意外と簡単!奈良県の自治体へ『ふるさと納税』してみました
指定した自治体へ寄付が行える『ふるさと納税』という制度があります。分かりやすく言うと「自己負担2,000円で返礼品がもらえて、好きな自治体への応援にもなる」というものですが、手続きが面倒くさそうな印象もあるでしょう。私もようやく初体験しましたが、簡単に申込みできました。全国の奈良ファンの皆さん、ぜひ奈良の自治体を応援してください!
地域を応援し、返礼品ももらえます
最近よく目にする「ふるさと納税」(Wikipedia)という制度。皆さん、活用していらっしゃいますか?
ごく大雑把にご説明しますと、ふるさと納税とは「地方自治体への寄付」であり、翌年の所得税・住民税が控除されることによって、実質的に「自己負担2,000円で返礼品がもらえる」というシステムです。
制度自体に問題があるといった指摘もありますが、自分の好きな自治体へふるさと納税(≒寄付)すれば、地域への応援となり、しかも素敵な返礼品ももらえるのですから、メリットも大きいでしょう。
とはいえ、「手続きが面倒くさい」「上限いくらなのか分かりづらい」など、ハードルが高いのも事実です。私もずっとほったらかしにしていましたが、今年になってようやく申し込んでみましたので、簡単にご紹介します。
寄付金の使い道も(ある程度)指定可能
ふるさと納税に関するサイトはたくさんありますが、今回は「ふるさとチョイス」さんを例に挙げてご説明します。
(※以下の画像などはすべて「ふるさとチョイス」さんのホームページから引用しています。)
こちらは「奈良県明日香村のふるさと納税で選べるお礼の品一覧」の一部です。明日香村へふるさと納税を行うと、こうしたお礼の品をいただけます。2019年12月現在で119件が登録されており、食べ物から宿泊、体験までバリエーション豊富です!
ふるさと納税のポイントは、「自分が納税したお金の使い道をある程度まで指定できる」こと。明日香村の場合は、「文化財の保存活用事業」を筆頭に、子ども子育て事業・村長におまかせ事業などから選んで寄付できます。
例えば、吉野町の使い道であれば、「吉野の桜保全コース」や「史跡宮滝遺跡の整備」などが選べるなど、支援したい内容に貢献した実感が得られるのも魅力でしょう
手続きも簡単!まずは上限金額を計算から
ふるさと納税は「実質の自己負担2,000円」で寄付できますが、収入や家族構成によって算出される上限を超えてしまうと自己負担額が増えてしまいます。まずはふるさとチョイスさんの「控除上限額かんたんシミュレーション」ページで計算してみてください。
アバウトの目安となるのがこちらの表です。家族構成や年収によって変わってきます
また、所得税・住民税の控除を受けるには手続きが必要です。
●自営業者であれば「確定申告」を。
●サラリーマンであれば「ワンストップ特例制度」を。
給与所得者の方であれば、「ワンストップ特例制度」で申請はとても簡単です。私のような自営業者であれば、確定申告の際に少しだけ手間は増えますが、それほど難しいこともないでしょう。
奈良県の市町村が用意した返礼品など
簡単に各自治体の返礼品についてご紹介しておきます。こちらは「宇陀市」のもの。地元特産の和牛のお肉がずらり。その他にもビールやお米など、魅力的なラインナップです。好きな商品を選んで手続きをするだけですから、普通のネットショッピングとあまり違いはありません
こちらは「生駒市」のもの。なかなか手に入らない幻の「レインボーラムネ」も登場していますが、申込みが殺到して早々に品切れとなってしまっています。来年に狙ってみるといいですね。また、生駒市では使い道として「殺処分ゼロを目指す 猫愛護コース」なども選べますのでぜひ!
こちらは「吉野町」のもの。地元の「柿の葉すし」はもちろん、お酒や吉野杉の製品など種類は豊富です
「桜井市」からは、名物の「三輪素麺」を筆頭に、お肉やフルーツ、宿泊券などがラインナップ。番組のファンとしては「【やまと尼寺精進日記】音羽山観音寺 ペア宿坊体験」というのも注目して欲しいです!
「曽爾村」からは、おなじみの「曽爾高原ビール」がいただけたり。レアな地酒などもあります
「三宅町」の革製品・野球グローブなどのように、地元のやや渋めの特産品を選ぶのも面白いですね。「広陵町」の靴下などもお勧めです
楽天・さとふるを利用している市町村も
2019年12月現在、奈良県の40の自治体(※奈良県を含む)のうち、27がふるさとチョイスさんと提携しており、もっとも探しやすいでしょう。「奈良県」などそれ以外の自治体は、それぞれのホームページなどから手続きを行ってください。
・ふるさと寄付金(納税)とは/奈良県公式ホームページ
・県内の市町村への寄付は/奈良県公式ホームページ
例えば、五條市は「楽天ふるさと納税」を利用していますし、大淀町では「さとふる」を利用しています。
私たちはこちらを申し込んでみました!
今回は、宇陀市へ10,000円以上の寄付でいただける「(冷凍)宇陀牛 黒毛和牛 上ホルモンセット」に申し込んでみました。寄付金の使い道は「歴史・文化の保存活用に関する事業」を選択。わずかな金額ですが、宇陀の文化財の維持管理のお役に立てれば嬉しい限りです!
そして、こちらは天理市へ8,000円以上の寄付をするといただける「福が住む里 原木しいたけ1.3kg」です(先行受付・2020年6月以降発送)。しいたけ好きとしては見逃せません!使い道としては、天理市内の古墳や遺跡の調査研究、保存などに活用してもらえる『「古墳のまち」の推進』を選びました
※ふるさと納税は、年内に手続きを行ったものが、翌年の控除対象となります。年末にかけて申込みが殺到しますのでお早めに!
■参考にさせていただきました