2017-05-04

柿バターも!『柿の専門いしい』柿アイテム食べ比べ

柿バターも!『柿の専門いしい』柿アイテム食べ比べ

全国唯一の柿の専門店『柿の専門いしい』さん。奈良市内の直営店で、進化した干し柿や柿餡を使ったもなか、柿の旨味が絶妙なバターなど、柿製品6種類を購入し、自宅で食べ比べてみました。柿の上品な甘さを活かしたものばかりで、さすがの美味しさでした。母の日のギフトなどに最適ですので、ぜひ!


柿製品は1個単位で購入可能

日本有数の「柿」の産地である奈良県五條市。自治体が「日本一の柿のまち~五條市~」というページを作っているほどで、このエリアに行くと広大なカキの果樹園が見られます。

ここで柿を使用したさまざまな製品を作っているのが「石井物産」さんです。創業は1965年。今や全国唯一となった「柿の専門店」としてさまざまな柿の加工品を製造・販売を行っています。

日本の秋の味覚として親しまれてきた柿ですが、海外からたくさんの果物が輸入されるようになった昨今では、やや地味な存在になっていました。しかし、同社では『柿の専門』というブランドで柿製品を再構築し、ギフト用にも使えるおしゃれさ、手抜きをしない品質の良さを両立させ、全国的に注目を集めています。


柿の専門いしい 奈良三条店-01

いしいさんの商品は、やすらぎの道と三条通の交差点角にある直営店『柿の専門 三条通店』(食べログ)で購入できます。位置的には「奈良市観光センター」の向かいあたり。入り口が少しだけ奥まっているので見落とさないようにお気をつけください

柿の専門いしい 奈良三条店-02
店内の様子。白を基調としたシックな雰囲気です。高級感がありますね!

柿の専門いしい 奈良三条店-03
上品に商品が並んでいて、試食できるものもあります。パッケージなども素敵なので、ギフト用(とくに母の日用など)に最適でしょう。また、ほとんどの商品が基本的に1個単位で購入できるのも嬉しいところです。何種類か買って「柿尽くし」を味わうのもいいですね

柿の専門いしい 奈良三条店-04
5年以上寝かした、やわらかな酸味が特徴の「柿酢」(600円)など。試飲させていただきましたが、これがまろやかで美味しいんです!パッケージも素敵ですね。隣に置いてあるショップカードなどとともに、ついつい持ち帰りたくなるデザイン性ですね

柿の専門いしい 奈良三条店-05
この日、店頭で試食させていただいたりしながら、母の誕生日プレゼントを選び、自宅であれこれ食べ比べる用の計6品も購入してきました。1個ずつ購入できると、こんなことができるので楽しいですね


柿のほのかな甘味を活かして

なお、あらかじめお伝えしておきますが、私は柿が苦手です

柿が、というよりも、酸味の強い果物が好きなので、ねっとり甘い柿のような果物が昔からあまり好きではありません。皮を剥いて出されても一口くらいしか食べない……という感じだとご理解いただいた上で、以下の食後感をご覧ください。


柿の専門いしい 奈良三条店-06

『柿の専門』さんの「柿日和」(1個350円)。富有柿を厚めにスライスしてじっくりと乾燥させたものです。しっかりと乾燥されているため、賞味期限は6ヶ月と長め。しかし、食感はしっとりとしていて、甘みは自然でほのかです。上質なドライフルーツを食べている感じですね

柿の専門いしい 奈良三条店-07
こちらは「蜜珠柿」(1個300円)という商品です。特産の平種無し柿を使ったた「あんぽ柿」(渋柿をいぶしてから干したもの)になるそうです。干し柿のように表面に白い粉が吹いたりせず、見た目からもしっとり感が伝わってきます

柿の専門いしい 奈良三条店-08
蜜珠柿(みつじゅかき)を割ったところ。切り口からはじゅわっと蜜がにじみ出ています。柿らしい甘みが凝縮していて、口当たりは絶妙ですね。柿がそれほど得意ではない私は、柿がストレートに濃縮しているようで、ひと口ふた口でもう満足してしまいました。柿好きな奥さんは美味しい美味しいといいながら平らげていました!

柿の専門いしい 奈良三条店-09
こちらは「柿もなか」(1個120円)。見た目は普通の最中ですが……、

柿の専門いしい 奈良三条店-10
白餡などは使わず、柿の餡が詰まっています!そこにダイス状にカットした柿と、ほのかに柚子の風味も効かせています。最中1つで柿を約半分使用しているそうですが、ストレートに「柿!」という感じではなく、ほのかな甘味と爽やかな柚子のバランスが絶妙!柿が苦手な私もペロリと平らげました。また食べたい!

柿の専門いしい 奈良三条店-11
「郷愁の柿」(1個250円)。小さな柿は「法蓮坊柿」という品種で、原種の大きな木に実るため収穫の危険もあり、幻の柿となりつつあるとか

柿の専門いしい 奈良三条店-12
そんな法蓮坊柿に、渋皮入りの栗あんを詰めています!柿のほのかな甘さと、餡の甘みと渋みがあいまって、贅沢で上品な和菓子を味わっている満足感があります。小さめなのに1個250円というと、なかなかの高級品ですから、いいお茶と一緒に味わいたいですね

柿の専門いしい 奈良三条店-13
こちらは「柿ころも」(1個400円)。じっくりと寝かせた、やや大きめの干し柿です。表面に葛を使って仕上げてあるそうです

柿の専門いしい 奈良三条店-14
カットしてみると、中からは黄身餡が姿を表します。ここにも柚子の風味が効かせてあって、いいアクセントに。私は、柿だけだとやや物足りなかったり、逆に甘みがくどく感じられたりするのですが、柚子が香るお菓子類は食べやすくていいですね。また食べたいです!


話題の逸品!「柿バター」は絶品!

柿の専門いしい 奈良三条店-15
こちらが「柿バター」(600円)。全国の地方新聞社などが集まって、特産品などを販売する『47CLUB』で、2016年の「こんなのあるんだ!大賞」の最優秀賞を受賞した、話題の逸品です!

柿の専門いしい 奈良三条店-16
焼きたてのトーストに塗ってみたところ。コクのある国産バターに、柿のペースト、さらにダイス状の柿を加えています。ほのかな塩気と甘みのバランスが絶妙で、これは本当に美味しい!どれかの個性が突出したりせず、旨味がしっかり調和しています

柿の専門いしい 奈良三条店-17
塗ってみたところ。果肉も残るのがいいんですよね。食感もあって、味のアクセントにもなっています。トーストにたっぷりと塗って食べてみてください!また、カレーの隠し味としてひとさじくらい加えると美味しいとのこと。今度試してみます!



■柿の専門 三条通店

HP: http://a-kaki.com/hpgen/HPB/entries/57.html
Facebook: https://www.facebook.com/kakinosenmon/

住所: 奈良市上三条町27-1 村田ビル1F
電話: 0742-22-8835
定休日: 月曜
営業時間: 10:00-19:00
駐車場: なし(近隣の有料Pを利用)
アクセス: 近鉄「奈良駅」から徒歩4分。JR「奈良駅」からは徒歩8分


●【食べログ】の該当ページへ

奈良吉野いしい 奈良三条通店 - 近鉄奈良/和菓子






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