
古事記モチーフの楽しいおみくじ『フルコトおみくじ』
奈良きたまちで営業している、ディープな奈良好きの主(あるじ)たちが運営する雑貨店『旅とくらしの玉手箱 フルコト』さん。面白い企画を次々と実現しているお店ですが、年明けに古事記をモチーフにした「フルコトおみくじ」という新企画が登場していました。これが凝りに凝っていて、マニアックで素敵なんです!
奈良好きにはたまらないディープなお店
きたまちの一角で、ディープな奈良グッズなどを販売するショップ『旅とくらしの玉手箱 フルコト』さん。主の皆さんとはみんな顔見知りですし、ウチの奥さんが作った革製品などを販売していただいていることもあり、昨年から何度もお邪魔してきました。
単純に「奈良にまつわるグッズを販売する雑貨店」というような説明をしてしまうことが多いのですが、そんな単純なお店ではありません。他のお店とは全く方向性の違う、思わず笑ってしまうようなディープでマニアックなアイテムを集める、奈良好きな方は必見のショップさんなのです。
奈良きたまちで営業している『旅とくらしの玉手箱 フルコト』さん。ディープな奈良にまつわるグッズを扱う、とても楽しいショップさんです。ウチの奥さんが作った革グッズなども販売していただいています!
「フルコトみくじ」のアイディアがすごい!
そんなフルコトさんで、2012年の年始から「フルコトおみくじ(@200円)」というものが登場しています。その名の通りおみくじなんですが、大吉とか凶とか書いてあるワケではありません。それぞれ古事記に登場する神様があり、それとともに少しだけ運勢的なものも書いてあるのです!
私は「伊邪那岐命(いざなぎのみこと)」を引いたんですが、これだけでとっても嬉しいんですよね。神社へお詣りに行っても、おみくじなんて引いたことはない私ですが、こんなおみくじならテンションが上がります(笑)
ちなみに、「フルコトおみくじ」は年始だけで終わらせずに、しばらくは設置しておくそうです。ぜひお店に行って引いてみてください。
2012年の新春から登場した「フルコトおみくじ(@200円)」。重箱を改良した容器に、不思議な人形が乗っています。一番上の段が開いていて…
重箱の下の段におみくじが入っていますので、引いた番号のものをいただきます。私は「参」を引きましたので、参の場所から一ついただきます
それぞれが古事記に登場する神様が当てられていて、参番は国生みを行った男神「伊邪那岐命(いざなぎのみこと)」でした!神様の説明と今年の運勢、そして下にはその神様が祀られている神社まで書かれています!もちろんおみくじは持って帰れますので、自宅にありがたく飾っておきましょう!
ちょっとアップ。このおみくじの内容も、用紙も、改良した重箱も、全てフルコトのスタッフさんが作っていらっしゃるんですよ!この発想がすごいですし、それをこんな楽しいパッケージにしてしまうのもすごいと思います!
「古事記1300年」を盛り上げるお店です
ついでに、2011年末に登場していた、フルコトさんオリジナルのクリスマス包装紙の柄もご紹介しておきます。見れば見るほど、ものすごい発想力です!奈良や古代史が好きな主(あるじ)が集まって、みんなで楽しそうに企画・制作したのが伝わってくるようですね。本当に面白いことを思いつくと感心してしまいます(笑)
2012年は、古事記が編纂されてからの節目の年「古事記1300年」を迎えます。もっと古事記の楽しさを知っていただくためにも、こんなアプローチは有効だと思いますし、古事記関係のネタを探している地元マスコミの方は、ぜひ取材しておくべきですよ!
この画像は、フルコトさんのクリスマス用ラッピングペーパー。全体を見るとクリスマスっぽいのですが、どれもこれも少しずつ違っていて、奈良・古代・神話など、フルコトさんらしいアイテムが散りばめられています。この発想もすごいですね!
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■旅とくらしの玉手箱 フルコト
HP: http://www.furukoto.org/
住所: 奈良県奈良市東包永町61-2 2F
電話: 0742-26-3755
定休日: 木曜日
営業時間: 11:00 ~
駐車場: 2台分あり
アクセス: 近鉄「奈良駅」から徒歩約15分
※営業時間などは日によって変わります。必ず事前にホームページを確認してから来店するようにしてください。
※駐車場は、近隣の若草公民館近くの「山内モータープール」に2台分あるそうです
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