2008-01-28

ヌルヌルなお湯がいい『お亀の湯』@曽爾高原

お亀の湯


明日香村へお寺を見に行ったついでに、ちょっと足を伸ばして曽爾村までドライブ。お目当ては、以前に一度行ってヌルヌルの温泉がとても気持ち良かった『曽爾高原温泉 お亀の湯』です!

すっかり日も落ちて、山道は真っ暗。しかも標高が高くなるに従って、雨がミゾレに変わる、ドライブには最悪のコンディションでしたが、私は北国育ちですし、スノータイヤも履いていましたので全く気になりません。

それどころか、お亀の湯の露天風呂には「笠(頭にかぶるヤツ。笠地蔵の笠ですね)」がおいてあったことを覚えてましたので、それを被りながら雪見風呂がやってみたくてワクワクしてました(笑)


ヌルヌル強めのお湯が気持ちいい!

実は、一昨年、曽爾高原名物の「ススキ」がピークの週末に立ち寄ろうと思ったことがあったのですが、その時は広い駐車場にも関わらず駐車するスペースすら見当たらず、スゴスゴと引き返してきたこともあったほどの人気施設です。お湯もいいですし、ハイキングを楽しんだ方が帰りに寄っていくには最適な温泉ですから、まぁ混雑も当然だと思いました。

ところが、この日、平日の夜7時ごろの到着でしたが、お客さんの少なさに驚かされました!私は1時間ほど入浴していましたが、男風呂の客数はわずか4名(私を含む)で、最終的には私一人になりましたからね~。冗談ヌキで、従業員の人数の方が多いほどでした(笑)

施設自体はそれほど充実しているというワケではありませんが、まだ新しいですし、気持ちよく利用できます。「主浴槽」と大きめの「パノラマ露天風呂」は半源泉・半循環。この日はそれほど塩素臭いということもなく、のんびりと浸かることができました。

露天風呂は数十人が一気に入れるほどの大きさで、こんなところを独り占めできたんですから、かなり気分が良かったですね。まだ雪が降り続いていたので、隅に置いてあった笠を被って、ゆったりと雪見風呂も楽しみました!まぁ、「すごく楽しい!」というようなもんじゃありませんが、温泉っぽい気分にはなれましたね(笑)

でも、やはりここのメインは、そこそこ大きめの「源泉風呂」でしょう。「源泉掛け流し・無加温」ということでしたので、冬の間はやや温め(体感的には39℃予想)。しかし、無味無臭のとってもヌルヌルした源泉にゆっくりと浸かれるのは嬉しいですね。お湯の良さでは、この近辺でも相当に上位に入るんじゃないでしょうか?

お湯の感じだとか、余計なものを作る代わりに、極力シンプルに、一つひとつの湯船を大きめに作ってある点など、個人的にここは特に好みですね。


お亀の湯-入口

曽爾高原温泉『お亀の湯』の入口。冬の夕方を過ぎた時間でしたので、真っ暗だし雪は降るし、大変でした。暗くてよく分かりませんが、まだ新しく、とてもキレイな建物です。「曽爾高原ファームガーデン」と同じ敷地にあります

お亀の湯-案内図
大人料金が「平日:500円・休日:700円」という設定。混雑具合を考えれば仕方ないところでしょうか

お亀の湯-お風呂入口
男女は週単位で入れ替わります。今回は男湯が「木の浴室」で、女湯が「石の浴室」。両方入りましたが、個人的には木の浴室の方が好みでした

お亀の湯-脱衣所
木の浴室の脱衣所。他のお客さんはゼロ。ネット上の一部で「掃除が行き届いてない」という厳しい評価も見たことがありますが、この日はとても清潔でした

お亀の湯-露天風呂
露天風呂の風景(もちろん他のお客さんはいませんでした)。20人以上は入れるような大きさで、普段ならゆったり入れるでしょう。ただし、洗い場が10席ほどしかないですし、混雑時はかなりシンドイかも・・・

「第2位」の高評価にも納得

また、ここの施設内には「温泉シールラリー完全制覇のみなさんより第2位に選ばれたお亀の湯です」というPOPが数ヶ所に貼ってあります。これは中部地方を中心に、奈良・京都までの温泉施設が参加しているイベントで、私もよくお邪魔している温泉がズラズラッと並んでいます(2桁以上は行ってました)。その中での高評価ですが、個人的にはその結果にも納得できますね。

ここに参加している、岐阜の白鳥町の「美人の湯 しろとり」なども、かなりヌルヌルの美人の湯系なんですが、ここにも引けをとらないようなお湯だと思います。

ただし、ここは洗い場が10ヶ所ほどしかありませんので、もっと季節のいい頃になったら大変な騒ぎでしょうね。特にススキの見頃や、トレッキングシーズンは避けた方が無難かもしれません。本当に普段は静かなところなんですが、秋になると観光バスに乗って驚くほど人が集まってきますので、じっくり温泉を楽しみたい方は他のシーズンに行ってみましょう。

さらに、大人料金が「平日:500円・休日:700円」という料金設定にも不満を感じる方もいらっしゃるかもしれません。私などは平日に動くタイプですので、「週末に高いのは当然でしょ?」と思ったりしますが、混雑するし高いし・・・ということで腹が立つ方も多いことでしょう。私が管理者だとしたら、無難に「平日:600円・休日:700円」くらいにしておきますね(笑)


お亀の湯-第2位

「温泉シールラリー完全制覇のみなさんより第2位に選ばれたお亀の湯です」の図。中部地方から関西・長野あたりまで、相当な数の施設が参加してますが、この中での2位は立派ですね。確かにいいお湯です!

お亀の湯-積雪
外へ出てみると、このくらい真っ白になってました。露天風呂で笠をかぶってのんびり雪見風呂が出来ましたので、楽しかったです!



曽爾高原温泉『お亀の湯』

住所: 奈良県宇陀郡曽爾村今井513-8
電話番号: 0745-98-2615
定休日: 水曜日(祝日の場合は営業)、年末年始
営業時間: 11:00~21:00(冬期間:11:00~20:30
駐車場: 多数あり
入浴料: 大人:平日:500円、週末・祝日:700円





※ 2008/11/23 追記

3連休のド真ん中で「無謀かな・・・」と思いながらも、室生寺へ行った帰りに『お亀の湯』へ行ってきました。

紅葉シーズンでもありましたし、混雑は覚悟していたのですが、まぁとにかくすごい人でした!入口の部分では、スタッフの方が混雑のお詫びに・・・と、次回から有効の割引き券を配っていたくらいの混雑ぶりです!

でも、ここは露天風呂がかなり広くとってあるので、お湯に浸かる隙間もないというようなことにはありませんので、その点は安心です。しかし、やはり洗い場は狭いですので、行列が出来てしまって、とても体を洗うような余裕はありませんでした。

・・・と、こうなるとマイナス評価をしたくもなりますが、それを覚悟してでも来たくなるくらい、とてもいいお湯なんですよね。とってもオススメなんですが、冬の間はくれぐれも路面状況に注意が必要です。運転に気をつけて行ってみてください。

[再訪]お亀の湯-08-11-23-1
3連休ド真ん中でしたが、久々に『お亀の湯』に行ってきました。まだ明るいうちに到着したのは初めてのことでしたので、とりあえず画像だけアップしておきます

[再訪]お亀の湯-08-11-23-2
温泉の建物。古びて見えるだけで、中も外もとてもキレイです。この日も本当にものすごい人出でした!






  • Twitterでフォローする
  • Facebookページを見る
  • Instagramを見る
  • ブログ記事の一覧を見る







メニューを表示
ページトップへ