意外と美味しい小麦のお餅『総本家さなぶりや』
おふさ観音のバラまつりを見学した帰り道、門前にある『総本家さなぶりや』さんを発見。相方によると、意外と有名なお菓子ということですので、早速購入してみました。
名物「さなぶり餅」って知ってます?
おふさ観音の目の前にある『総本家さなぶりや』さん(←HPにアクセスすると、何とか音頭が大ボリュームで流れてくるので注意!)。一見したところ、どこにでもあるようなお米屋さんにしか見えません。
ところが、ここの名物「さなぶり餅」と、それを団子にして串に刺した「ふひと団子」は、奈良県主催の「奈良のうまいもの」にも選定されているそうです。最近では道の駅などでも販売を開始していて、ネット上でも「美味しい!」という感想が多かったようです。
その由来などを見てみると、「大和に古くから伝わる、全粒小麦を使用したきな粉餅。ぷつぷつとした舌触りが特徴の郷土和菓子」。つまり、一般的なもち米ではなく、小麦原料のきな粉餅のようです。コチラではさなぶり餅と呼んでいますが、一般的には「半夏生餅(はんげしょうもち)」「小麦餅」などと言われるのだとか。
一応、それなりに伝統のある食べ物のようですが、「お米屋さんが、何で小麦原料のお餅なの?」という疑問が・・・。「米屋がもち米のお菓子を作りました!」なら、まだ美味しそうに聞こえるんですが、ここだけはどーにも引っ掛かりますね。確かに、今でもチラホラと麦畑を見かけたりもしますが、そんなに小麦生産量の多いところなんでしょうか?
「おふさ観音」の門前にある『総本家さなぶりや』さん。パッと見はお米屋さんなんですが、ここで販売している「さなぶり餅」と「ふひと団子」が、名物としてずっと愛されているんだとか。正直、お店構えからはとてもそんな風には見えないんですが・・・
変わった食感で、意外と美味しい!
店頭でご主人に聞いたところ、一般的なお餅型の「さなぶり餅」と串に刺したお団子型の「ふひと団子(←ネーミングは藤原不比等から!)」、形が違うだけで味は全く同じなんだそうです。そこで今回は、食べやすそうな「ふひと団子(@300円)」を購入してきました。
ところが、見た目も何もかも、完全にきな粉が付いた普通のお団子です。何が特別なのか、ルックスからはサッパリ分かりません(笑)
ところが、いざ口に含んでみると、明らかに食感が違うんですよね。もち米原料のものよりもやや粘りが少なくて、ちょっとだけアッサリ。決して「麺」に近いと感じるわけではありませんが、それに通ずる味わいがあるかもしれません。決して、コレといった派手な特徴はありませんが、地味にジンワリと美味しい!甘すぎたりすることも無いため、いくつでもパクパクと食べられそうです。
意外な美味しさにちょっと驚かされましたが、また機会があればぜひ食べてみたいですね。お値段も手頃だし、食べる価値はあると思います!
自宅に持って帰ってきました。外見上はどこにでもある普通のお団子に見えます
「さなぶり餅もふひと団子も、材料などは全て一緒です」とのことでしたので、今回は「ふひと団子」を購入してきました。別途きな粉が入っています。ちなみに「5本入り:@300円」。意外と安い!
初めて食べたふひと団子は、かなり意外な美味しさ!もち米を使ったお餅ではなく「小麦餅」のため、食感が独特なんですよね。特に際立った特徴があるワケでもありませんが、ジンワリと美味しい。「これならまた食べたい!」と思える味でした
住所: 奈良県橿原市縄手町243番地(おふさ観音の門前)
電話: 0744-22-2243
定休日: 火曜日
営業時間: 9:00 - 17:00
駐車場: なし
アクセス: 近鉄「大和八木駅」より徒歩25分(おふさ観音の前)
※ホームページにアクセスすると、自動的に大ボリュームの音楽が再生されますので、職場からのアクセスなどの場合には、くれぐれもご注意ください!