保護猫と里親の出会いの場『保護猫カフェ DearCat』@生駒市
生駒市の『保護猫カフェ DearCat』さんは、捨てられてしまった猫などを保護し、新たな里親さんとの出会いの場を提供しています。一般的な猫カフェのスタイルで、人懐っこい猫たちと遊べるのはもちろん、認められれば飼い主にもなれます。目指すは「殺処分ゼロ」。猫を飼おうと思った方は、ペットショップではなく、まずここで猫たちと触れ合ってみてください!
猫の「殺処分ゼロ」を目指してオープン
2015年10月、生駒市西松ヶ丘にオープンした『保護猫カフェ DearCat』さん(Twitter・Facebook)。
あまり聞き慣れない「保護猫カフェ」ですが、目標は「殺処分ゼロ」です。
捨てられてしまった猫、苦情などで殺処分されそうになった猫たちを保護し、新たな里親さんとの出会いの場を提供するため、猫好きのオーナーさんが運営なさっています。
店内に入ると、雰囲気は普通の猫カフェと同じですが、そこにいる猫たちは「飼い主募集中」です。オーナーさんに認められれば、自宅へ連れて帰って一緒に暮らせる、という点が大きな違いです。
生駒市にオープンした、黒いネコの看板が目印の『保護猫カフェ DearCat』さん。1階が商業用、2階から上が住居用のビルになっています。近鉄「生駒駅」から真北へ徒歩7分ほど。駐車場は道路を挟んで向かいにあります。満車の場合は、近くのコインパーキングを使用しましょう
DearCatさんの入口に貼ってあったポスター。行政による処分数だけで「年間12.8万頭」の犬や猫が殺処分になっています。目指すは「殺処分ゼロ」。犬や猫を飼おうと思った方は、ペットショップではなく、まず犬や猫を保護している施設(保健所・シェルター・保護団体さん・保護猫カフェなど)へ行くようにしてください
店内に貼りだしてあった、保護されている猫たちの写真。ホームページの「当店の保護猫たち」のページからも見られます。年齢もさまざまな猫たちがいて、新たな飼い主との出会いを待っています
広々とした店内に猫たちがのんびり
店内の様子。広々としたスペースに、現在は十数匹の保護猫たちが暮らしていました。壁をペンキ塗りや、猫が遊べる木製のキャットウォークなどは、すべてオーナーさんが自ら行なったとか。室内のいたるところで、猫たちがゆったり寛いでいました
もう一室は、道路に大きなガラス窓で面しています。大きなケージがあり、まだ人に慣れていない猫などがひっそりと過ごしていたりします。以前の飼い主からひどい扱いを受けて人間を怖がる猫や、猫同士でうまく共存できない子もいるそうで、共同生活も大変のようです
立派なキャットタワー。板を買ってきて、すべて自作したそうです!爪とぎ用の柱も、自分で荒縄を巻いたとか。その周りには猫ちぐらがあったり、猫と遊ぶためのアイテムがあったり。みんなとても人懐っこい子ばかりでしたが、もっとチヤホヤされたい場合は「猫のおやつ」を購入するといいですね
料金は「90分-900円」(ワンドリンク付き)。30分の延長は300円、猫のおやつは200円です。猫たちの撮影は可能ですが、フラッシュは厳禁。また、人に慣れた猫ばかりではないので、原則として抱っこは禁止、噛まれたり引っかかれたりする可能性もあります。普通の猫カフェとそれほど大きく変わりません
猫たちがテーブルの上も自由に歩きまわるので、ドリンクはふたつきで用意されます
いっぱい撫でさせてもらいました!
中央のテーブルとソファー。その周りには、猫たちがのんびりと寛いでいます。私たちは猫の扱いにはまったく慣れていませんので、最初はどう接していいのかわからなかったのですが、少しずつ仲良くなれました
ちょっと警戒気味の猫たち。首輪をしている子はまだ人に慣れておらず、噛んだり引っ掻いたりする可能性があるとか。ここでは保護猫たちが最優先ですので、驚かせたりしないように注意しましょう
カメラを向けるて警戒されたり……
なでてみようと手を出して、低い声で唸られたり……(笑)
隅っこで、何でもない段差と格闘する猫をみたり……
レーザーポインターで猫たちを手玉に取ったり!
まだまだ手玉に取ったり!(みんな大好きなんですね!)
猫に囲まれるオーナーさん。さすがにお互いの信頼関係が違います。しっかりと飼い続けて心が通じ合えば、お互いが幸せにモフモフし合えるんでしょうね
とはいえ、ぎこちない接し方の私にも、猫たちはみんな撫で回させてくれました!物も言わずに(嫌がられない程度に)撫でまくります!
そうこうしていると、膝の上に猫が乗ってきてくれる僥倖も!幸せ!
撫でます
撫でて撫でまくります!
オーナーさんの活動を応援します
この日、わずか90分を過ごしただけですが、猫たちと遊べてとても楽しかったです。
保護猫の中には、ずっと野良猫でなかなか人に懐けない子がいたり、以前にいじめられてストレスを抱えた子がいたりするそうです。保護猫カフェは、そういった猫たちの社会復帰(?)の準備も兼ねているのかもしれません。
勝手なイメージですが、保護猫というと「ペットショップの猫たちよりも気が荒く、人に慣れていないのではないか」というイメージを持っていましたが、とんでもない。みんなとても好奇心旺盛で、見慣れない私たちともちゃんと遊んでくれました。
猫を飼う前にこうしてたっぷりと触れ合えるというのは、とても素晴らしいことです。そして、処分されそうになった命を救える方法があることを、より多くの方に知ってもらうことも重要です。
殺処分ゼロを目指しての地道な活動を続けていらっしゃいますので、ぜひオーナーさんも、猫たちも応援してあげてください!
■保護猫カフェ DearCat
HP: HP
Twitter: @dear_cat_cafe
Facebook: 保護猫カフェ DearCat
住所: 奈良県生駒市西松ヶ丘10-31-104 松ヶ丘コーポ1F4号
電話: 0743-89-2134
定休日: 不定休(金曜日は予約制)
営業時間: 平日 13:00-19:00、土日祝 11:00-19:00
駐車場: あり
アクセス: 近鉄「生駒駅」から徒歩7分ほど
※2016年4月から、金曜日(平日)のみ「予約制」となります
■参考にさせていただきました
Dear Cat(ディアキャット)~奈良にある猫カフェ
DearCat|生駒市|カフェ・喫茶店|デジタルぱーぷる
奈良の猫カフェ「Dear Cat」 : Magical Mystery Nara Tour
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