2014-10-10

要予約の吉野名物こばしのやき餅『こばし餅店』@吉野町

要予約の吉野名物こばしのやき餅『こばし餅店』@吉野町

地元の方たちから愛される吉野の名店『こばし餅店』さん。素朴な味わいの「こばしのやき餅」は、開店の直後に完売となってしまい、事前予約しないとなかなか手に入らないほどの人気です。念願かなって初めて口にできましたが、お餅の部分がとろけるように柔らかで、あんこは素朴で上品。いくつでも、そして毎日でも食べたくなるご馳走でした!


200年続く名店。目立たないのでご注意を!

吉野町立野にある、知る人ぞ知る名店『こばし餅店』さん(食べログ)。地元の方たちから長く愛されてきた看板商品「やき餅」は、開店の直後に完売となってしまい、なかなか口にできない逸品です。

店舗は、国道169号線に面していて、裏手の細い商店街の路地からも入れます。「桜橋北詰」交差点から400mほど東、川を挟んで吉野高校の真向かいくらいの位置になります。

古くは、この辺りに渡し場があり、対岸に人や荷物を運んでいました。船待ちや宿泊客を相手にした飲食店が何軒かあったとか。今ではこばし餅店さんが営業するのみになりました。

現在のご主人で4代目。家族経営で、200年も続いています。昔ながらの素材・製造方法・味を守り続けているため、一日に作れる数は限られおり、たいていは午前中には売切れてしまうとか。前日までに予約しておけば、取り置きしておいてもらえますので、確実に食べたい方は「要予約」です。


こばしのやき餅@こばし餅店(吉野町)-01

吉野町立野にある隠れた名店『こばし餅店』さん。国道169号線側の入口です(裏手の商店街側にも入口があります)。この日は前日に予約しておいて、午後遅目の時間に受け取りにいきましたので、すでに暖簾などもかかっていません。場所を知っていてもついつい通りすぎてしまいそうになります

こばしのやき餅@こばし餅店(吉野町)-02
ガラス窓には「本日は終了しました」の表示が。駐車場は、裏の路地側に1台分。国道側の路肩にも短時間であれば停車できるでしょう

こばしのやき餅@こばし餅店(吉野町)-03
この看板が目印です。店内は200年の歴史を感じさせる雰囲気で、釜場などもすぐ近くにあります。しかし、「店内の写真撮影はお断りします」という張り紙がありましたので、撮影はできないようになっていました。決して広いお店ではありませんので、残念ですが仕方ありませんね


上品で優しい味わいの「こばしのやき餅」

初めていただいたこばし餅店さんの「やき餅」(@1個100円)は、とても素朴で上品なお味で、本当に美味しかったです!

お餅の部分がとろけるように柔らか。普通のお餅というよりも、「求肥(ぎゅうひ)」(Wikipedia)に近いような薄さと滑らかさです。表面を軽く炙ってある部分はわずかに舌触りが変わり、風味が出ています。焼かなくても十分に成立していそうなものですが、こうすることで味に広がりが出るんですね。

あんこは、つぶあん・こしあんの2種類。どちらもとっても穏やかで、甘さも上品です。続けて食べてもまったく飽きたりせず、いくつでも食べられそうでした。

決して派手なことはありませんが、いくつでも、そして毎日でも食べたくなるお味です!


こばしのやき餅@こばし餅店(吉野町)-04

これがこばし餅店さんの「やき餅(1個100円)」です!この日は、友人に配る分も含めて、つぶあん・こしあんを各10個ずつ購入しました。まとめてパックに入れてもらいましたが、1個ずつ包み紙を巻いて個包装にもしてもらえます

こばしのやき餅@こばし餅店(吉野町)-06
やわらかなお餅の表面の一部だけを、軽く炙って焼き目をつけてあります。これがいいアクセントになっているんですね。また、もっちりとした食感が主張しすぎず、いいアシスト役に徹している印象です

こばしのやき餅@こばし餅店(吉野町)-07
割ってみたところ。向って左手がこしあん、右手がつぶあんです。あんこがたっぷり使ってありますが、穏やかな甘みであっさりしているため、決して重くありません。私は最近、甘いモノはそれほど体が受け付けなくなってきていますが、これならいくつでもいけますね

こばしのやき餅@こばし餅店(吉野町)-08
アップで。これまで、吉野の地元の方や、奈良好きな方たちから「こばしのやき餅は美味しい!」と何度も聞かされていたのですが、やっと食べられました!感激しました!


事前予約は必須。買った日に食べましょう

●前日までに予約しておきましょう。早い時間帯であれば、予約なしでも購入できる可能性はあるようですが、事前予約しておいた方がベターです。

●こばし餅店さんのやき餅の賞味期限は「その日のうちに」です。このため、地方発送などもできません。吉野で購入して早めに食べましょう。

●買ったその日、そして翌日にも食べてみましたが、さすがに当日の方が圧倒的に食感が良かったです。とはいえ、翌日のものはお餅がやや硬くなっていましたが、それほど食べづらいこともありませんでした。翌日に軽く炙ったら、さらに美味しく食べられるかもしれません!

●春(3~5月)には「よもぎ」が、夏(6~10月)には「みたらし」が購入できるそうです!


こばしのやき餅@こばし餅店(吉野町)-05

知る人ぞ知る吉野の名物ですから、ぜひお買い求めください!



■こばし餅店

HP: 参考サイト(食べログ)
住所: 奈良県吉野郡吉野町立野280
電話: 0746-32-2347
定休日: 木曜
営業時間: 8:00 - 売切れまで
駐車場: あり(1台分のみ)
アクセス: 近鉄大和上市駅より、徒歩約10分


■参考にさせていただきました

南朝の歴史とともに味わう吉野の焼き餅│出会い大和の味
大和上市・こばしのやき餅 - tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」
思唯-shiyui - こばしの焼き餅part2


●【食べログ】の該当ページへ

こばし餅店 - 吉野/和菓子 [食べログ]






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