2014-08-30

奈良産のお茶が数十種類!茶の湯カフェ『艸(so)』@奈良市

奈良産のお茶が数十種類!茶の湯カフェ『艸(so)』@奈良市

奈良市の下御門商店街にある、奈良のお茶とお菓子をいただけるカフェ『艸(so)』さん。抹茶・煎茶・番茶・ほうじ茶・烏龍茶・紅茶など、奈良県内各地のお茶が30種類以上も揃っていて、選ぶだけでも楽しいですね。静かな空間でゆったりとできて、まさに「chanoyu cafe」を名乗るのに相応しいお店でした。


下御門商店街の建物の2階部分で営業中

奈良のお茶とお菓子をいただけるカフェ『』(ソウ)さん。近鉄奈良駅からは徒歩8分ほど、下御門商店街の建物の2階部分にあります。

通りから店内が見えないのでやや入りづらい感はありますが、「艸」と抜かれた金属製の美しい看板と、「奈良のお菓子、奈良のお茶」という入口のボードに誘われて上がってみると、小奇麗で端正な雰囲気が漂っていました。


茶の湯カフェ『艸(so)』@奈良市-01

下御門商店街の『艸(so)』さん。1階部分は指圧鍼灸の「くるみ治療院」さんで、階段を上がった2階部分です。木の外観も美しいですし、広々とした窓も気持ちよさそうですね。お店のオープンは2014年3月だとか

茶の湯カフェ『艸(so)』@奈良市-02
店前のボードには「奈良のお菓子、奈良のお茶」「chanoyu cafe」などの文字が。店内では奈良県内各地の銘茶がいただけます


落ち着いた雰囲気。店主さんは和装でした

茶の湯カフェ『艸(so)』@奈良市-03
すっきりと美しい店内。窓が広く、穏やかな日差しが差し込み、お向かいの瓦屋根が美しかったです。椅子やテーブル、棚などにもこだわりがあって面白いですね

茶の湯カフェ『艸(so)』@奈良市-04
お店の奥側からの眺め。和と洋、今と昔、木とガラスなど、色んな要素が混ざっていますが、均整がとれています。ちなみに、BGMなどもなくほぼ無音。店主さんは端正な和装(表千家の師範であり、以前は神主をなさっていたとか!)と、雰囲気あります

茶の湯カフェ『艸(so)』@奈良市-05
長テーブルに茶釜。風炉を埋め込んであるんでしょうか。背後の棚に茶器がずらっと並んでいるのも美しいです

茶の湯カフェ『艸(so)』@奈良市-06
入口部分。お店でいただける茶葉の販売などもなさっています

茶の湯カフェ『艸(so)』@奈良市-07
展示棚には、福井県鯖江市のメガネたちが並んでいました。デザインに知り合いの方が関わっているのだとか。しかし、ずっとメガネを並べるのではなく、「日本の手仕事」をテーマとして、時々で展示内容を変えていきたいとのことでした


奈良県産のお茶がずらり!目移りします

艸(so)』さんのお茶メニューを見ると、その種類の豊富さに驚きます。抹茶・煎茶・番茶・ほうじ茶・烏龍茶・紅茶・お酒(!)まであって、この日は30種類以上のお茶から選べました。

●抹茶 やまとの和(月ヶ瀬)…650円
●抹茶 神野の白(山添)…620円
●煎茶 気宇(月ヶ瀬)…800円
●番茶 天日干し番茶(大淀)…450円
●ほうじ茶 ゆい(田原)…650円
●烏龍茶 風のしずく(月ヶ瀬)…580円

一部は「メニュー」ページに掲載してありますので、ご覧ください。

ついつい迷ってしまいますが、産地や名前から直感で選んだりしてもいいですし、店主さんにオススメを聞いてもいいですね。煎茶やほうじ茶の一部は、「二煎目までお煎れいたします。」と但し書きのあるものもあります。これは急須2杯分飲めますので、私たちはこの中から選んでみました。


茶の湯カフェ『艸(so)』@奈良市-08

ガラスケースの中に、一部の茶葉が展示してありました。手前向って左から、番茶・ほうじ茶・ほうじ茶・煎茶・烏龍茶。こうして見比べてみると見た目からしてかなり違いますね。産地もブランドもさまざまで、お茶の世界の広さを実感できます

茶の湯カフェ『艸(so)』@奈良市-09
艸さんのメニューの一部。「抹茶」ページは4種類。☆印があるものが店主さんの好きなお茶だとか。すべて茶名・産地・茶園(茶舗)・値段・特徴が書いてあり、例えば「やまと心 都祁 健一自然農園 温550円/冷600円 圧倒的な深い苦味が特徴です」といった内容です

茶の湯カフェ『艸(so)』@奈良市-10
「煎茶」ページ。11種類もあります!名前と産地を見ているだけでも楽しくて、「気宇 月ヶ瀬」「果無茶 室生」「山笑う 月ヶ瀬」「かりがね 大淀」「福心 都祁」など、奈良の山間部に広がる美しい茶畑が目に浮かぶよう!この他に、番茶・ほうじ茶・烏龍茶・紅茶ページもあります


美味しい奈良産のお茶とお菓子。絶品!

茶の湯カフェ『艸(so)』@奈良市-13
この日注文したお茶とお菓子たち。手前のものは、ならまちの名店「寧楽菓子司 中西与三郎」さんの、桃の餡をくずで包んだもの。これがびっくりするほど美味!感動しました!

茶の湯カフェ『艸(so)』@奈良市-14
もちいどの商店街の老舗「萬々堂通則」さんの「ぶと饅頭」。以前食べたときには、私の口にはやや甘みが強く感じられたのですが、きりっとしたお茶といただくとベストマッチですね。こうしたセレクトもさすがです

茶の湯カフェ『艸(so)』@奈良市-15
手前が室生・大和高原茶園さんの煎茶「果無茶(@680円)」、奥が田原・田原ナチュラルファームさんのほうじ茶「ゆい(@680円)」。店長さんのおすすめを参考に、好きな産地と名前の中から、二人で飲み比べしやすいように二煎目までいただけるものを選んでみました

茶の湯カフェ『艸(so)』@奈良市-16
田原のほうじ茶「ゆい」。しっかりとお茶の美味しさが実感できるお味でした。好きで日本茶はよく飲んでいますが、じっくりと味わってみるとまた印象が違いますね。器類もすべて素敵なので、大事に味わいたくなります

茶の湯カフェ『艸(so)』@奈良市-17
室生の煎茶「果無茶」。すっきり!一人でゆったりと楽しむのもいいですし、何名かで行って飲み比べしてみるのも楽しいですよ!


大和高原の「大和茶」は美味しいんです

奈良県の大和高原一帯は、良質なお茶「大和茶」(Wikipedia)の産地で、全国7位の生産量を誇っています。

もともと大和茶は、弘法大師が唐から茶の種を持ち帰り、宇陀地方へ栽培方法が伝えられました。一緒に持ち帰ったとされる茶臼は、宇陀市・仏隆寺に遺されています。仏教寺院でお茶を服用する機会も多かったため、ずっと栽培が続けられました。

奈良のお土産としても最適ですし、こういうお店で美味しい大和茶を飲んでみるのもいいですね。オススメです!



■艸(so)

HP: http://shimomikado.so
住所: 奈良県奈良市下御門町17-1 2階
電話: 0742-55-9858
定休日: 木曜日
営業時間: 11:30 - 19:00
駐車場: なし(近隣の有料Pを利用)
アクセス: 近鉄奈良駅から徒歩8分ほど

※実際にお店に伺ったのは「2014年8月22日」でした。


■参考にさせていただきました

艸 SOソオ 鉄樹テツジュの会 | TEA FARM INOKURA


●【食べログ】の該当ページへ

艸 (ソウ) - 近鉄奈良/日本茶専門店 [食べログ]


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