2007-12-10

温泉マニアがニヤニヤできる、和歌山の『蔵乃湯』

蔵乃湯


和歌山方面には、意外といい温泉が多くあるようです。温泉好きな私たちは色んな入浴施設を回っているのですが、最近の和歌山帰りの定番は『蔵乃湯』さんです。

元々がコチラの人間ではなかったため、「和歌山県伊都郡かつらぎ町」という住所を聞いてもサッパリどの辺りなのか分からないんですが・・・。24号線を少しだけ入ったところにあるため、帰り道に立ち寄るのにちょうどいいんですよね。

ここは「野半の里(のはんのさと)」という名称で、地ビールを飲ませる飲食店や温泉施設などを経営しているグループです。この「野半の里」全体で見た場合には、色々と文句を言いたいこともあるのですが、お風呂はとっても楽しいんです!

“色んな種類のお風呂がある”というタイプではなく、“色んなお湯が楽しめる”という、ちょっと珍しいタイプの温泉施設で、ある意味「温泉テーマパーク」なのです!


この「蔵乃湯」の良い点は、まずは「建物」でしょう。2003年の開業と、まだ新しい施設なのですが、この建物自体は「老鶴酒造」という造り酒屋の酒蔵を移築したもの。天井が高くて、大黒柱と太い梁が交錯している様は、なかなか迫力のある絵です。お風呂に浸かりながら天井をボーッと眺めているだけで、相当にいい気分になれるんですよね。

そして、何より面白いのが「5種類の源泉がある」ということです。

豊かな温泉成分が自慢の「蔵乃湯」

野半の里での4つの源泉の温泉成分分析結果が出揃いました。海水よりも塩分濃度が高く、非火山地帯であるという点と、有名な中央構造線という巨大活断層の線上にあることから、「有馬型温泉」と考えられています。

第一・二・四源泉には温泉法で定められる成分が数多く含まれ、それぞれの基準値を大きく超えています。いずれの源泉も日本の天然温泉地での最高値に肉薄する高濃度を示し、日本でもトップクラスの源泉成分を備えた天然温泉です。

4つの源泉は「蔵乃湯」のそれぞれの浴場でお楽しみいただけます。高野山麓と紀の川に抱かれた自然の恵みに浴されて、ここ野半の里でゆったりと癒しのひとときを存分にご堪能ください。


非常に高濃度な「第一源泉」が中心ですが、これが濃度が濃すぎるため(全国で第4位だそうです!)、素直な湯質の「第四源泉」とブレンドして使っているのだとか。温泉好きな私としては、もうこんな“化学実験”みたいなフレーズを聞かされただけで楽しくって楽しくって(笑)

お風呂の数自体、大浴場と小浴場、露天風呂、釜風呂×2(サウナもありません)と、決して多いワケではないのですが、それぞれに別のお湯が使われているため、確かに肌触りなどの違いが感じられるのです。これを順番にハシゴしたり、また飲泉として飲み比べしたりしていると、時間が経つのを忘れますね。何度も何度も効能書を読み直したりするぐらいです!

さらに、今回お邪魔した時には、「第五源泉」を掘り当てた直後だったらしく、釜風呂でその源泉に入ることができました。これがまた、ものすごーーーく塩辛い泉質で、ヘタしたら海水よりもしょっぱかったです。施設内の注意書きには「体が浮くほどの濃度」というようなことが書いてありましたし、実際に顔をぬぐったらヒリヒリと染みるぐらいの濃さでした。このお湯(ぬるいままでしたが)をどうやって使っていくのかは分かりませんが、楽しみですね~。

後からホームページを見て知ったのですが、ここでは温泉掘削機「アンデス号」一式を自社で購入(!)して温泉を掘り続けているのだとか!これからも次から次へと色んなお湯が登場するのかもしれません。

�と、ここまではベタ褒めなんですが、非常に気に入らない点もあるんです。

<1>「入浴料:800円」はいくらなんでも高い!
<2>温泉のロビーには自販機ナシ。施設内の自販機ですら観光地料金(ペットボトルが200円)!
<3>食事施設も、どれもお高め。

全てお金の話なのが我ながらケチくさいですね(笑)

それにしても、どんなにいい施設だとしてもお風呂1回で800円はつらいですよね。有名温泉地のホテルで外湯を利用したぐらいの価格設定でしょう。私たちのようにたま~に行くなら我慢しますが、これでは地元の方には厳しいでしょうね。実際、月曜日の夜にお邪魔したのですが、驚くほどガラーンとしていましたから・・・。


色々と文句もありますが、わざわざ行くだけの価値がある、温泉好きにとっては楽しい施設だと思います。ウンチクを読んだり、温泉を飲んでみたりするだけで、相当に楽しいですから! ロケーションもイマイチですが、機会があったら足を伸ばしてみてください。


蔵乃湯-外観

和歌山『蔵乃湯』の外観。真っ暗で使える画像が無かったので、他は昨年行った時の画像を使っています

蔵乃湯-野半の里
蔵乃湯がある「野半の里」の施設入り口

蔵乃湯-敷地内
中は庭園風に。数件の飲食店などがあります

蔵乃湯-入り口
『蔵乃湯』の建物はコレ。夏場は向かいでソフトクリームなどを売っていました

蔵乃湯-建物内部
まだ新しい施設ですが、雰囲気はとてもいいですね

蔵乃湯-表
施設内に貼ってある「日本全国高濃度温泉十傑表」。日本全国の中で第4位だそうです!マニア心をくすぐられますね(笑)

蔵乃湯-ホームページ
蔵乃湯のホームページ。施設のイメージなどはコチラでご確認ください


拡大地図を表示

野半の里 蔵乃湯 老鶴館

住所: 和歌山県伊都郡かつらぎ町佐野702
電話: 0736-22-8160
定休日: 無休
営業時間: 10:00 - 23:00
駐車場: 163台
入湯料: 大人:800円、子供:450円




※ 2008/03/02 追記

3月に入って、和歌山方面へ出かけた帰り道に、久しぶりに蔵乃湯さんへお邪魔してきました。相変らずとてもいいお湯で満足度は高いのですが、先回行ったときにとても楽しい思いをさせてもらった「第五源泉」の釜風呂が元に戻されていて「水風呂×2」となっていました(男性用のお話です)。これはちょっと残念でしたね。

元々、それほど施設的にバラエティーが豊富というタイプのお風呂じゃありませんので、せっかくの源泉風呂が無くなってしまうとやや物足りなさを感じてしまいます。復活を希望したいですね。

また、中庭の部分では「しだれ梅」がライトアップされてとてもキレイでした。また炭火がおこしてあり暖が取れるようになっていたりと、細かいところでもなかなか楽しませてくれます。こんなホスピタリティーは大好きですので、またいつかお邪魔したいと思います!


08-03-02-蔵の湯-01

和歌山方面へ出かけた帰りに、改めて『蔵乃湯』さんへ。相変らずいいお湯でした

08-03-02-蔵の湯-02
施設内に咲いていたしだれ梅。満開の一歩手前くらいでしたが、キレイにライトアップされていてとても見事な眺めでした!

08-03-02-蔵の湯-03
3月上旬でまだ寒いため、敷地内に炭がおこしてありました。猫もヌクヌクと気持ちよさそうです。ただし、風呂上りには近づかない方が懸命です。煙の匂いが染み付いて困りましたから(笑)










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