2010-05-07

江戸の建物で御城之口餅!『本家菊屋』@大和郡山市

江戸の建物で御城之口餅!『本家菊屋』@大和郡山市

大和郡山市にある老舗の和菓子屋『本家菊屋』さんにお邪魔してきました。名物「御城之口餅(おしろのくちもち)」が、江戸時代末期の建物でいただけます。美味しいのはもちろん、雰囲気もあっていい体験をさせていただきました!


江戸末期の建物でタイムスリップ気分

『本家菊屋』さんは、大和郡山市の市役所前にお店を構える和菓子屋さんで、創業四百有余年という老舗です。百貨店さんのインショップなど、県内に10店舗を展開されているそうです。

本家菊屋さんの御城之口餅については、以前にお土産としていただいた際に書いていますので、詳しくはそちらをご覧ください(「鶯餅」の元祖!本家菊屋『御城之口餅』@大和郡山市)。

本店は江戸時代末期に建てられたという渋い建物で、本当に雰囲気がありました。商家の建築物がほぼそのままの形で使用されており、天井や戸棚を埋め尽くした干菓子の型は圧巻!古い看板などを見るだけでもタイムスリップの気分が味わえます。

本家菊屋さんではこの建物の軒先に座って、名物「御城之口餅」がいただけるのですから、これは嬉しいですね!


本家菊屋「御城之口餅」@大和郡山市-01

大和郡山市の市役所近くにある、老舗の和菓子屋『本家菊屋』さん。創業四百有余年という歴史あるお店で、建物もこの渋さ!市役所の目の前にこんな建物があるんですから、さすが歴史の街・大和郡山ですね

本家菊屋「御城之口餅」@大和郡山市-02
本家菊屋さんの店頭の様子。建物は江戸末期のもの。戸板を手前に倒すと縁側になったり、跳ね上げ式の木戸があったりと、古い商店の姿がそのまま残されています。この軒先に座っておいしいお菓子がいただけます

本家菊屋「御城之口餅」@大和郡山市-03
店内の小上がりになった部分。歴史ある看板や干菓子を作る型などが並んでいます。重厚で素敵な雰囲気ですね

本家菊屋「御城之口餅」@大和郡山市-04
角度を変えて。手前に見えるのは茶釜でしょうか。現在も使用されているかどうかは分かりませんが、よく今まで残っていてくれたと感心してしまいます

本家菊屋「御城之口餅」@大和郡山市-05
味のある戸棚の中には、干菓子の型がいっぱい!迫力です!

本家菊屋「御城之口餅」@大和郡山市-06
天井を見上げても、これだけの型が並んでいます!ものすごい種類ですね。今も現役で使用されているのでしょうか?

本家菊屋「御城之口餅」@大和郡山市-07
渋い看板とのれん。年季の入り方が違いますね


素朴で上品。大和郡山散策の際にぜひ!

本家菊屋さんでは、最中・カステラ・羊羹など、様々な和菓子を製造・販売されていますが、やはり豊臣秀吉が名付けたという銘菓「御城之口餅(おしろのくちもち)」が有名です。



本家菊屋の名物「御城之口餅(おしろのくちもち)」は、四百年受け継がれてまいりましたシンプルでヘルシーな1口サイズの餅菓子です。

天正年間(1580年代)に豊臣秀長公が兄の豊臣秀吉公をもてなすお茶会に弊店祖菊屋治兵衛(きくやじへい)に「何か珍菓を作れ」とお命じになり、粒餡を餅で包み、黄な粉をまぶした餅菓子を献上いたしましたところ、秀吉公は大変お気に召され「鶯餅」と命名されました。一説には全国にございます鶯餅の原型とも言われております。

時が経ち、弊店がお城の大門を出て町人街の1軒目にあたりますことから、いつしか「お城の口餅」(お城の入り口で売っているお餅)と通称が付けられ今日に至ります。
「御城之口餅 由来」より引用


見た目も味わいも、まさに典型的な「鶯餅」なんですが、この御城之口餅が全国に広まった鶯餅の原型になった・・・という説もあるのだそうです。使用している素材や製法は以下の通りです。

●小豆は、国産最上級の丹波大納言の大粒のもの
●餅米は近江産
●黄な粉は厳選した青大豆
●餅米から餅をついて作る(餅粉から餅生地を作るところが多い)

1個70円の素朴な味わいのうぐいす餅で、私も大好きなんですが、こんな風情のある店舗でいただくと美味しさも倍増しますね。大和郡山を散策する際にはぜひ立ち寄ってみてください!


本家菊屋「御城之口餅」@大和郡山市-08

本家菊屋さんのショーケースの中。最中や栗まんじゅうなど、様々な和菓子を販売なさっています。ちなみに、駐車場は市役所前に6台分ありますので、そちらを利用してください。お店の前は道幅が細く、短い時間でも停車できるような場所ではありませんでした

本家菊屋「御城之口餅」@大和郡山市-09
これが本家菊屋さんの名物「御城之口餅(おしろのくちもち)」です。1口サイズのうぐいす餅で、1個70円。店頭に腰掛けていただくと、お茶もいただけます。とても素朴な味わいですが、柔らかで本当に美味しいんですよ!

本家菊屋「御城之口餅」@大和郡山市-11
御城之口餅を割ってみると、上品な甘さのあんこが。丹波大納言の大粒の小豆を使用しているそうです。きな粉もお餅も、とても丁寧に作られているのが伝わってくるようで、いくらでも食べられますね



大きな地図で見る


■株式会社 本家菊屋(本店)

HP: http://www.kikuya.co.jp/
住所: 奈良県大和郡山市柳1-11
電話: 0743-52-0035
定休日: 無休
営業時間: 8:00 - 19:30
駐車場: 6台分(市役所の南側)
アクセス: 近鉄「郡山駅」から徒歩5分、またはJR「郡山駅」から徒歩10分

※お邪魔したのは「2010年3月27日」です






 【江戸の建物で御城之口餅!『本家菊屋』@大和郡山市】へのコメント
P子  10-05-17 9:29

始めまして。横浜在住です。
昨年奈良を訪れて以来、完璧に奈良にハマってしまいました。

貴殿のHPに入り浸りの日々を送り、今年も5月の連休に再訪。
巷に溢れるガイドブックよりずーーーっと参考になっています。
こちらのお店にも行きました!
天井にびっしりと収納されたお菓子の木型には私もびっくり。
お店の方にお尋ねしたところ、今でも現役で使っているものもあるとのことで感動しました。

奈良は本当に魅力にあふれていますね。
数日間の滞在では、一つ一つのお寺をじっくり時間を掛けて味わうことがなかなかできません。
ともすると幾つかのお寺の記憶がだぶってしまったりして、とても残念です。
出来ることならゆくゆくは移り住みたいくらいです。
これからもいろいろな記事と写真を楽しみにしています。
                      

naka  10-05-18 21:04

>P子さん

コメントありがとうございます!
少しでも奈良ファンを増やすお手伝いができたようで、嬉しいです(笑)

本家菊屋さんは迫力がありますよねー。歴史ある奈良の中でも老舗といえるお店ですので、本当にいい雰囲気でした。御城之口餅も本当に美味しくて、私もますます大ファンになりました!

関東から奈良にお越しいただくと、やはりどうしても時間が足りなくて駆け足気味になってしまいますよね。私も先日、湖北の仏さま巡りに行ってきたんですが、ちゃんとメモをとってきたのに、どうしても記憶が曖昧になってしまって・・・。奈良のお寺をもっと楽しむためにも、ぜひいつの日か移住してきてください!本当に楽しいところですよ(笑)





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