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オオデマリとツツジが満開!『船宿寺』開山1300年記念法会@御所市

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行基菩薩が創建した古刹『船宿寺(せんしゅくじ)』開山1300年記念の花法会に参拝させていただきました。当日は快晴に恵まれ、「関西花の寺二十五カ所」第22番のお寺らしくオオデマリやツツジが境内いっぱいに咲き誇り、素晴らしい一日となりました!

 

 

開山1300年!行基菩薩の開基と伝わる古刹

御所市五百家に位置する『船宿寺(せんしゅくじ)』。葛城山系で修行した行基菩薩が、725年に山々を見上げるこの地に庵を結び、薬師如来を祀ったことが始まりと伝わる古刹です。


「関西花の寺二十五カ所」の第22番としても知られており、広い境内に咲き誇る春のオオデマリやツツジ、シャクヤクなどが有名です。

そんな船宿寺さんは、2025年で開山1300年の節目を迎え、その記念法会が例祭の花まつり(花法会)と合わせて斎行されました。

当日は関西花の寺二十五カ所のご住職がそろって来寺され、さらに稚児行列やご本尊の御開帳が行われました。晴天にも恵まれ、花々は見頃。素晴らしい一日となりました!

▲開山1300年の記念法会が執り行われた『船宿寺』さん。駐車場からの道沿いもオオデマリが満開!さすがは「関西花の寺二十五カ所」のお寺らしい華やかさでした。
▲赤く色づいたモミジとオオデマリのコントラスト。
なお、あまり他の人が写らないような写真を選んでご紹介していますが、お寺の周辺は道案内の檀家さん、稚児行列に参加するご家族連れ、お坊さんや市のスタッフの方、そして多くの参拝客で大変な人出でした。
▲山門も法要モードです。毎年この時期に「花まつり」が行われていますが、2025年はその超拡大版といったところでしょうか。
▲山門をくぐって本堂を見上げると、美しく吹き流しが風に泳いでいました。大きなオオデマリの木、その周囲にはツツジが咲き誇っていました。
▲法要の開始に先立って、関西花の寺二十五カ所のご住職が散華をまきながら本堂へ向かわれました。

ちなみに船宿寺のご住職は、私の奥さんの中学生のときの恩師だとか。この日は同級生と一緒にお参りさせていただいて、法要の直前には簡単にご挨拶もできました。
▲続いてお稚児さんたちも境内を歩きました。本堂前の広いスペースが人でいっぱいになっていました。長老からのお言葉があったり、合間には記念コンサートの演奏が行われたり。華やかな一日でした。
▲本堂に祀られた秘仏のご本尊・薬師如来坐像は、毎年5月3日のみの御開扉。この日は拝見することができました(※堂内は撮影禁止)。写真は開山1300年を期に新たに迎えられた行基菩薩像です。
お釈迦さまの誕生日をお祝いする「花まつり」でもあり、誕生仏さんへの甘茶がけできました。

※花まつりは新暦・旧暦によって、それぞれ4月8日のところと5月上旬に行うお寺さんがあります。

 

 

広い境内に花々が咲き誇ります!

▲春の船宿寺さんでは、やはり「大手鞠(オオデマリ)」が見事です。他ではなかなか見られないような大樹に育っているものもあります。

▲短い動画でもご覧ください。迫力ありますよ!

▲この日はツツジもほぼ満開でした。葛城山系の山々とのコントラストも爽やかです。
▲さらにはボタンにシャガ、(まだ早かったけど)シャクナゲなども見られました。さすがは「関西花の寺二十五カ所」のお寺さんですね!

 

船宿寺

HP【参考】第22番 船宿寺|関西花の寺二十五カ所
住所奈良県御所市五百家484
電話0745-66-0036
宗派高野山真言宗
拝観時間8:00~17:00
拝観料金400円
駐車場15台(花の季節は50台)
アクセス近鉄南大阪線「御所駅」から奈良交通バス「船路」下車、徒歩約10分

※実際にお邪魔したのは「2025年4月26日」でした。

満開のツツジと大手鞠!花のお寺『船宿寺』@御所市(2013-05-06)「関西花の寺二十五ヵ所」の札所である、御所市の花のお寺『船宿寺』に行ってきました。ゴールデンウィークは「花まつり」が開催され、つつじ・大手鞠・しゃくなげなどが美しく咲き誇ります。美しい庭園を散策すると、のんびりと幸せな気分になれました!

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