2015-06-01

迫力の鍾乳石!探検気分が味わえる『五代松鍾乳洞』@天川村

迫力の鍾乳石!探検気分が味わえる『五代松鍾乳洞』@天川村

天川村・洞川温泉エリアの『五代松鍾乳洞』。それほど規模は大きくありませんが、立派な石柱や鍾乳石が数多く観られ、天井から石槍が降り注ぐような迫力ある光景も楽しめます。古いトロッコで急斜面を登るのも楽しいです!年間通じて「10~11℃」とひんやりしているため、夏向けのアトラクションですね。ちょっとした探検気分が味わえますよ!


「夏の避暑に鍾乳洞」お勧めです!

修験道の聖地「大峯山(山上ヶ岳)」の入口として、また風情ある温泉街として栄える、天川村・洞川温泉エリア。

大峯山への登り口方面へ向かった途中に、『五代松鍾乳洞』(ごよまつしょうにゅうどう)があります。

鍾乳洞とは、石灰岩が地下水などによって侵食された洞窟で、つらら状に垂れ下がった「鍾乳石(しょうにゅうせき)」、天井から滴った水滴によってたけのこ状に成長した「石筍(せきじゅん)」などが観られます。

内部はひんやりとしていて、五代松鍾乳洞は年間通じて「10~11℃」に保たれているため、夏場に来るととても涼やか。湿度も高く、まるで低温のミストサウナにいるようで、とても心地よいのです。

奈良県内にも、一般公開されている鍾乳洞はいくつかあり、私たちは川上村『不動窟鍾乳洞』(紹介記事)などに行ったことがありました。

「夏の避暑に鍾乳洞へ」ぜひお試しください(笑)


急斜面を真っ直ぐ登る「五代松モノレール」

五代松鍾乳洞へは、「五代松モノレール」(有料)に乗って登るのがお勧めです。

わずか5分ほどの乗車時間ですが、古いトロッコが唸りをあげながら、急な斜面を真っ直ぐ登っていくのは、他ではあまり体験できないでしょう。

料金は、大人-上り300円・下り200円、小人-上り200円、下り100円。以前は無料でしたが、2011年から有料化されています。歩いても7分~10分ほどで到着しますので、上りだけ使って帰りは徒歩、というパターンもいいかもしれません。


五代松鍾乳洞@天川村洞川-01

「五代松モノレール」の乗り場。チケットは真向かいにある「ごろごろ水採水場」の敷地内の「ごろごろ茶屋」で購入します

五代松鍾乳洞@天川村洞川-02
モノレールは20分に1本くらい便があり、最終は3時50分。歩いても7~10分ほどで登れます。ただし、五代松鍾乳洞は「必ずガイドさんと一緒に入洞する」というシステムになっていて、普段は入口が施錠されています。好きなタイミングで登って好きに見学して……ということは出来ません

五代松鍾乳洞@天川村洞川-03
五代松モノレールの発車小屋内。運転手さんをふくめて、わずか5人乗りの小さなものです。主に山間部での農業や林業の関係者が使うタイプのものですね。乗車可能人数が少ないので、混雑時や大人数のときは待ち時間が発生するかもしれません

五代松鍾乳洞@天川村洞川-04
お客さんを乗せてモノレールが出発!大きなエンジン音をたてて、薄暗い林の中をゆっくりと進みます。なお、全員ヘルメットの着用が義務付けられています。モノレールでは危険なところはありませんが、鍾乳洞内では頭をゴツゴツとぶつけますので必須ですね

五代松鍾乳洞@天川村洞川-05
五代松モノレールに乗車したところ。距離にして約200m、乗車時間は5分ほど。最大斜度34.5度(!)という急斜面を、ほぼ直登します!遅さも急さも新鮮に感じられて、かなり楽しかったです。なお、帰り道はそのままバックする形で下ります(笑)


ガイドさんと一緒に入洞します

五代松鍾乳洞は、入口と出口が別になっていて、出口は数十メートル上に設けられています。「ガイドさんの後について薄暗い第一層から入り、急な石段をおそるおそる登って第二層へ到達し、たくさんの鍾乳石や石筍を観て、そのまま外へ出る」というイメージですね。


五代松鍾乳洞@天川村洞川-06

五代松鍾乳洞の入口部分。ガイドさんに鉄の扉を開けてもらって、一緒に入洞します。説明板によると、五代松鍾乳洞の名前の由来は、1933年(昭和8年)にこの鍾乳洞を発見した赤井五代松さんから。赤井さんの一族は自費で十数年かけて探洞、整備していったのだとか。「延長2千メートル以上の奥行き有する」と推測されているそうです

五代松鍾乳洞@天川村洞川-08
五代松鍾乳洞に入ってすぐ。前方に立っているのはガイド役のお母さんです。鍾乳洞の内部の気温は、年間を通じて「10~11℃」。夏は涼しく、冬は暖かく感じます。この日は気温が30度近くまで上がったため、とても快適でした

五代松鍾乳洞@天川村洞川-09
なんの画像か分かりづらいですが、この壁のような斜面を登って、その先の細い穴から先へ進みます。天井が低い部分もあって頭を何度もぶつけるため、ヘルメットは必須です。また、足元も濡れていますから、歩きやすい靴で出かけましょう

五代松鍾乳洞@天川村洞川-10
岩場に掘られた石段を登っていきます(石段の上から見下ろしたところ)。奥行きは200m以上あるそうですが、見学できるコースは比較的短めです。上下の2層に分かれているようなイメージです


大小無数の鍾乳石!美しく大迫力!

上の層は、大小様々の鍾乳石が観られて、本当に素晴らしいんです!私たちがイメージする鍾乳洞らしい姿で、観光客にイタズラされたような痕も観られません。

全体的に歩ける距離は短めで、ガイドさんと一緒なので、ちょっと気持ちが急かされる感はあります。しかし、手の届く範囲に立派な鍾乳石や石筍がいくつもありますから、それらを保護するためにも、こうした制度にする必要があったのでしょう。

鍾乳石は、20~30cmのものから、3~4mに達する巨大なものまで!最大の石柱「大黄金柱」は高さ8mにも達するとか。大迫力でした!


五代松鍾乳洞@天川村洞川-12

頭上から伸びる鍾乳石。かなり巨大なものから、今まさに誕生したばかりという小さなものまで、様々なサイズのものが手付かずで残っています。水滴に含まれる石灰が固まって成長するため、100年でわずか1cmしか成長しないのだとか。とても貴重なものなのです

五代松鍾乳洞@天川村洞川-13
立派な鍾乳石には名前が付けられているものも。奥の不思議な形のものは「藤の棚」。巨大な蜂の巣のようにも見えますね。どうやってこの形になったのか?どれだけ時間がかかったのか?不思議です!

五代松鍾乳洞@天川村洞川-14
「床の間の柱」という、まさにそれにしか見えない名前をつけられた部分。天井から下がる鍾乳石と、水滴によって下から伸びた石筍が、中間地点で結合したのでしょうか。この形とサイズになるまで、どれだけの時間がかかったことか!

五代松鍾乳洞@天川村洞川-17
「これぞ鍾乳洞」というような、天井から無数の鍾乳石が下がる光景もたくさん観られました。派手すぎない程度にいろんな色でライトアップされているので、とても美しいですね

五代松鍾乳洞@天川村洞川-19
立派な鍾乳石のすぐ真下まで行けるので、無数の石槍が天から降り注いでくるような迫力の光景に!ちなみに、私は先端恐怖症なので、じっと見ていると頭痛がしてきました(笑)

五代松鍾乳洞@天川村洞川-20
「象の鼻」と名付けられた場所。この写真で観るとそこまで似ていませんが、実際にはかなり納得のネーミングでした

五代松鍾乳洞@天川村洞川-21
悪魔的な怪しさと美しさがありますね

五代松鍾乳洞@天川村洞川-22
もっとも迫力のあった「白龍の滝」。まさに滝のよう!

五代松鍾乳洞@天川村洞川-23
無数の鍾乳石の迫力!

五代松鍾乳洞@天川村洞川-25
出口近くにある「役の行者」。ちゃんと前鬼・後鬼にあたる石筍もあって、かなりのそっくり度でした

五代松鍾乳洞@天川村洞川-26
最後に鍾乳洞内を振り返ると、かなりの高低差があることが分かります。人が見学できるように整備するのも大変だったでしょうね

五代松鍾乳洞@天川村洞川-28
入口から数十メートル高い部分にある出口から外へ。ガイドさんがしっかりと施錠していました。この日は、鍾乳洞内と外の気温差は15度ほど。夏でも涼しい洞川地区ですが、真夏の暑い時にはさらに心地よく感じられるでしょう


採水場で「ごろごろ水」も汲めます

五代松鍾乳洞の駐車場は、向かいの『ごろごろ水採水場』(紹介記事)と共通となっています。「ごろごろ水施設協力金」として500円が必要となりますが、お水をたっぷり汲むことができますので、何か容器を持って行くといいですね。

「ごろごろ水」とは、洞窟の内部で反響して「ごろごろ」と音がしていたことから、こう呼ばれています。

大峰山に湧く天然水が五代松鐘乳洞で磨かれ、長い時間をかけて磨かれた末に名水として湧き出しているのだとか。PH8.2の硬水で、環境省選定の「名水百選」、さらに国土交通省選定の「水の郷百選」にも選ばれています。


五代松鍾乳洞@天川村洞川-30

五代松モノレールの乗り場の真向かいにある『ごろごろ水採水場』。鍾乳洞への入場券などは、この敷地内にある「ごろごろ茶屋」で購入します。モノレールの建物の前の駐車場を利用した場合も、駐車料金兼ごろごろ水施設協力金として500円必要です

五代松鍾乳洞@天川村洞川-31
この日は平日でしたが、ひっきりなしに車が入ってきていました。皆さん、たくさんの空ボトルを持ってきて、大量のお水を汲んで帰ります。飲料水にはもちろん、お料理や洗顔に使ったりと、いろんな用途があるようです

五代松鍾乳洞@天川村洞川-32
パイプのコックをひねって水を出します。私たちも車に積んでおいたパックにたっぷりとごろごろ水をいただきました!そのまま飲んでもすっきりと美味しいですよ!


洞川地区の2つの鍾乳洞を比べてみると

この日、私たちは洞川エリアにある『五代松鍾乳洞』と『面不動鍾乳洞』(紹介記事)へ行きました。それぞれ特徴があって、かなり印象は違いました。

●五代松鍾乳洞 -- トロッコはワイルド。内部の気温は10~11℃。ガイドさんと一緒に入洞。距離は短め。道は険しく冒険してる感がある。鍾乳石が巨大。自然な姿がよく残っていて、鍾乳洞らしい

●面不動鍾乳洞 -- トロッコは最新式。内部の気温は約8℃。自分たちだけで自由に歩ける。距離は長め。道は歩きやすく、観光気分で行ける。鍾乳石はそれほど大きくない。歩きやすく整備されていて、ライトアップも派手

よりワイルドさを求めるのであれば『五代松鍾乳洞』がオススメです。頭をぶつけるほど狭いところもあり、巨大鍾乳石も迫力満点でした。ただ、ガイドさん(必要最低限、完結に説明してくれます)と一緒に中に入りますので、写真を撮っていたりするとお待たせしてしまう感があるのが申し訳ない気分になりました。

一方の『面不動鍾乳洞』は、鍾乳石の迫力では劣りますが、怪しいライトアップ効果もあり、秘密の地下通路を探検している気分になりますね。入った瞬間に「寒っ!」と感じられるのも、ちょっとした異世界の気分です。

どちらかお好きなタイプを選んで、鍾乳洞めぐりが楽しいと思えたら、両方を制覇してみるといいですね!



■五代松鍾乳洞(ごよまつしょうにゅうどう)

HP: 参考サイト(大峯山洞川温泉観光協会)
住所: 奈良県吉野郡天川村洞川
電話: 0747-64-0188(ごろごろ茶屋)
定休日: 水曜日(12月~翌年3月下旬までは冬季休業)
営業時間: 9:30-11:30、13:30-15:50
料金; 大人-400円、小人-200円
駐車場: 500円(ごろごろ水施設協力金)
アクセス: 洞川バス停から徒歩約25分


■参考にさせていただきました

五代松鍾乳洞 - じゃらんnet
まるでアトラクション!?スリル満点!天川村・五代松鍾乳洞と名水「ごろごろ水」 | 奈良県 | Travel.jp[たびねす]


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