旨い魚料理が味わえる名店『酒菜うおとも』＠奈良市
2022年1月末、奈良市内にオープンした『酒菜うおとも』さん。魚屋さんの直営で、海なし県・奈良とは思えないような美味しい魚料理が、比較的リーズナブルに味わえます。私たちはプレオープンの日、そしてオープン直後と、もうすでに2回来店しましたが、どちらも文句なしのお味でした！
魚屋さん直営！『魚智水産』姉妹店です
2022年1月28日、近鉄奈良駅から徒歩約4分（椿井小学校の近く）に『酒菜うおとも』さん（Twitter・Instagram・食べログ）がオープンしました。
こちらは、もちいどのセンター街の近くにある “昼は魚（とお弁当）屋、夜は海鮮居酒屋” という形で営業している『魚智水産（うおともすいさん）』さん（Twitter・Instagram）が手掛けるお店です。
お魚屋さん直営店ですから、素材の良さは抜群です。目利きの確かさと、輸送技術が発達したこともあってか、「海なし県・奈良でもここまで美味しい魚が食べられるのか！」と驚くレベルです！
＜※注意＞プレオープンの内容も含みます
なお、私たちはご縁をいただきまして、まずお店のプレオープン（テスト営業）の日にお邪魔しています。この日はいろんなお料理をいただきましたが、料金は支払っていません。
その後、オープンから数日たった2月8日に、あらためてお邪魔して、今度は客として自腹であれこれ食してきました。
プロモーション記事とはまた違いますが、こうした特殊な事情があったことをあらかじめお知らせしておきます。
また、掲載する画像もこの両日のものを使用しています。ちょっとややこしいですがご容赦ください。
近鉄奈良駅からも近い静かな立地
『酒菜うおとも』さんは、近鉄奈良駅から小西さくら通りをまっすぐ南へ、三条通を横切って椿井小学校の近くになります。青果店こにしさんと、不思議な雰囲気のバーLightさん（食べログ）の間の路地を入ってすぐです。
酒菜うおともさんの入口部分。通りから20mほど奥まっていることもあって、静かで落ち着いた雰囲気です。
エントランス部分には、大きな水槽も設置されています。端正な佇まいで、ちょっとした高級店の風情ですが、比較的リーズナブルなのでご安心を。
店内の様子（※店内写真はすべてプレオープン日のものです）。カウンター席とテーブル席、奥には広々とした座敷席などもあり、かなり広いです。
ちなみに、以前この場所は沖縄料理店（過去記事）で、店内装飾の瓦なども沖縄風でしたが、見事に和食店っぽい雰囲気になっています。プロの仕事ですね！
カウンター席の様子。目立つ位置に新鮮な魚が並び、右手の席の前にはかつて寿司屋でよく見かけた冷蔵ケースが設置してあります。目の前で握ったお寿司も提供してもらえますので、ある意味ここは特等席かも。お子さんとか喜びそうですね。
オープンケースには、新鮮なお魚がずらり。立派なサイズの氷見の寒ブリなども。ここを見ながら本日のおすすめを選んでもらったり、お魚のジャケ買い（？）してみるのも楽しそうですね！
＜プレオープン＞お造りも煮物も絶品！
ここからはプレオープン日の様子をご紹介します。
メニューもお値段が掲載されていないざっくりとしたものでした。お造り・にぎり・焼き魚・煮魚・天ぷら・唐あげ・その他・くんせいと、魚好きにはたまらないフルラインナップです！
まずはビールとお通しから。
そして「ほたるいかの酢味噌」です。私はほたるいかで有名な富山湾の近くで育っているので、これ大好物なんです。この日のものは神戸のあたりで水揚げされたものとのことでしたが、やわらかで本当に美味しかった！酢味噌もまろやかで最高でした。
続いて、きすの天ぷらなど。身はふっくらとやわらか。抹茶塩などといただきます。
あなごの天ぷらもいただきました。タルタル風のタレがついていたんですが、これが合う！驚き！
お刺身の盛り合わせ（2人前）。夫婦ともに平あじが好きなので、それを中心にとお願いしました。当たり前のことですが、すべてそこらの居酒屋さんのものとは美味しさのレベルが違います。炙った皮目の風味の良さに驚いたり、一口ごとに唸ってしまうほどでした。
後から確認したことですが、この盛り合わせでお値段は「2,800円くらい」とのことした。食後の正直な感想としては「思ったよりもだいぶ安い」ですね。
そして日本酒へ。御所市・千代酒造さんの「篠峯 純米超辛口生原酒」などをいただきました。魚にはこれでしょう！
そして、こちらはサバの煮付けの燻製です。おそらく煮付けてから燻製しているのだと思いますが、ぶわっと薫香が広がって絶妙です！魚中心の和食店ではあまり出会ったことのない逸品ですね。これでチビチビとお酒を呑んでたら、そりゃ幸せですよ！
そして、贅沢にも金目鯛の煮付けと、にぎり3品（うなぎ・やりいか・かんぱち）もいただきました。どれも間違いない美味しさですね。
プレオープンのこの日は「こんな立派な金目鯛の煮付け、おいくらするんだろう？」と話しながらいただきました。本オープン後のメニューを拝見したところ、（サイズの違いなどあるかもしれませんが）「1,000円」で提供されているそうです！その3倍くらいするかと思ってましたよ（笑）
＜本オープン後＞何度も通う価値あります
そして、こちらが魚菜うおともさんの本オープン後（2022年2月8日）のメニューです。まずは「本日のおすすめ」から。たらの白子や日生かきのあれこれ、揚げ物やお造りなど、いきなり目移りしますね。
お次は定番メニュー。お造り・にぎり・天ぷら・唐揚げ・焼き物・煮物などが並びます（くんせいなどは次ページにあります）。
一例を挙げておくと「お造り盛り合わせ」2,800円、「本鮪大トロにぎり」500円、「かんぱちにぎり」200円、「キス天ぷら」800円、「ほっけ焼き」800円などなど。
日本酒や焼酎などもいいところが揃ってます。奈良の地酒は「みむろ杉」「篠峯」の2種。和歌山の「紀土」なども美味しいですよね。
なお、この日は平日のオープン直後（17時半ごろ）に入店しました。コロナ禍でがらーんとしていないか……などと心配していたのですが、カウンターもテーブル席もほぼ埋まっていて、撮影するのがはばかられるほどでした。出だし好調のようで何よりです！
まずは、この日のお通しと「たこ唐揚げ」600円など。たこがぷりっぷりで、衣がさくっと。
「お造り盛り合わせ」2,800円 は、先日とは内容がだいぶ変わってます。
普段は安いものしか口にしていないので、正直なところ、マグロも白身魚も特に好んで食べないのですが、酒菜うおともさんのはまったく違いますね。鯛はしっかり歯ごたえがあって上品な旨味で、まぐろは生臭さもしつこい脂もなくて上質です。さすがですね！
上品といえば、この「太刀魚 和風あんかけ」500円 も。肉厚なタチウオがくるっと巻いてあって、ほんのりとした和風あんで炊いてあります。陳腐な言い方ですが “料亭の味” のようでした。
そして、先日あまりにも美味しかったので、また「ほたるいかの酢味噌」（※お値段は失念）もいただきました。スーパーで売っているようなものとはまったく違って、身がやわらかで、味も強すぎず弱すぎずいい塩梅です。次にお邪魔した時も（季節があえば）きっと注文すると思います（笑）
こちらは、焼き物から「銀だら味噌」800円 。見た目からしてお分かりかと思いますが、これがまた熱燗に合うんですよ！チビチビと呑むアテとして最高でした。
ちなみに、この日は運転手だったウチの奥さんは、白ごはんを注文して、これをおかずに味わっていました。ご飯にももちろん合います！
そしてこちらは「日生かきフライ」800円 です。ご立派サイズの牡蠣が4つもあって、しかもジューシーで美味い！それなのにわずか800円ですよ！予想を軽々と超えるサイズと美味しさで、夫婦で目を見合わせたくらいです。また食べたい！
食べて呑んで一人5千円以下でした
さらにこの日は、私がビールや日本酒2合など、奥さんが白ごはんなどいただきましたが、料金はあわせて「9,200円」でした。このレベルのお料理がいただけて一人5千円以下であれば、満足度は高いです。
リーズナブルなチェーン店などよりもやや上の価格帯ですが、こうした “ちょっといい居酒屋さん” のニーズは多いと思います。奈良の人などがよく使う、「これ、大阪で食べたらこの●倍する」という言い回しがありますが、まさにそれですね。
ここまで美味しいお魚を、このお値段でいただけるのは貴重だと思います。デートや宴会などにも十分使えるでしょう。私たちもまた必ずお邪魔します！
■酒菜うおとも
Twitter: ＠sakanauotomo
Instagram: ＠sakanauotomo
住所: 奈良県奈良市椿町45
電話: 0742-93-3531
定休日: 水曜日
営業時間: 17:00～22:00
駐車場: なし（※近隣の有料Pを利用）
アクセス: 近鉄奈良駅から徒歩約4分
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