絶品!『岩塩で食べる新鮮ホルモン 八丁堂』@奈良市
奈良市柳町にオープンした『岩塩で食べる新鮮ホルモン 八丁堂』さん。田原本で半世紀以上続く名店の流れをくむお店です。お肉はすべてスタッフさんが最適な状態に焼き上げてくれますし、どのお肉もまったく臭みなどありません。「ホルモンはよくわからない」というホルモン初心者さんこそ行ってみてください!
半世紀続くホルモンの名店が奈良市へ
2017年で創業55年(!)になるという、田原本町のホルモンの名店『八丁堂(はっちょうどう)』さん(食べログ)。名物のお母さんが切り盛りするこじんまりとした名物店です(まだお邪魔したことはありませんが)。
その二代目となる大将は天理市でお店を構えていましたが、そこを閉め、満を持して奈良市内へ進出。2017年8月末に『岩塩で食べる新鮮ホルモン 八丁堂』さん(Facebook・Twitter)をオープンさせました!
八丁堂でホルモン堪能中。
— ビストロ中華へいぞう (@chuukaheizo) 2017年9月18日
ホルモン好きにはたまらんですwwビールをチェイサーに赤ワインを‼︎(//∇//) pic.twitter.com/T8AfBm3Dhv
このお店の情報は、奈良きたまちの愛すべき名店『ビストロ中華へいぞう』さん(食べログ)のマスターのツイートで知りました。
「メチャ美味しそう!」と思ったものの、私はホルモンの部位などの知識はほぼありません。さらに言えば、数少ない苦手な食べ物のひとつが「レバー」です。「ホルモン専門店って敷居が高くて入りづらい」というイメージもありました。
でも、とんでもない!なんの知識もなくても、それどころか「ホルモンはあまり得意じゃないかも……」と思っていた方にこそ行ってほしいお店でした!
2017年8月末にオープンした『岩塩で食べる新鮮ホルモン 八丁堂』さん。JR奈良駅から近い杉ケ町(するがまち)……の外れにある柳町の大通り沿いです。このエリアはあまり夜に通る機会がなかったのですが、新しいお店も増えてとても賑やかになってますね
真新しい看板。「岩塩で食べる新鮮ホルモン」と名乗っているように、基本的にはすべて岩塩でいただきます。こうすると美味しいホルモン本来の味わいがしっかりと感じられるのだとか
店内の様子。カウンター席のみ14席ほどです。この日はオープン直後にお邪魔したのですが、予約も入っていてすでにほぼ満席でした。事前予約しておくとベターでしょう
いいお肉をリーズナブルに!
『岩塩で食べる新鮮ホルモン 八丁堂』さんのメニューの一部です。
●前菜
「キムチ」(300円)、「ケジャン」(350円)、「生センマイ」(400円)
●ホルモン
「てっちゃん」(450円)、「ミノ」(500円)、「センマイ」(450円)、「アカセン」(500円)
●肉
「上ハラミ」(950円)、「サガリ」(800円)、「タン」(950円)、「タンシタ」(500円)、「三角バラ」(950円)
●ごはん
「白ご飯 並」(200円)、「タレかけごはん 並」(250円)など
メニュー画像はこちら。この他、日によっては美味しいレバーが入ったりしているようです。飲み物はビールに焼酎はもちろん、ワインなどもあります。意外と合うそうですよ!
壁にはお勧めメニューも。てっちゃん、タレかけごはん、アカセン、タン、三角バラ、上ハラミ、ケジャンがプッシュされていました
ワタリガニの甘辛漬け「ケジャン」も
とりあえず、まずは生ビールで乾杯です!その相棒は……、
ワタリガニの甘辛漬け「ケジャン」(350円)です。存在は知ってましたが、初めて食べました。手で持って殻をバリバリと噛み破りながら食べていきます。正直、身はそれほど多くないんですが、甘味があって美味しいんです!甘辛いタレもビールのアテに最高ですね。ちなみに、殻のやわらかい部分は鉄板で炙って食べられます!
焼いてもらえるから慣れない方も安心!
この日はあれこれといただきましたが、ホルモンに詳しくない私たちでも、まったく問題なく楽しめました。ホルモン初心者さんこと行くべきお店だと思います!
●独自ルートで厳選したホルモンを仕入れているのはもちろん、“流通過程で一度も冷凍されていない”というのが大きな特徴です。
●すべて大将(と、オーナーさん)がすべて焼いてくれます。まるで高級な鉄板焼屋さんのよう!どのくらいが食べごろなのかがわかりづらいものですが、これなら安心ですね。
●お肉を焼く際には「ジンギスカン鍋」を使用しています。一般的な使い方としては、周りに落ちた脂にお肉の旨味が染み出ているので、そこに野菜を絡めて……というイメージですが、八丁堂さんでは違います。落ちた脂とともに肉の臭みなども出しているため、脂は使いません。時おり拭き取っていました。
●お肉の種類によっては、比較的さっと火を通す「あっさり」と、じっくりと時間をかけて焼いていく「よく焼き」と、2通りの焼き方で味あわせてもらえます。同じお肉とは思えないほどの変化があって楽しい!
目の前で、新鮮なホルモンを最高の状態に焼き上げてもらえますので、ホルモン初心者でも安心です。安いホルモンを食べたときのような、あの独特の臭みが一切感じられず、どの部位も本当に美味しくいただけました!
「上ハラミ」(950円)、「ミノ」(500円)などを注文した(とメモに書いてある)はずですが、後から見直してみるとどれがどれだか……。結局、次の注文からすべて「おすすめありますか?」と大将に教えてもらう形にしました
オーダーしたお肉は、すべて大将たちが焼いてくれます。ホルモンの種類がわからなくても、これなら心配なし!それぞれのお肉を最適の焼き加減で味わえます。リーズナブルなのに高級店のようですね(笑)!
定番の「てっちゃん」(450円)や、じっくりと時間をかけて焼き上げる「アカセン」(500円)、希少な舌の付け根の部分の「タンシタ」(500円)なども。お肉が焼けていく姿を見守っているだけで、ビールが進みます!
焼きあがったてっちゃん!外側はしっかりと火が通り、脂の部分はふんわりと優しい食感です。臭みやくどさは一切感じられず、上品ともいえる脂がふわっと広がって、本当に美味しかった!岩塩を少しつけただけで食べるので、本来の旨味がよくわかりますね
こちらは「よく焼き」してもらったお肉。かなり時間をかけてしっかりと火を通してあるため、余分な脂が落ちてジャーキーのよう。お肉の旨味がぎゅぎゅっと凝縮されています。自分ではここまで焼く勇気はありません。さすがはプロですね!
これは「三角バラ」(950円)。いわゆる「特上カルビ」で、大和牛のもの。このお値段が信じられないくらいいいお肉です。こちらは岩塩ではなく、沖縄の雪塩でいただきます。とろけるほど美味しかった!
お肉とビールを楽しんだら、ご飯物も欲しくなります。イチオシという「タレかけごはん 並」(250円)をいただきました。55年継ぎ足しで使っているというタレと刻みネギ少々を白ご飯にかけたシンプルメニューですが、上品な甘味があって絶妙です。半分くらいまで食べすすめると……
今度はそこにピリ辛のジャンをかけて味替えしてくれるんですよ!1杯のご飯だけでこれだけ楽しませてくれるなんてすごいですね。感動しました(笑)
■岩塩で食べる新鮮ホルモン 八丁堂
Facebook: https://www.facebook.com/8choudou/
Twitter: @8choudou
住所: 奈良県奈良市柳町31 1F 東端
電話: 050-7582-1418
定休日: 月曜日
営業時間: 18:00~26:00(※なくなり次第、終了)
駐車場: なし
アクセス: JR奈良駅・近鉄奈良駅、ともに徒歩10分ほど。
●【食べログ】の該当ページへ
■参考にさせていただきました
八丁堂 (ハッチョウドウ) - 田原本/ホルモン [食べログ]
やまさん飲みある記 |女4人、魅惑の田原本ホルモンナイト!