橋できますが、22時以降は消灯されます。夜間料金箱に料金を入れて渡りましょう。

※実際に行ったのは「2015年5月24日」でした。


■参考にさせていただきました

錦帯橋:岩国の観光.com
錦帯橋 - Wikipedia










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