夫婦二人で「奈良~東京」間を安く移動・宿泊する方法
つい先日、ほぼ1週間近く東京に滞在してきました。深夜の高速バスを使ったり、ウィークリーマンションに泊まったりと節約を心がけた結果、旅費はかなりリーズナブルに抑えられましたので、簡単にレポートしておきます。
やはり4列シートの「深夜バス」が格安です
数年ぶりに東京へ行って来ました。今回は友人の結婚式がメインで、それに出席するついでに、夫婦で「6泊7日」も東京をウロウロしてきました。パソコンを持参して宿で作業をしたりと大変でしたが、たくさんの友達に遊んでもらえましたし、本当に楽しい旅になりました。(旅の様子は、友人がまとめてくれました!「なかさん夫妻in東京 - Togetter」)
しかし、私一人で数日動く程度であれば、ネットカフェ・カプセルホテル・サウナなど、宿泊先は適当に済みます。しかし、今回は夫婦で、しかも3泊分(残りは、深夜バス泊と結婚式で手配してもらったホテルに宿泊しました)の宿を確保しなくてはならないので、料金的にお安いところをだいぶ調べてから挑みました。旅費を安くあげるために色んな裏ワザがあると思いますが、参考までに私たちのパターンを書いておきます。
まず、移動手段はやはり圧倒的に「深夜バス」が安いですね。
●高速バス・夜行バスのJRバス「青春エコドリーム号」
●夜行バスの料金比較サイト「夜行バス比較なび」
本数は少なめですが、王寺駅~JR奈良駅~京都駅~東京という路線があり、奈良から出発するのも便利です。お値段は多少前後しますが、一人あたりで片道3,000円程度で東京まで運んでくれるんですから、圧倒的にリーズナブルです!
私たちは、奈良の路線の始発となる王寺駅から乗車(20:20発)、終点の東京駅(6:35着)まで行ったため、まる10時間も乗車していたことになります。さすがにお尻が痛くなって大変でした(笑)
私たちが乗車したJRバス「青春エコドリーム号」。乗車時間は約10時間と長くなりますが、東京まで3,000円程度で運んでくれます!
バス車輌は2階建てで、普通の4列シートです。お値段は上がりますが、3列シートになるともっとゆったりとするんでしょう。始発のバス停から乗車したため、他の乗客の姿は見当たりませんが、京都を経由した後では乗車率7割くらいになっていたと思います
私は身長165cm程度ですから、前の座席に当たりながらですが足は組めます。それでもやっぱり狭いですねー。座席の位置、隣と前の席の乗客の有無などによって状況は変わりますが、決して楽な戦いではありません(笑)
途中のSAでの休憩が一度しかありませんが、バスにはトイレがついていますから安心でした。このコンパクトさもすごいですね!
奈良の王寺駅を20時20分に発車。JR奈良駅・JR京都駅と立ち寄りながら、高速道路をひた走り、東京を目指します
翌朝、予定時間(6時35分)から少し遅れて東京へ到着しました。マップを見てるだけで楽しいですね!スマホのバッテリー消費が激しくなりますから、充電しながら利用するのが吉ですね
10時間もバスに乗るとお尻が痛みます…
結局、私たちは往復ともこのバスを利用しました。気づいた点をメモしておきます。
●個人差はあると思いますが、やはり座席は狭めでお尻が痛みました。100円ショップなどで、首枕やエアクッション、携帯スリッパなどを買って行きましたが、熟睡は難しかったです。
●より快適さを求める方は、お値段は上がりますが、3列シート(2列×2ではなく、1列ずつ独立している)のバスを利用するといいでしょう。よりゆったりとしていて、シートも深く倒せるようです。体の大きい方や腰痛持ちの方は、無理せずに3列シートの車両を選びましょう。
●友達や夫婦など、二人で乗車すれば隣は知った人なので比較的安心できます。一人だと隣には見知らぬ人が座るのですから、緊張するでしょうね。男女で座席が区別されたりしていませんでしたので、気になる方は避けましょう。
●消灯時間になったら車内の電気が消えます。読書灯をつけるのは許されるようですが、みんな行儀よく睡眠の体制に入るため、飲み食いはもちろん、スマホの灯りがもれるのもはばかられる雰囲気でした。意外と厳密でした。
●休憩は途中の一箇所だけ。時間も短いため、大したことはできません。
今回の旅費は、夫婦二人・往復で「14,300円」でした。これだけ安ければアリですね。全く快適とは言えない移動になりますが、新幹線などを使うのに比べれば、半分以下の出費で済みます。また、夜に移動できるので、翌朝の早朝からめいっぱい時間を使えるのも大きいですね。
時期によって、車両のグレードによって料金は変わってきますが、こんな方法があるということは覚えておくといいかもしれません。
一人で一泊なら「ネットカフェ」で十分かも
東京での宿泊先を考えると、一人で一泊程度なら「ネットカフェ」を利用するのが最も手軽かもしれません。大人一人が寝転べる半個室のような席もありますし、シャワー付きのところも珍しくありません。私は、ネット回線(とコンセント)を使うために普通の椅子席にノートパソコンを持ち込んで利用しましたが、狭いことを除けば、快適に作業できました。
他のお客さんは、ナイトパック(2,000円程度)で仮眠をとっているような利用方法が多かったようです。朝になると、旅行中の方・就活生らしき方などが続々と現れてきました。一人で一泊する程度であれば、こんなところを利用するのが最もリーズナブルでしょう。
東京駅についてすぐ、ネットカフェに飛び込んで午前中はお仕事など。ネカフェに東京駅の周辺には、意外とネットカフェが少なくて、ほぼひと駅分離れた有楽町駅近くのお店を利用しました。横になれる細長い座席があるので、一人で一泊程度ならネカフェを利用するのが一番安いですね
連泊なら「ウィークリーマンション」がお得
そして、今回の宿泊先として「ウィークリーマンション」を利用しました。
●ウィークリーマンション東京チェーン│公式サイト│最低価格保証
もちろん、場所や施設によって料金は変わりますが、当初は上野周辺で探していたのですが、予約で満室になっていたため、今回は「ウィークリーマンション浅草」に泊まってみました。
夫婦二人で「3泊4日」お世話になったのですが、早割・連泊割などを入れて、料金はわずか「16,800円」でした。普通のホテルと比べても格段に安いですよね!
(※ちなみに、金曜~日曜まで宿泊しましたが、料金は曜日ごとに変動します。金-5,400円、土-6,600円、日-4,800円でした。)
宿泊した感想としては、決して立派な施設ではないにしても、全く何の不満もありませんでした。二人で安く泊まろうと思えばベストな選択だったと思いますし、次に上京の機会があったら、また同様のサービスを利用するでしょう。
今回お世話になった「ウィークリーマンション浅草」さん。浅草駅からは徒歩13分ほどで(最寄りの別の駅からは5分ほど)、やや分かりづらいところにありますが、料金はかなりリーズナブルです
室内の様子。もとはビジネスホテルのシングルルームだったんでしょう。二人で使うには狭いですが、帰ってきて寝るだけと考えれば、全く不足はありません。個室になっていて、ユニットバスが使えるだけで十分です
逆アングルから。ベッドも広くはありませんが、寝れないほどでもありません。冷蔵庫・電子レンジ・電熱式の調理器具などが備え付けてあります。LANケーブルをつなげばネット回線も無料で利用できますが、かなり遅くてびっくりしました(笑)
方向音痴でも「スマホ」があれば何とかなります
結局、夫婦二人で東京-奈良を往復して、宿泊施設で3泊4日しましたが、料金はわずか「31,100円」でした。それなりの長期滞在だったため、こういった基本的な出費が減らせたのは嬉しい限りです。
また、今回の旅行では、本当に「スマートフォン(iPhone)」が手放せませんでした。
●今回の旅行の少し前から、夫婦そろって「iPhone」を利用していますが、これがとにかく便利。GoogleMapが無かったら、方向音痴の田舎者ではどこにも辿りつけなかったでしょう。二人が持つことで、一人が乗換案内を一人がマップを見たりと、役割分担できます。東京観光のガイド本も買ってありましたが、ほとんど使いませんでした
●旅行の行程などは、一箇所のファイルにまとめて、オンラインで情報を蓄積しておける「Evernote」にアップしておきました。アカウントを共有しておくと、二人で同じメモを見たり書き込んだりできるので便利です。真っ先にチェックする場所が決まっているので混乱しません。
●TwitterやFacebookで実況しながら旅をしていると、誰かしらが相手をしてくれたりするので、移動時間なども退屈しません。役に立つ情報を教えてもらえたり、SNSを利用することで旅の楽しみ方もかなり変わると思います。
以上、私の個人的な感想でした。少しでもご参考になれば幸いです!